続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・21
2020.11.18

続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・21


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エピローグ


ナレ「ブラモス城からフェリス王国へと向かう異次元世界。突如として、ブラモスゾンビ
が襲い掛かった!」
勇者「なんだとお!ゾンビになって復讐戦かよ」
コンラト「来ますよ!」
ナタリー「油断しないで!」
ナレ「再戦が開始される。息つく暇のないほどの激しい戦いの末にブラモスゾンビは闇の
中に消え去った」
勇者「ふうっ……。今度は無言で逝きよったな。ドラクエⅡのシドーのように」
ナレ「やがて眩い光に包まれたかと思うと、元の大聖堂の魔法陣の中。大魔導師クアール
の御前に立っていた」
導師「おお!よくぞ、無事に帰ってきた。姫さまもご一緒だな」
コンラト「それもこれも、クアール様のご尽力のおかげです。感謝致します」
導師「勇者殿。さすが、大魔王ズーマを倒された女勇者のご子孫。期待通りのご活躍でし
たね」
勇者「よせやい。へそがくすぐったくなるぜ」
コンラト「姫さまを、ファンタリオンの国王陛下の元にお送りしたいと思います」
導師「そうじゃったな。早速馬車で送ってしんせよう」
ナレ「クアールの能力で、一瞬にファンタリオン王国へ瞬間移動できるのだが……。王女
には旅をさせたいと考えたのであろう。城に入ってしまえば、自由に外へ出入りできなく
なるからである」
導師「ご苦労だった。コンラッドよ、フェリス王には、儂から伝えておこう」
コンラト「ありがとうございます」
ナレ「やがて、ファンタリオン王国に馬車は到着し、王女は無事に国王の元に戻ったので
ある」
国王「勇者よ!よくぞ大魔王を倒した!心から礼を言うぞ!姫が戻ってきたのも全てそな
たの働きのお陰じゃ!勇者よ!そなたこそ真の勇者!そなたの曾祖母と同じく、この国に
伝わる真の勇者の証ロトの称号を与えよう!勇者、いや勇者ロトよ!そなたの事はロトの
伝説として語り継がれてゆくであろう」
ナレ「国王主催の大宴会が開かれ、国民たちは歌えや踊れや楽しんだ。そして夜が明けた」

コンラト「さて、姫様を救出して、国王の依頼を完遂しましたし、一旦パーティーを解散する
としますか」
リリア 「そうですね。ここいらでゆっくりと休息したいですね」
ナタリー「あたしは……こいつとペアを組むよ」
勇者「な、なんだよ。いきなり!」
ナタリー「あんたには、責任を取ってもらうからね。この書類に署名しなさい」
勇者「なに、これ?婚姻届け!?」
ナレ「だから、責任を取ってよ」
勇者「なんの責任だよ」
ナタリー「忘れたの?」
勇者「なんのこと?」
ナタリー「初めて会った時に……中出ししたでしょ。それにオリコレ村でもよ!」
勇者「同意の上での行為は犯罪じゃないはずだが」
ナタリー「そうじゃなくって!!」
リリア 「わかった!!ナタリーさん、できちゃったのね?」
ナタリー「(頬を赤らめて)そうなのよ(と勇者を見つめる)」
コンラト「そうなんですか!?勇者さん、これはもう逃げられないですよ」
リリア 「結婚式には呼んで下さいね」
勇者「け、結婚!!?」

ナレ「というわけで、とんとん拍子に話が進んで、勇者とナタリーの結婚式が執り行われ
ることとなった」
母親「あんたには苦労かけさせられたけど……いや、こんな日に言うべき話じゃないね。
いいかい、ナタリーさんを大切にな」
勇者「…………」
母親「ナタリーさん」
ナタリー「はい」
母親「こんな奴だけど……言うこと聞かなかったら、尻を蹴飛ばしてでも構わないから、
ビシバシやってね」
ナタリー「はい。まかせてください」
コンラト「あはは、こりゃ完全に尻に敷かれますね」
リリア 「勇者さんには、ナタリーさんのような、しっかり者が必要です」
勇者「…………」
リリア 「それはそうと、あの姫様は、ナダトーム城へとお輿入れが決まったそうね」
コンラト「例の光の玉も持参金代わりに持っていかれるそうです」

