冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・16
2020.06.11

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・16


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スーの村

勇者「\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ。そろそろ、スーの村
へ向かおう」
ナタリー「しかし、ミシシッピー川って支流がやたら多いのよね。どこをどう遡ればいいか、
分からないわね」
勇者「今予習したばかりだろうが」
ナタリー「予習?」
勇者「目指すは、ミズリー川の上流だよ」
ナタリー「だから、そのミズリー川はどれかって話よ。最も海よりの河口には3本の支流が流
れ込んでるわよ」
コンラト「一番右側はミシシッピー川ですね。そちらではないでしょう」
リリア 「となると、真ん中か左か?」
勇者「よし、真ん中だ!」
ナタリー「根拠は?左かもしれないじゃない」
勇者「女の子の感だよ」
ナタリー「なにそれ?それでいいの??」
勇者「いいんだよ。通ればリーチだ」
ナレ「とまあ、侃侃諤諤(かんかんがくがく)の話し合いをしているうちに、スーの村に
到着した」
勇者「どうだ。俺の言ったとおりだ」
ナタリー「どこがよ?」
リリア 「とにかく村に入りましょうよ」
村娘「ここ、スーの村、遠いとこよく来た」
勇者「よし、今回は反時計回りに情報集めしよう」
リリア 「じゃあ、右手の民家からですね」
老人「ここからちょうど東。海岸の小さな草原に町あったか?」
勇者「はいと答えるとつまらんから、いいえと答えよう」
老人「やはり、だめじゃったか……。ずいぶん前、この村の者、そこへ町作ると出かけた
ままじゃ」
コンラト「なるほど、あの町のご老人はここ出身だったのですね」
リリア 「そうみたいね。喋り方も同じだし。となるとモントリオールと呼ぶのも変ね。フラ
ンスの入植地じゃないということだから」
勇者「壺の中に、すばやさのたねを見つけたぞ!」
ナタリー「聞いてないし……」

ナレ「本日、5月27日は『ドラクエの日』です。34年前の今日、ドラゴンクエストがファミ
リーコンピュータとして発売されたのを記念した日となっております。各種アプリでは、
ログインボーナスや福引きチケットなどが配布されているようです」
勇者「おお、そうなのか?しかし、今プレイしているドラクエⅢは、ダウンロードゲーム
だから、何ももらえねえじゃんか(*'へ'*)ぷんぷん」
ナレ「などと膨れている間にも、物語は続く」

武具「ここは武器と防具の店だ。どんな用だい?」
勇者「見せてくれや」
ナタリー「あ、毒針を売っているわ。しかも、10Gって、意外と安いのね」

村男「かわきのつぼ、もともとこの村のもの。でも昔、東の海渡って来た人、持っていっ
てしまったよ」
コンラト「かわきのつぼ、なんか大切なもののようですね」
リリア 「東の海から来た人って……。ポルトガでは、そんな話は聞いてませんよね」
勇者「合衆国って、独立前はイギリスの植民地だったよな」
ナタリー「じゃあ、イギリスにそれはあるのかしらね」
コンラト「ここを出たら行ってみましょう」

馬 「私はしゃべる馬のエド。みなさんにいいことを教えましょう。もし、かわきのつぼ
を見つけたら、西の海の浅瀬の前で使うのですよ」
勇者「びっくりしたなあ。ヒヒンとか唸るのかと思ったぜ。分かった!おまえの名前は、
ミスター・エドだろ?」
ナレ「解説しましょう。ミスター・エドとは、1961年~1966年まで合衆国で放送されたド
ラマです。人語を喋る馬のエドが主人公」
勇者「解説ご苦労さん」
コンラト「かわきのつぼの使う場所が分かりましたね」
リリア 「かわきのつぼ、メモしておきますね( ..)φカキカキ」

