冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・4
2020.04.08

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・4


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シャンパーニの塔

勇者「ううむ……。シャンパーニの塔にたどり着いたはいいが、やたら塔の縁ばかりの行軍だ
な。うっかり縁から落ちそうだよ。一歩一歩十字ボタンをチョイチョイという感じで慎重にな」
ナレ「慎重に塔を攻略していく一行だったが」
ナタリー「……」
勇者「さっきから、何黙ってるんだ?」
ナタリー「だってえ……。毒針って魔物の急所を突いて一撃で倒せるはずよね」
リリア 「ええ、確かにそのはずですが。確率は低いですけど」
ナタリー「今までたくさんの魔物に毒針攻撃したけど、一度も急所を付けずにダメージ1Pだ
けなのよ。しかも、攻撃を外すこともあるし」
勇者「仕様が変わったんじゃねえのか?」
ナタリー「仕様って言わないでよ!」
勇者「おお、こわ……毒針攻撃はあきらめて、魔法に専念しろよ」
ナタリー「……」

ナレ「なんだかんだで、五階に上がりました」
勇者「おいナレーション、攻略情報を端折(はしょる)るなよ」
ナレ「この塔は、カンダタ一味を倒すことがメインですから、塔の構造は単純にできているん
です。攻略本なしでも大丈夫ですよ」
勇者「そんなこと言うのか?」
ナタリー「誰かいるわ!」
コンラト「例のカンダタの一味じゃないでしょうか」
賊A「おい!へんなやつらが来たぞっ!」
勇者「この可愛い女の子をつかまえて、へんなやつらとは失礼な!」
ナタリー「あんた、可愛いという自覚があるのね」
賊B「よしっ!おかしらに知らせにいこう!」
ナレ「賊は上の階へと逃げた」
勇者「逃がすか!追え!!」
カンタタ「よく、ここまで来られたな。ほめてやるぜ!だが、オレさまをつかまえることは、
だれにもできん。さらばだ!わっははは!」
ナレ「と、落とし穴が開いて、下に落ちる一行」
勇者「ちくしょう!もう一度上がるぞ!」
ナレ「上の階に昇るも、誰もいなかった」
リリア 「逃げたのかしら?」
コンラト「ここは、彼らのアジトです。どこかに隠れたのでしょう」
勇者「よし。下へ戻るぞ」
ナタリー「いたわ!今度は逃がさないで」
カンタタ「しつこいやつらめ!やっつけてやる!」
ナレ「カンダタ一味との戦いになった」
勇者「どいつから叩く?」
コンラト「ここは、子分の方から叩きましょう」
ナタリー「コンラッドが言うなら間違いないわね」
勇者「よし、子分からだ」
リリア 「わたしは回復役に専念します」
ナタリー「あたしはスクルト(守備力増強)かけるよ」

ナレ「戦闘がはじまる」
ナタリー「きゃああ!」
勇者「ナタリー!」
ナレ「カンダタの痛恨の一撃がナタリーを襲った。無念にも倒れるナタリー」
勇者「リリア!復活の呪文を使えないのか?」
リリア 「ごめんなさい。まだレベル不足で覚えていません」
勇者「ちきしょう!弔い合戦だ!!」
ナレ「きびしい戦いの中、ナタリーが倒れるも、カンダタ一味を倒すことに成功した」
カンタタ「まいった!きんのかんむりをかえすから、ゆるしてくれよ!な!な!」
勇者「どうしようかな……」
リリア 「許さないと言えば、逃げてまた最初から戦いになりそうです。執念深いから」
コンラト「私もそう思います」
勇者「ナタリーはどう思う?(棺桶に向かって話しかける)」
ナタリー「……(棺桶は答えない)」
リリア 「わざと言ってませんか?」
勇者「あは……。よし、許してやることにする!」
カンタタ「ありがてえ!あんたのことは、わすれないよ。じゃあな!」
ナレ「カンダタは、金の冠を置いて去っていった」
勇者「城に帰るぞ!ナタリーを生き返らせ、HP&MPを回復させて、戻って残った宝箱集め
とレベルアップだ!」
ナレ「ということで、いってこい(歌舞伎用語)で、塔に戻ってきた」
勇者「あれ、誰か人がいるぜ」
ナタリー「前からいたじゃない」
リリア 「カンダタのことで頭が一杯で、見えなかったんじゃない」
男 「あの、カンダタをたおすとは、あんたよほど有名なとうぞくなんだな」
勇者「勇者のこの俺を盗賊呼ばわりとは……」
ナタリー「こら!手を上げるな!」
リリア 「さあ、さあ、先に進みましょうよ」
ナレ「勇者をなだめながら、塔内に残された宝箱探しをはじめた」


