引っ越しの予定(追記有)
2020.03.30
現在住んでいるアパートが来春3月を持って取り壊し・建て替えのために、更新停止で引っ越しせざるを得ないことになりました。
いきなりの通知で戸惑っているのですが……。
これから新居探し、断捨離・荷物梱包など引っ越しの準備となるので、キラポチ返しも滞ると思います。
現在の住まいは、駅・スーパー・市役所出張所へ10分以内圏内で、とても便利な環境なので名残惜しいです。
地元不動産を当たって、近場で良い物件がないか探そうと思います。
まだ6カ月あるというか、たった6カ月しかないというか……。
たぶんあっという間に6カ月経ってしまうのでしょう。

というわけで、引っ越し予定のお知らせまで。

追記 9/7
ともかく午前中に、断捨離と荷造りを始めて。
午後から、新居探しで不動産屋周りしようと思います。
2020.03.30 18:01 | 固定リンク | 雑記帳 | コメント (0)
銀河戦記/機動戦艦ミネルバ 第四章 新型モビルスーツを奪還せよ XVⅢ
2019.09.15


 機動戦艦ミネルバ/第四章 新型モビルスーツを奪回せよ


                XVⅢ

「高速推進音接近! 魚雷です」
 聴音機(パッシブソナー)に耳を傾けていたソナー手が報告する。
「急速浮上! デコイ発射」
 魚雷が急速接近してくる。SWSは急速浮上してこれを交わしながら、デコイ
(囮魚雷)で魚雷の目標を反らしてしまおうというのだ。
「アクティブ・ソナー音が強くなってきます。敵艦接近中」
 超音波を出して、その反響音から敵艦の位置を探るのがアクティブソナーである。
敵艦を補足して、頭上から爆雷を投下するのが、攻撃の手順である。
 敵艦を探知するには確実であるが、逆に言えば音源を発していることから逆探知
されることを意味して、隠密を前提とする潜水艦側から使用することはまれである。
「爆雷です!」
 イヤフォンを急いで外しながら、再び叫ぶソナー手。
「取り舵十度! 深度百メートル」
 逃げ回るしかなかった。
 水上艦対潜水艦の一対一の戦闘の場合、圧倒的に水上艦の方が優位だとされてい
る。艦の速度差、探知装置の充実性、攻撃力の相違など、水中にある潜水艦は劣勢
に立たされる。よって水上艦と接触したら逃げ回るしかないのが現状である。
 最上の方策が、敵の攻撃や探知の届かない深深度潜航で逃げるのが一番である。
 しかしこの艦長は、反撃を企んでいるのか、浅い水域を逃げ回っていた。
 一回目の爆雷攻撃を終えた水上艦は一旦離れていった。が、やがて引き返してき
て攻撃を再開するだろう。
「もう一度魚雷がくるはずだ。それを交わして次の爆雷攻撃の直後に、潜望鏡深度
に急速浮上して、魚雷攻撃を敢行する。狙いはつけられないが、必ず当てられるは
ずだ」
 予想通りに魚雷が襲い掛かってくる。
「アンチ魚雷発射! 五十まで浮上」
 迫り来る魚雷を直接破壊する迎撃魚雷である。
 難なく魚雷を交わして、次の攻撃を待つ。
「さて、次にくる爆雷攻撃の後が肝心だ。艦尾魚雷発射管に魚雷を装填。発射角度
を三度で調整」
 逃げ回ってはいるが、余裕綽々の艦長であった。そもそも潜砂艦として建造され
た構造上、通常の潜水艦に比べて外壁に格段の相違があったのだ。その厚さだけで
も二倍以上あるし、砂の中を進行する為に非常に滑りやすくできていた。仮に爆雷
が炸裂してもビクともしないし、魚雷もつるりと滑って反れてしまう確率が高い。
 ソナー音が近づいてきた。
「おいでなすったぞ」
 やがて水上艦からの爆雷攻撃が再開された。
「よおし。潜望鏡深度まで浮上! 魚雷発射準備」
 爆雷の雨の中を上昇するSWS。
 すでに水上艦はすれ違いを終えている。
「今だ! 魚雷発射!」
 艦尾魚雷が発射される。
 扇状に開きながら、敵艦に向かう魚雷。
 そして見事に敵艦に命中した。
 火柱を上げながら沈んでいく水上艦。
 SWSの艦内にも、きしみ音を上げて水没していく様子が、水中を渡って響いて
くる。
「撃沈です」
「よし。皆、よく耐えて頑張ってくれた。これより基地に帰還する」
 乗員達の表示に明るさが戻ってくる。
 久しぶりの基地帰還である。
 艦内ではできなかったシャワーを浴びたり、豪勢な肉料理にかぶりついたり、そ
して何より、しばしの休暇が与えられるの一番の喜びだった。