ナタリー「井戸があったわよ。あのご老人の言ってたのは、これじゃない?」
勇者「そうみたいだな、そばに女が立っているぞ」
村娘「やまびこのふえ、どこかの塔ある聞いた」
勇者「やまびこのふえか……ドラクエⅡにもあったけど、結局使わずじまいだったな。こ
こでも使わずに終わりそうな気がする」
ナタリー「攻略本を読んでいたからじゃないの?」
勇者「それは内緒だぞ。で、『井戸の周りを調べろ』だったよな」
リリア 「あ!井戸の北側に、いかずちのつえ、が落ちてました!!」
ナタリー「これ、あたしが装備できるみたいね。貰っておくわ」
リリア 「道具として使うと、ベギラマの効果があるみたいですよ」

勇者「なんで、そんな良いものが落ちたままになってんだよ。誰も拾わないのか?」
ナタリー「魔法使いならともかく、一般人にとってはただの棒にしか見えないんじゃないかし
ら。だから誰も拾わないのよ」
コンラト「うっかり焚き火にされるとこでしたね」
勇者「さてと、井戸の中を覗いてみると……」
ナレ「ロープが垂らされており、中に降りられるようだった。そこには老人がいた」
老人「うわっ!ついに見つかってしもうたかっ!ゆ、ゆるしてくれ!かえす!ツボはかえ
すから!と思うたが、おまえさんスーの村の者じゃないようじゃな」
勇者「通りすがりの冒険者だ!」
老人「わしは、その昔エジンベアの兵士で、この村に来たんじゃが…わしだけ、乗りおく
れてしもうてのう。あれから何年たつかのう……。ツボは、仲間の兵士が、もっていって
しまったんじゃよ」
コンラト「エジンベア?エジンバラなら、スコットランドの首都ですね」
勇者「やはり、イギリスに行く必要があるようだな」
ナレ「北側の民家に入る」
老人「北の海、グリンラッド呼ばれる、氷におおわれた島ある。その島の草原、偉大なる
魔法使い住むという」
リリア 「グリーンランドですかね?今は謎ですが、メモしておきますね( ..)φカキカキ」
勇者「壺の中に小さなメダル見っけ(*^^)v」
子供「オーブのあるところ、やまびこのふえ吹く。そうすると山彦かえってくる」
コンラト「なるほど、オーブというものがあって、やまびこのふえで見つかると」
道具「ここはどうぐ屋です。どんなご用でしょう?」
勇者「見せてくれや」
ナタリー「道具屋ってどこも似たり寄ったりね。あら、きえさりそう、なんてのがあるわね」
勇者「面白そうじゃないか。300Gか、一つくれ!」
道具「きえさりそうですね。まいどありがとうございます」
牧童「これ、私の馬。とてもいい馬」
馬 「ヒヒーン!」
勇者「そうさ。馬はそう鳴くものだよ、うん」
村人「私たち、うそ、つかない」
勇者「お!言った、言ったよ。名文句!おまえ、トントという名前じゃないだろな?」
ナレ「トントとは、ローン・レンジャーの名脇役のインディアンです。『白人嘘つき。イ
ンディアン嘘つかない』で有名な人物」

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冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・15
2020.06.10

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・15


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大航海へ

ナレ「一同、船に乗り込む」
勇者「さて、船を貰ったはいいが、まずどこへ向かったらよいのやら」
コンラト「海沿いなら、どこにでも行けるようになっただけに、選択肢に困りますね」
リリア 「これまでの情報は、すべて徒歩で行ける場所ですし、その町の人々も船に乗って旅
をしたこともないのでしょう。情報が得られるわけがないのです。これからは、自分の目
で見つけていくしかないようです」
コンラト「とりあえず、西へ船出してはどうでしょうか?」
勇者「そうだな。ポルトガルから西へと言うと、大航海時代ではコロンブスの新大陸発見
だな」
ナタリー「世界地図を見ても、色塗りされていない未踏破の大陸があるわね」
勇者「いざいかん!アメリカ大陸へ!!」
ナレ「船べりに片足を乗せ、左手を腰に当て、右手を斜め上にビシッと差し上げた」
ナタリー「なにかっこつけてるのよ。ばかみたい」
ナレ「などという間にも、船は西へと進む」
リリア 「(指さしながら)ほら、陸地が見えて来ましたよ」
ナタリー「陸沿いに山脈が連なっていて上陸できないわ。北か南へ回り込むしかないわね」
勇者「そうだな……フランス人が最初に入植したセントローレンス川流域を開発して、モ
ントリオールが活動拠点となった……。ということで、もっと北の方に何かあるはずだ」
ナレ「進路を北にとり、海の魔物と戦いながらも上陸できそうな地点にたどり着いた」
勇者「おお!?例によって、2Dマップ、トップビューで分かる怪しい場所発見!!」
ナレ「勇者が指し示す場所には、森に囲まれた中に何もない地点があった」
勇者「岬の洞くつへの近道、エルフの隠れ里と同じだ。きっと何かあるぞ!」
ナレ「船を降りて、その怪しげな場所へと向かう」
勇者「おお、ここが入植地モントリオールか?」
リリア 「違いますよ」
ナレ「そこは、開拓地として入植されたばかりのようで、中央に池があり、南に建築途中
の家が1軒あるだけだった」
勇者「なんかみすぼらしい村?だな」
コンラト「南の建物に誰かいますよ」