ノアニール

勇者「シャンパーニの塔は探し終わったな。次の目的地はどこだ?」
リリア 「ノアニールの村ですね。カザフの村の北です」
勇者「よし、早速行くぞ!」
ナレ「カザーブから北へ進むと村が見えてきた」
勇者「みんな寝ているな。しかも立ったまま寝るとは、ずいぶんと器用だな」
ナタリー「カザーブの村で聞いた、エルフを怒らせたために眠らされた?」
勇者「皆寝てるから、箪笥とか探しまくっても、気づかれないな」
ナタリー「そうですわね(あきれ顔)」
リリア 「とにかく、起きている人がいないか、探してみましょう」
ナレ「村中を探し回る一行」
コンラト「いました!南西の家の前に」
老人「おお!どなたかは知りませぬが、どうかエルフたちに『ゆめみるルビー』をかえしてや
ってくだされ!」
勇者「ゆめみるルビー?夢シリーズなら、ここの作者の『妖奇退魔夜行』のタイトルの一つな
んだが……」
リリア 「宣伝するのですか?」
勇者「べつにかまわんだろう」
ナタリー「おじいさんの話は続いてるわよ」
老人「ゆめみるルビーをさがして、エルフにかえさなければ、この村にかけられた呪いがとけ
ませぬのじゃ。エルフのかくれ里は西の洞くつのそば。森の中にあるそうじゃ」
リリア 「エルフの里に、行ってみましょう」
ナレ「ということで、ノアニールを出立して西へと進む」
コンラト「洞窟が見えてきました」
ナタリー「そばにエルフの里があるということだけど……」
勇者「2Dマップ、トップピューで見れば一目瞭然だな。あそこの森の中の空き地がそうだろ
う!」
ナタリー「それは言わない!」


エルフの里

ナレ「エルフの里に入る」
エルフA「ここはエルフのかくれ里よ。あっ、人間と話しちゃいけなかったんだわ。ママにしから
れちゃう」
馬A「ヒヒーン」
老人「ノアニールの村の者が、ねむらされたのは、わしの息子のせいじゃ。あいつが、エルフ
のお姫さまとかけおちなんかしたから……。だから息子にかわって、こうしてあやまりに来て
おるのに、話さえ聞いてもらえぬ。ああ、わしはどうすればええんじゃ!」
道具「あなたがた人間には、ものは売れませんわ。おひきとりあそばせ」
勇者「なんだと!この野郎、殴られたいのか!!」
リリア 「やめて下さい!(必死で止める)」
エルフB「ひーっ、人間だわ!さらわれてしまうわ!」
勇者「ほんとにさらってしまうぞ!」
女王「あなたがた人間が、このエルフの里にいったいなんの用です?なんですって?ノアニー
ルの村の……。そう、そんなこともありましたね。その昔、わたしの娘アンは、ひとりの人間
の男を愛してしまったのです。そして、エルフの宝『ゆめみるルビー』を持って、男のところ
へいったまま帰りません」
勇者「いわゆる、駆け落ちというヤツか?」
ナタリー「あら、そんな言葉、よく知っていたわね」
勇者「バカにしているだろう?」
ナタリー「分かる?」
リリア 「あの……。女王の話が続いているんですけど……σ( ̄∇ ̄」
女王「しょせん、エルフと人間。アンはだまされたのに決まっています。たぶん、ゆめみるル
ビーもその男にうばわれ、この里へも帰れずにつらい思いをしたのでしょう。ああ、人間など
見たくもありません。立ち去りなさい」
勇者「……(我慢している様子)」
リリア 「我慢してください」
コンラト「その奪われたという、ゆめみるルビーを返してあげないと、ノアニールの村人たちを元
に戻すのは無理ということでしょう」
勇者「ちょっと待て!もしかして、ゆめみるルビーを取り戻そうと思っているのじゃないだろ
な?ノアニールの村人を助けるために?」
コンラト「困っている人を助けるのが、騎士、いや戦士の務めですから」
リリア 「とにかく、ここにいてもしようがありませんわ」
ナタリー「そうね。そのゆめみるルビーとやらを探しましょう」
コンラト「西の洞くつですね」
リリア 「はい。行きましょう」
勇者「おいこら!俺を差し置いて話を進めるな!」
馬B「ヒヒーン!ブルルルル……」
ナタリー「誰に向かって話しているのよ」
勇者「俺を無視しているからだ。馬しか話し相手がいねえじゃん」
ナタリー「で、行くの行かないの?」
勇者「どこへ?」
ナタリー「……。こいつは放っておいて、あたし達だけで行きましょう」
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11
冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・3
2020.04.08