 第四章 了


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銀河戦記/鳴動編 第二部 第四章 皇位継承の証 IV
2019.09.14


第四章 皇位継承の証


                 IV

 パトリシアの前に立ち、神妙な表情で話しかける。
「ちょっとよろしいですかな?」
「何か?」
「その首飾りを見せて頂けませんか?」
「え? ……ええ、どうぞ」
 パトリシアの首に掛けたまま、首飾りを手にとって念入りに調べていたが、警備
兵を呼び寄せて、
「あなた様は、この首飾りをどこで手にお入れなさりましたか?」
 と、不審そうな目つきで尋ねる。
「ランドール提督から、婚約指輪の代わりに頂きました」
「婚約指輪ですか?」
 今度はきびしい目つきとなり、アレックスを睨むようにしている。
「申し訳ございませんが、お二人には別室においで頂けませんか?」
 警備兵が銃を構えて、抵抗できない状況であった。
「判りました。行きましょう」
 承諾せざるを得ないアレックスだった。
 ほとんど連行されるようにして別室へと向かう。
 首飾りも詳しい調査をするとして取り上げられてしまった。
 案内されたのは、元の貴賓室であった。犯罪性を疑われているようだが、帝国の
恩人で摂政から客員提督として叙された者を、無碍にもできないというところであ
った。それでも警備兵の監視の下軟禁状態にあった。
 しばらくして、首飾りを持って侍従長が戻ってきた。
「さてと……。改めて質問しますが、提督にはこの首飾りをどちらでお手に入れら
れましたか?」
 という侍従長の目つきは、連行する時の厳しいものから、穏やかな目つきに変わ
っていた。
「どちらで……と言われましても、私は孤児でして、拾われた時に首に掛けられて
いたそうです。親の形見として今日まで大事に持っていたものです」
「親の形見ですか……。提督のお名前はどなたが付けられたのですか」
「それも拾われた時にしていた、よだれ掛けに刺繍されていたイニシャルから取っ
たものだそうです」
「よだれ掛けの刺繍ですね」
「はい、その通りです」
「なるほど、良く判りました。それでは念のために提督の血液を採取させて頂いて
もよろしいですか?」
「血液検査ですね」
「はい、その通りです」
「判りました。結構ですよ」
 早速、看護婦が呼ばれてきて、アレックスの血液を採取して出て行った。
「結果が判るまでの二三日、この部屋でお待ち下さいませ。それからこの首飾りは
提督の物のようですから、一応お返ししておきます。大切にしまっておいて下さ
い」
「イミテーションではないのですか?」
「とんでもございません! 正真正銘の価値ある宝石です」
「これが本物?」
 言葉にならないショックを覚えるアレックスだった。
 これまで偽造品だと信じきっていて、親の形見だと思って大切にはしてきたが…
…。まさかという気持ちであった。
「そう……。銀河帝国皇家の至宝【皇位継承の証】です」
 重大な言葉を残して、侍従長は微笑みながら部屋を出て行った。


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