商人の町

老人「わし、ここに町つくろう思う。町あれば、きっとみんなよろこぶ。商人いないと町
できない。レベル低くてもいい。商人ならもんくない。だれか来ないか……」
リリア 「ですってよ」
勇者「これは……商人紹介クエストと言っていいのかな?」
ナタリー「まあ、そうなんじゃない?」
コンラト「人助けすると、いいこともあるんじゃないでしょうか」
勇者「そうか……船を貰った例もあるからな。ルイーダの酒場に戻って商人を探そう」
ナレ「というわけで、酒場に戻ってきた」
勇者「ともかく、ちゃっちゃっと商人、名前はショニンでいいや。女の子で名簿登録して
から……パーティーは四人までだから……おい、ナタリーに一旦パーティーから外れても
らおうか」
ナタリー「え、あたしなの?……まあ、いいわ。たまには休憩もいいでしょう」
勇者「だからといって、酒場で男漁りするなよ」
ナタリー「だれがするか!あんたじゃないわ」
勇者「失礼な!これでも俺は、アブノーマルなんだぞ」
ナタリー「それ、意味わからないで言ってるでしょ?」
勇者「どうでもいいじゃんか……で、ショニンを仲間に入れて、さっきの町に戻ってきた
ぞお!『いってこい』ってやつだ」

老人「(途中省略)ショニン、ここ置いていく。お願い聞いてほしい」
勇者「ショニン頼む。ここに残ってくれ」
ショニン「いいわよ。もともとそのために私をパーティーに入れたんでしょ」
老人「それ、ほんと?ショニン、旅あきらめる。骨ここに埋めるかも。それでいいか?」
勇者「かまわんぞ」
老人「おお、それありがたい!わし、ショニンとふたり、町づくりはじめる!すぐ!」
ショニン「じゃあ、私はここに残るわね。私が持っていたものは、あなたのふくろにいれてお
くから」
老人「お礼にいいこと教える。この大陸のまんなかスーの村ある。井戸のまわり調べろ」
勇者「ほう……。なんかいいものがあるのかな」
コンラト「期待しましょう」