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・3


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ロマリア地方へ

勇者「国境の長いトンネルを抜けると……」
ナレ「深い森の中だった」
リリア 「そして森を抜けると」
ナタリー「新天地の大陸が広がっていたのであった」
コンラト「何やってるんですか?」
勇者「いやなに、ちょっとリレー対話を……」
リリア 「ともかく城が見えてますね」
勇者「そうだな。キメラの翼やルーラの拠点とするために、すみやかに入城しよう」
ナタリー「確かにね……」
ナレ「城に入る一行」
兵士「ようこそ、ロマリアのお城に!」
勇者「城下町か、城に入る前に町内を反時計回りに情報集めするぞ」
町人「これはうわさですが……やがてアリアハンの勇者がやってきて、魔王を退治してく
れるそうですよ」
勇者「おうよ。期待していてくれ」
ナレ「武器屋に入る」
町人「魔王が世界をほろぼすといううわさのせいかも知れんが…昔にくらべ、ひとびとの
心もみだれたものよ。なげかわしいことだ」
ナレ「東の家に入る」
住民「なにやら世の中がぶっそうになってきているらしいねえ。ここロマリアもせいぜい
王さまにがんばっていただかねばならんのに……」
勇者「箪笥の中に皮の帽子、壺の中に小さなメダル、見っけ(*^^)v」
リリア 「あなたは泥棒ですか?」
勇者「なに言ってるの。このゲームは、壺とか箪笥とかに入ってるものは、自由に持って
いってもいいんだぞ」

ナレ「中央広場で遊ぶ子供に聞く」
子供「ねえねえ、おねえちゃんたち、アリアハンからきたんでしょ?ボク、すぐにわかっ
たよ」
勇者「おねえちゃんたち……って、女だけのパーティーって、わかるのか?」
ナタリー「女だけじゃない」
勇者「そうかあ?俺のグラフィックは、どうみても男みたいだぞ」
リリア 「それは、いわないことにしましょう」
ナレ「東の教会に入る」
町娘「この城のはるか北にカザーブの村がありますわ」
勇者「ふむ、次の目的が分かったな。お、本棚から『あたまがさえるほん』を見つけたぞ。
これを使えば知力でも上がるのかな?おい、ナタリー読んでみろ!」
ナタリー「ええ、あたしが?なんで」
リリア 「知力が上がるとしたら、魔法使いのナタリーさんが読むべきですよね」
コンラト「私もそう思います。ナタリーさんは知力を必要とする呪文が頼みですから」
ナタリー「どうなっても知らないわよ」
ナレ「ナタリーは『あたまがさえるほん』をパラパラとながめた。とても合理的なあたま
の使い方が、ナタリーのかしこさを引き出す!ナタリーはひとにきれものと呼ばれるよう
になった!」
リリア 「門前のおじいちゃんに聞いてみましょう」
老人「フューフュー。ああ、くちぶえがうまくふけん。ボビーや!どこにいったんじゃ、
ボビー!そろそろ、うちに帰るぞい!」
コンラト「その犬なら、城の外壁の隅にいましたよ」
リリア 「そろそろ城に入りましょう」