リリア 「スーの村……。次の行き場所が決まりましたね」
ショニン「今まで、ほんとに楽しかったわ。ありがとう、勇者。たまにでいいから、ここに遊
びに来てよね」
勇者「おうよ。また来るぜ」
ナレ「と、町を出たはよいが……」
リリア 「次はスーに向かいますか?」
勇者「その前に、まずはナタリーを迎えに行かなくてはな」
ナレ「アリアハンに戻って、酒場でナタリーと再会する」
ナタリー「早かったわね。用事は済んだの?」
勇者「まあな。これからも何度となく、あの町を訪問することになりそうだ」
ナタリー「それじゃ、行きましょうか」
ナレ「アメリカ大陸に戻ってきた」
勇者「ふと、思ったのだが……北アメリカの中央部のスーの村ってさあ。もしかして北米
原住民インディアンのスー族の居住区じゃないのか?」
コンラト「そうかも知れませんね」
勇者「その北米中央部に行くには、どこから上陸したらいいんだ?」
リリア 「うーん。どうやら川を遡っていくしかないようです」
勇者「川か……ミシシッピー川だな。オジブワ族インディアンの言語で『偉大な川』を意
味する。源流はミネソタ州に端を発しており、合衆国2番目に長い」
ナタリー「おお、よく調べているわね」
勇者「しかしだな。ミシシッピに流れ込む、ミズリー川の方が長さも流域も広いんだよ。
おかしくないか?」
コンラト「そうですね。モンタナ州ロッキー山脈を源流とするミズリー川が支流なんですから
ね。どちらかといえば、そちらの方が本流と言えるのでしょうか?」
リリア 「源流の定義というものを考慮しなくちゃですね」
ナタリー「何を悩んでるのよ。アメリカ史は200年たかだか、ミシシッピー川が発見されて源
流も特定されたのが早かったのよ。その後、ミズリー川が調査されて1番と分かったけ
ど、一度決めたことは変えられないのよ」
勇者「変えればいいじゃないか」
ナレ「ミシシッピー川の源流がミネソタ州で発見されたのは1832年。一方のミズリー川の
あるモンタナ州は、インディアンの住む地域だったために源流調査が出来なかった。特に
1876年に起きた、ネイティブアメリカン連合とJ・A・カスター中佐率いる第七騎兵隊と
の戦い(リトルビッグホーンの戦い【グリージーグラス川の戦い】)で敗れるなどした」
勇者「ほんとうか?」
ナレ「インディアン嘘つかない!」
勇者「ローン・レンジャーかよ」
ナタリー「まあ、なんにせよ。ミシシッピー川源流は、白人至上主義もあってミネソタ州とい
うことになってるわけね。源流問題をインディアンの地にはさせないということね」

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冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・14
2020.06.08

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人さらいのアジト

ナレ「ダーマの神殿で、セーブと休息を終える一行」
勇者「まあ、とにかく。喫緊の課題である、人さらいが潜伏していると思われる洞くつ
攻略に出かけるぞ」
コンラト「そうです!人助けは重要です。騎士として遠回しにはできません」
勇者「おまえ、騎士じゃなくて戦士だろうが。前世のことは忘れろ」
コンラト「そ、そうでした。つい、昔の気質が残っているようで……」
リリア 「いえ、十分素敵ですよ」
ナレ「ダーマの神殿を南下して、橋を渡った洞窟へとやってきた」
勇者「この洞窟にはボスキャラの人さらいがいる。気を引き締めて行こう」
三人「おー!!(手を挙げて気勢を上げる)」
勇者「リリア、マッピング頼むな」
リリア 「任せてください」
ナレ「あやしいかげ、が現れた」
勇者「いきなりかよ。しかし、あやしいかげとは何者だ?とんでも怪しいぞ」
ナレ「解説しましょう。あやしいかげは、魔物が化けていて本性を隠しています。だいた
い勇者のレベルによって、その力量が変わっていきます」
勇者「なに?つまり俺がレベルを上げれば、それに即応して魔物もより強力な奴が出てく
るのか?」
ナレ「一応ランダムですが、より強い魔物の出現率が高くなるということです」
勇者「うーむ……なんて、相談とかできるのも、ターン制バトルのお陰だな。こちらがコ
マンド入力しない限り攻撃してこない」
リリア 「たまに魔物からの先制はありますけどね」
コンラト「そろそろ戦いをはじめませんか?魔物がじれていますよ」
ナタリー「じれているのは、あんたじゃない?」
勇者「ほんじゃいきますか(戦闘開始する)」
ナレ「魔物は、リリアに向かってザキ(瞬殺呪文)を唱えた。リリアは、呪文をかわし
た」
リリア 「あ、危なかった。Σ( ̄□ ̄|||)」
勇者「いきなりザキとは、あなどれないな」
ナタリー「なにを悠長なこと言ってんのよ」
ナレ「なんとか魔物を倒して一息ついた」
リリア 「何ものだったのでしょうか?」
コンラト「ザキを使う魔物としか分かりませんね。何かドロップしたら推測も可能ですが」
勇者「ふしぎなくつ&ぼうし、を落としたら『はぐれメタル』とかか?」
ナタリー「なんでそれを、あんたが知っているのよ、まだ出会っていないのに?さては、攻略
本を隠し持っているでしょ」
勇者「こ、攻略本って……何のことを言っているのかな?」
リリア 「箪笥とか本棚を、しょっちゅう漁っていたので、攻略本を見つけたのでは?」
コンラト「いい加減にしてください。口論している場合じゃなくて、人さらいに捕われている
人を救出に来ているのですからね」
リリア 「そうでした。冒険を続けましょう」
勇者「そ、そうだな。悪かった……冒険を続けよう」
ナタリー「なんか……釈然としないけど」
ナレ「というわけで、冒険は続く」
リリア 「どうやら、ここの1階は格子状の通路になっているようです」
ナレ「南の方にある扉を開けた所に階段があった」
勇者「降りてみよう」

ナレ「地下二階に降りました」
勇者「む!まほうのカギの扉があるぞ」
リリア 「怪しいですね。その先にひとさらいはいるのでしょうか?」
ナタリー「行けば分かるわよ」
コンラト「と、開けてみたら、ごちゃごちゃと人がいます」
ナレ「二歩進むと、道を塞がれた」
勇者「二歩?普通は一歩進めばじゃないのか?」
ナレ「二歩です!」
勇者「そう、強調するなよ。一歩目で気づかれて、二歩目で道を塞いだということだな」」
賊A「なんだおめえらは?ひょっとして、オレたちの仲間になりてえのか?」
勇者「実はそうなんだよ。仲間に入れてくれ」
賊B「おかしらは、いまるすなんだ。出なおしてきな!」
リリア 「何をおっしゃってるんですか?」
勇者「いやなに、潜入捜査というものがあるだろ。仲間になった振りをしてだな」
コンラト「で、率先的に家探ししたりして、強盗の一役を担うんですね」
勇者「……(バレたか)」
ナタリー「ま、いつものことだけどね……」
勇者「しようがねえ、仲間にはならねえよ!で、いいんだろ?」
賊C「じゃ、通すわけにはいかねえな……やっちまえ!」
ナレ「カンダタ子分が4人現れた」
勇者「やっちまえ!」
ナレ「勇者とコンラッドが攻撃、リリアはルカナンで相手防御力を下げ、ナタリーはス
クルトで仲間の防御力を上げるという戦術で挑み、なんとかカンダタ子分を倒したのだ
った」
勇者「カンダタ子分ということは、人さらいの親分は……」
ナタリー「カンダタということね。前回逃がしてやったのに、恩知らずな奴ね」
勇者「さらに先に通路があるな」
ナレ「そこは牢屋であった。別々の場所に男女が入れられていた」
タニア 「たすけてください!あたしバハラタの町からさらわれたタニアです!」
ナレ「持っているカギでは開けられなかった」
クプタ「つきあたりのカベに、このとびらをあけるレバーがあるはずだ!どうかそのレバー
をっ!」
勇者「いくらくれる?」
リリア 「なにをおっしゃってるんですか?」
勇者「だって、ここまで苦労してやってきたんだ。人助けとはいえ、報酬なしでは」
ナタリー「もう、何言ってんのよ」
ナレ「ナタリーは、カベを調べて大きなレバーを見つけた。うごかしますか?」
ナタリー「ぐいっと!こうするのね」
勇者「あ、こら!」
ナレ「二人の牢の扉が開く」
クプタ「ああ、タニア!」
ナレ「再会を喜びあって、通路をクルクルと回り踊っている」
タニア 「ああ、グプタ!あたしたち、帰れるのね!」
クプタ「ああ、いこう!」
タニア 「ありがとう、勇者さん!」
勇者「ほれ、見ろ!報酬もくれずに、すたこらサッサと行ってしまったぞ」
コンラト「いいではありませんか。さあ、我々も戻りましょう」
ナレ「元来た通路を戻る一行だったが、部屋の入り口で賊達が通せんぼしており、二人も
羽交い絞めにされていた」
タニア 「きゃーっ!」
カンタタ「ふっふっふっ。オレさまが帰ってきたからには、にがしやしねえぜ!」
タニア 「たすけて!勇者さん!」
クプタ「ボクはどうなってもいい!どうかタニアを!」
勇者「やい、おまえらどこかで見た覚えのある顔だな」
ナタリー「何言ってるのよ。シャンパーニの塔で戦ったじゃない」
コンラト「見逃してやったというのに、再度罪を犯すとは許せません」
カンタタ「うん?なんだ、こんなヤツをさらってきたおぼえは……うぬぬ!だれかと思えば、
またうぬらかっ!しつこいヤツらめ。だがこんどはまけはせんぞっ!」
ナレ「カンダタ一味が現れた」