城内へ

ナレ「ロマリア城の中に入る一行」
衛兵「もしや、アリアハンからまいられたおかたでは?おお!お待ちしていました!」
勇者「まあ、王さまに会うまえに城内を見物しようぜ」
ナレ「と、城の城郭通路に出て散策をはじめてしまった」
勇者「ぐるぐると城郭を巡って、西側の階段を昇って、昇って」
コンラト「ここはどうやら西側の尖塔のようですね」
リリア 「頂上です。鉄格子があります。中の人と話せるようですよ」
囚人「うるせえなあ!オレはカンダタの仲間じゃねえって、なんといったらわかるんだ!」
勇者「何も言ってねえよ」
囚人「…あれ?お前だれ?オレはてっきりこの城の兵士がまた聞きにきたと思って…まあ、
いいや。カンダタってのは、オレなんかより、よっぽど悪人だぜ。シャンパーニって塔に
分をあつめて住んでいるから、自信があるならやっつけてやれよ」
コンラト「どうやら、シャンパーニの塔へ行くことになりそうですね」
ナレ「西側の尖塔を降りて、再び城郭通路を巡って東に向かうと、階段のそばをうろうろ
ている人がいる」
商人「北のカザーブからくる途中、魔物におそわれて荷物をみんな落としてしまいました。
なんとかロマリアに着いたものの、もう商売あがったりですよ。トホホ……」
勇者「その荷物、見つけたら何か貰えるのかな……え?荷物探しのクエストはない?残念」
ナレ「階段を昇った先は、東側の尖塔であった」
老人「わしの息子は遊び好きでな、王さまになってもそのくせがぬけん。困ったやつじゃ」
勇者「本棚から、『ずるっこのほん』を見つけたぞ」
ナタリー「おじいさんの話聞かないで、本探しばかりしないでよ」
勇者「え?何か言ったか?」
リリア 「聞いてないですね。降りましょう」
ナレ「城郭通路を南下する」
コンラト「ここは兵士の待機所のようですね」
兵士「ふーむ。このあたりは、とくに魔物がふえているようだな」
勇者「それは知っているさ」
兵士「東にはおそろしい怪物が……。まず北に旅立ち、腕ためしするがよかろう」
コンラト「なるほど、まだ東には行くな!ということですね」
リリア 「北にあるというカザーブに向かうことになりますね」

勇者「だいたい情報は集まったな。王さまに会うとするか」
詩人「私は、かぜのささやきを聞きました。あなたも聞きますか?」
勇者「吟遊詩人か、聞かせてみろ」
詩人「カザーブの村のはるか西にシャンパーニの塔がそびえているよ、そびえているよ…」
リリア 「西の塔の囚人が言っていた、にシャンパーニの塔が西にあるということですね」
侍従「どうかわが王のたのみを聞きとどけてくだされ!」
王妃「アリアハンは美しいところと聞きます。きっとひとびとの心も美しいのでしょうね」
国王「よくぞきた!勇者オルテガのうわさは、われらも聞きおよんでおるぞよ。勇者が次
のレベル……。ではたのみがある!」
勇者「なんだよ」
国王「カンダタという者が、この城からきんのかんむりをうばって逃げたのじゃ。もし、
それを取り戻せたなら、そなたを勇者と認めよう!さあ、ゆけ!勇者よ」
勇者「認めようが認めまいが、俺は勇者だけどな」