ナレ「カンダタ一味を倒した。経験値1250ポイントを獲得」
勇者「なぬ、戦闘の詳細を省略したな」
カンタタ「まいった!やっぱりあんたにゃかなわねえや……。たのむ!これっきり心をいれか
えるから、ゆるしてくれよ!な!な!」
リリア 「許しましょう。心を入れ替えて世のため人のために精進してください」
カンタタ「ありがてえ!じゃ、あんたも元気でな!あばよ!」
クプタ「あ、ありがとうございました!このごおんは一生わすれません!さあ、帰ろうタニ
ア!」
タニア 「ええ、あなた」
クプタ「どうかあとで、バハラタの町へよってくださいね。では……」
ナレ「仲睦まじく立ち去る二人」
コンラト「カンダタを逃がしても良かったのでしょうか?」
リリア 「私は僧侶です。あの方の目を見れば、改心したかどうかは分かります」
ナタリー「まあ、あんたがそういうなら、そうなんでしょうね」
勇者「……(ブスッとしている)牢屋の隅に、ラックのたねとふしぎなきのみ、を見つけ
たぞ」
ナタリー「さあ、バハラタに戻りましょう。ほれ、リレミト唱えなさい」
勇者「なんでだよ……ブツブツ。リレミト!ほんで、ルーラだ!」
ナレ「バハラタに戻ってきた」
道具「いらっしゃい。ここは、こしょうの店です。やや!あなたがたは!?ぼくです。
グプタです!助けていただいてありがとうございました。こしょうをおもとめですか?」
勇者「なんだ。ここは、おまえの店だったんだな。もちろん、くれ!助けたんだからタダ
だよな」
クプタ「では、差し上げましょう!お金などとんでもない!」
ナレ「勇者は、くろこしょうを手に入れた」
リリア 「これでポルトガの王さまの依頼を達成できますね」
クプタ「お気をつけて。ダーマの神殿は、北の山奥だそうです」
勇者「知ってるよ。順路を間違えたようだな。タニアは二階かな……」
タニア 「あっ!勇者さん!たすけていただいて本当にありがとうございました。おかげでお
じいちゃんから、お店をゆずってもらったんです!」
老人「話は聞きましたぞ。なんといってお礼をいっていいのやら…。こうして楽ができる
のもあんたらのおかげじゃ。礼をいいますぞ」
勇者「言葉じゃなくて。なにかブツをくれ!」
コンラト「それじゃあ、ポルトガの王さまにくろこしょうを渡しにいきましょう」
勇者「おい、今交渉中だぞ!」
ナタリー「いいから、いいから。どうもお邪魔しました」

ナレ「ポルトガ城に戻りました」
国王「おお、そなたはたしか東の地にこしょうを求めて旅に出た勇者じゃったな。して、
どうじゃったのじゃ?やはりだめであったろう」
勇者「ははん、これを見よ!(くろこしょうを差し出す)」
国王「な、なんと!持ち帰ったじゃとっ!?おお、これはまさしく、くろこしょう!よく
やったぞ勇者!さぞやキケンな旅であったろう!よくぞなしとげた!その勇気こそまこと
の勇者のものじゃ!やくそくどおり、そなたに船をあたえよう!おもてに出てみるがよい」
ナレ「というわけで、城の外に出てみると、運河に船が係留されていた」
コンラト「やりましたね!これで、世界中の海を航海できます」
ナタリー「はやく!はやく、乗ってみましょう」

ポチッとよろしく!

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