カザーブの村

コンラト「まずは、カザーブの村へ行きましょう」

村娘「ここはカザーブ。山に囲まれた小さな村です」
勇者「ここは時計回りに情報集めだな」
ナタリー「時計回りとか反時計とか、どういう基準で決めてるの?」
勇者「気分だ!」
ナタリー「あ、そ……」
勇者「教会には何もなかったな。しかし、右に行けるぞ」
リリア 「墓地ですね。誰かいます」
剣士「ここには、偉大な武闘家が眠っている。彼は素手でクマをも倒したという。できる
ならあやかりたいものだな」
町娘「この村より北にいくとノアニール。西に行けばシャンパーニの塔があります」
ナタリー「聞いた?シャンパーニの塔ですって」
勇者「いずれ行くことになるだろう。今は情報集めだ」
コンラト「この家は、どうやら酒場のようですね」
店主「ここは村の酒場。ゆっくりしていってください」
町男「どこかに、ねむりの村があるなんて、信じられないよ。ねえ、旅のひと」
勇者「知るかよ!」
町娘「だからね、その村はエルフをおこらせたために、村じゅう眠らされたわけ!」
ナレ「酒場を出ようとした時……」
勇者「ちょっと待て!」
ナタリー「なあに?」
勇者「見ろ!酒場の北側に階段が見えるだろう」
コンラト「ああ、見えますね」
リリア 「隠し通路とかがありそうですね」
勇者「壁を調べろ!」
ナレ「一行が酒場の壁を調べたが、何もなかった」
勇者「ということは外だ!外壁を調べろ」
ナタリー「あった!裏階段」
コンラト「酒場の二階のようです」
子供「パパとママなら、夜になれば帰ってくるよ」
勇者「よし、夜になったらまた来よう。その前に……」
コンラト「また、家探しですか?」
勇者「けがわのフード、いのちのきのみ、見っけ(*^^)v」
ナタリー「いい加減にしたら?」
勇者「何をいうか!ドラクエでは探して見つけた者、早い者勝ちなんだから。さあ、次の
場所へGO!だ」
ナレ「道具屋の裏部屋に入る」」
勇者「ステテコパンツかよ。こりゃ、トルネコの愛用だよな。男性専用だから売るしかな
い。店内は……宝箱があるけど、店主が邪魔だな。夜になって眠ったらチャンスだ!」
ナタリー「中央の池の中の小島に誰かいるわよ」
老人「ちからのない魔法使いでも、どくばりで急所をつけば、怪物をしとめられるという。
昔はこの村の道具屋でも売っていたぞ」
リリア 「毒針?魔法使いとなれば、ナタリーさんが適格ですね」
勇者「道具屋かあ……。あの宝箱に入っているかもな」
リリア 「この町の情報は全部集まりました」
勇者「夜になるまで、外で時間潰ししよう」
コンラト「時間潰しと言っても、魔物との戦いですけどね」
ナレ「こうして夜になるまで町の外で、魔物との戦いに勤しむであった」
勇者「よし、夜になったぞ。町に戻って、夜這いを掛けるぞ」
リリア 「夜這い?ちょっと意味が違うようですが……」
勇者「気にするな。お、墓場に骸骨が蠢(うごめ)いているぞ。行ってみよう」
ナタリー「いやだ……」
骸骨「わたしは、偉大な武闘家。うわさでは、素手でクマを倒したことになっておる。し
かしてつのつめを使っていたのだよ。わっはっは」
勇者「ふむ、何かくれるかと思ったのだが……。お、右の墓のそばに、ちいさなメダル見
つけだぞ(*^^)v」
ナレ「つづいて、酒場の二階を訪れる」
店主「うわさでは、ノアニールの西の森の中に、エルフたちがかくれ住んでいるそうです
よ」
主婦「おやめくださいませ!主人がみていますわ!あら、いやだ。ねぼけちゃったみたい
……」
勇者「夢を見ていたのか……。16歳の女の子が夜這いかけられるわけないからな」
ナタリー「あんたなら、やりそうだわ」
勇者「俺がレズビアンとでも言うのか?」
ナタリー「冗談ドラゴンクエストIを読んだら?」
勇者「……読んだぞ。あの勇者は俺じゃないし」
ナタリー「そうかしら。男で2回、女レズで1回、合わせて30000G、キッチリ耳を揃えて支
払ってもらおうか」
勇者「た、たんま!それって異世界の勇者だろう?俺には関係ねえよ。な、な?」
ナタリー「じーー(勇者の顔を凝視する)ま、いいわ。そういうことにしてあげるわ」
勇者「(ほっと胸を撫で下ろして)つ、次だ。道具屋に行くぞ!」
リリア 「毒針があったらいいわね」
ナタリー「あなたまで、それを言うの?」
リリア 「じょ、冗談よ」
ナレ「道具屋に入りました」
店主「ぐうぐう……」
勇者「寝ているな。よしよしヾ(・ω・`)忍び足でいくぞ」
ナレ「勇者は、宝箱からこんぼうとどくばりを見つけた」
ナタリー「やったあ!どくばりだわ」
勇者「なに喜んでんだよ。やっぱり欲しかったんだ」
ナタリー「ち、違うわよ。ふん」
勇者「ま、いいか。とりあえず、この町周辺でレベルアップしよう」
コンラト「そうですね。全然、歯が立たない魔物のグループも出ますし」
ナレ「カザーブの村の近辺でレベルアップに励む一行」
勇者「ち、ちき、しょう……キラービーのま、ひ攻撃、うけち、まった、ぜ……」
リリア 「まんげつそうで治療しましょう」
勇者「ま、待て。む、らに、入れ。ある、き回れ、ば、治る」
コンラト「判りました。すぐに村に入りましょう」
ナレ「村に入り、しばらく歩き回って麻痺を回復させることにした」
勇者「よし!治ったぞ」
ナタリー「村が近かったから良かったもののケチねぇ…(^^;」

勇者「こういうこともあろうかと、すぐ避難できるように町のすぐそばをクルクル回って
いたのだよ」
リリア 「良かったですね。わたしが、麻痺回復呪文(キアリク)を覚えればいいのですが…」
ナタリー「これからは、麻痺回復のまんげつそう、持っていく必要ありね」
勇者「それにしても……SFC版とGB版には、この辺りに第一すごろく場があるはずな
んだがなあ('ω')」
三人「……(無視)」
コンラト「そろそろ、次の目的地に行きませんか?」
ナタリー「そうね、レベルアップもある程度進んだし」
リリア 「ロマリアの王さまの依頼である、きんのかんむりの奪還ですね。城の牢獄に入れられて
いた囚人が、カンダタがシャンパーニの塔にいると言ってました。ここから西へ向かったとこ
ろにあります」
勇者「シャンパーニの塔か……誰か、ダンジョン脱出呪文(リレミト)覚えているか?」
ナタリー「コンラッドは論外だし、あたしがレベルアップすれば……だけどね」
勇者「だと辛い行軍になるな、帰るか……」
ナタリー「あんたねえ!なんのために冒険はじめたのよ(と、勇者の耳を引っ張って)はいはい、行
くわよ」
勇者「痛い、痛い。なんか……。この情景、どこかで体験したような……」
ナタリー「Iを読み返しなさい」
ナレ「というわけで、次なる目的地であるシャンパーニの塔へと出発したのであった」
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銀河戦記/機動戦艦ミネルバ 第七章 宇宙へ Ⅱ
2020.04.05


 機動戦艦ミネルバ/第七章 宇宙へ


II


 総督軍中央情報局。
「トランターに接近する艦隊があります」
「なに?どこの艦隊だ」
「総督軍ではありません。おそらく反乱軍かと思われます」
「接近艦隊の数、およそ七万隻。現在L5ラグランジュ点を通過中です」
「一個艦隊か。ワープゲートなしでここまで来るには、補給艦を連れてきているな。実質
戦艦五万隻というところだな」
「いかが致しますか?」
「無論迎撃に出る。留守を預かっている者として、猫の子一匹通したとあっちゃ責任問題
になる」
「猫……ですか」
「たとえだよ。行くぞ」
 と、防衛艦隊帰艦バトラスの駐留している宇宙港へと向かう司令官だった。
「トランターが空になりますが、よろしいのですか?」
「近づいているのは、ランドールの所の艦隊である可能性大だ。だとしたら、敵艦隊の数
倍以上の数で対処しなければ勝てない。これまでの経験からな」
「なるほど……」
「迎撃は、持てる兵力のすべてを出して当たるのがセオリーだ」
 首都星の防衛の役目を担っていた駐留艦隊が、接近する艦隊への迎撃のために、トラン
ターを出航した。

 その頃、リンゼー少佐の元へ、ミネルバが宇宙に上がったとの情報が寄せられた。
「ミネルバが宇宙へ飛んだだと?大気圏専用の空中戦艦じゃなかったのか……」
「詳しい仕様は、技術部でも解読できなかったということでしょう」
「共和国同盟の艦艇だろ、そこの技術部の誰も知らなかったのか?」
「はあ、何せミネルバ級はケースン研究所のとある人物が、艦体も運用システムもたった
一人で設計したらしいので、詳細仕様は彼の頭の中ということです」
「とある人物ってなんだよ」
「極秘情報で、名前も顔も誰も知らないそうです。誘拐や暗殺のターゲットにされないよ
うにでしょうね」
「とにかくだ!我々も宇宙へ上がるぞ!」
「宇宙ステーションに上がる連絡艇しかありませんが」
「ったく、主力の艦隊は銀河帝国遠征に出撃しているし、防御艦隊は敵艦隊接近の報を受
けて、迎撃にでている。首都防衛はガラ空じゃないか。そんな時に、ミネルバが宇宙に上
がるとは」
「何か関連がありそうですね」
「大有りだろうよ。もしかしたら陽動に掛かったのかもな」
「陽動ですか、ミネルバが?」
「いや、接近しているという敵艦隊の方だよ」
「敵艦隊が陽動?」

「運よく補修に出ていた戦艦プルートが残っていました」
「よし、艦長に会おう」
 早速乗艦許可を貰ってプルートの艦橋に上がって艦長と面会するリンゼー少佐。
「艦長のマーカス・ハルバート少佐です」
「ミネルバ討伐隊のゼナフィス・リンゼー少佐です」
「で、ご用命はいかに?」
「追っているミネルバが、この宇宙へ出てきました。そこで貴官の戦艦をお借りたい」
「パルチザンの旗艦であるミネルバを討つのは総督軍の使命。となれば従うしかないです
ね。よろしい、このプルートをお貸ししましょう」
「ありがたい」
 快く戦艦の指揮を譲ったハルバート少佐は、
「ミネルバを追いましょう」
 と言った後、
「艦長をリンゼー少佐に交代する」
 艦橋要員に伝達した。
 艦長席に座るリンゼー少佐、その両脇に立つ正副艦長。リンゼーの副官は、さらに後方
の位置に控えて立っていた。
「これよりミネルバの後を追う。機関始動、微速前進」
「機関始動」
「微速前進」
 ゆっくりと宇宙ステーションを出てゆくプルート。
「L4ラグランジュのワープゲートへ向かえ」
「進路ワープゲート」
 副官が復唱する。
「なぜワープゲートですか?」
 ハルバート少佐が尋ねる。
「ミネルバの航行システムは、磁力線に浮かぶように進む船のようなものです。つまり航
行できるのは、磁力密度の高い大気圏内と惑星周辺のみで、外宇宙には出られないのです。
惑星周辺で重要施設となれば……」
「ワープゲートということですね」
「現在、反乱軍接近との情報から防衛艦隊は迎撃に出て、ワープゲートは無防備です」
「急ぎましょう。全速前進でワープゲートへ向かえ!」
ポチッとよろしく!

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