ナレ「こうして、また一つの冒険が終わった」


時が流れること、およそ100年後。
大地アレフガルダの一角にあるナダトーム城の国王に、可愛い女の子が授かった。
国王は、ルーラ姫と名付け可愛がっていたのだが……。
突如として、竜王が現れ嫁にくれと願い出たのだった。
当然国王は断るが、竜王は激しく怒り、姫を力づくでさらってしまった。
竜王「ルーラ姫と光の玉は貰ってゆく」
と言い残して。
光の玉を失ったせいなのか、それとも光の玉の力を竜王が解放したのか……。
大地に異変が起こり、ファンタリオン王国とフェリス王国、そしてアリアヘンは消滅して
しまった。
唯一残ったナダトーム王国も、前にも増して魔族が頻繁に出現する世界となったのだ。

その時、一人の勇者が国王に呼ばれて、はるばるナダトーム城を訪れた。


国王曰く
「おお、勇者!  勇者ロトの血を引く者よ!  そなたの来るのを待っておったぞ」
「その 昔 勇者ロトが  カミから 光の玉を授かり  魔物達を封じ込めたと言う」
「しかし いずこともなく現れた  悪魔の化身 竜王が  その玉を 闇に閉ざしたの
じゃ」
「この地に 再び平和をっ!」
「勇者よ!  竜王を倒し その手から  光の玉を取り戻してくれ!」
「わしからの贈り物じゃ!  そなたの横にある  宝の箱を 取るが良い!」
「そして この部屋にいる  兵士に聞けば 旅の知識を  教えてくれよう」
「ではまた会おう!勇者よ!」


こうして、新たなる勇者の新たなる冒険の旅がはじまった。

to be continued to
dragon quest I・Ⅱ

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11
続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・20
2020.11.17

続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・20


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大魔王ブラモス


勇者「ここはどこだ?」
ナレ「気が付くと、一同は荘厳な城の前に立っていた」
ナタリー「成功したわね」
勇者「これがブラモスのいる城か?」
リリア 「そのようですね」
勇者「どうせなら、ブラモスの真ん前に送ってくれればよかったじゃんか」
ナタリー「それで、いきなり戦闘になって身構える暇なく逝ってしまうのね」
コンラト「そうですね。ラスボスに当たる前に、雑魚や中ボスとの戦いを経て、戦意高揚させ
ながらラスボスと戦う心構えを整えるのです」
勇者「"(-""-)"……何か分からんが……ともかく、早いとこラスボスに会いに行こうぜ」
ナレ「といいながら、懐から一冊の本を取り出した」
ナタリー「何よ、その本は?」
勇者「これか?ひいばばの書いた自叙伝だよ」
リリア 「自叙伝?」
勇者「ああ、この城の攻略法が図解(MAP)付きで解説してあるぜ」
コンラト「早い話が攻略本ですね」
ナタリー「まあ、どうでもいいわ。さっさと行きましょう」
ナレ「攻略本のおかげで、とうとうブラモスの前にたどり着いたのであった」
*参照 冗談ドラゴンクエスト バラモス城

ブラモス「ついにここまで来たか。勇者よ。この大魔王ブラモス様に逆らおうなど身のほどを
わきまえぬ者たちじゃな。ここに来たことをくやむがよい。ふたたびび生き返らぬようそ
なたらのハラワタを喰らいつくしてくれるわっ!」
勇者「おい!そのセリフ、おまえの爺さんと同じだぞ(と攻略本を見ながら)」
ブラモス「おまえも、俺の爺ちゃんを倒した女勇者の曾孫だろ!?合せてみただけだ」
勇者「意味分らんが……とにかく、おまえを倒す!!」
ブラモス「しゃらくせえ!カカッテコイщ(゚Д゚щ)」
勇者「アスキー顔文字とは、余裕だな。機種依存文字があるから、文字化けして何書いて
あるか分からない人もいるぞ」
ブラモス「漢字変換してたら、面白いのがあったから使用したまでさ」
勇者「そうか。じゃあ、改めて戦闘開始だ!」
ナタリー「あんたら、何やってんのよ!真面目にやりなさい!!」
勇者「へいへい」
ブラモス「怖い人ですね」
勇者「ああ、おまえより怖いぞ」
ブラモス「そのようですね」
ナタリー「……"(-""-)"あのね……」
ナレ「戦闘再開!激しい戦いが繰り広げられた。そして勇者の止めの一撃が決まる」
ブラモス「ぐうっ……お…おのれ、勇者……わ…わしは……あきらめ…ぬぞ…ぐふっ!」
ナレ「大魔王ブラモスは、断末魔の悲鳴を上げながら闇の中へと沈んでいった」
勇者「断末魔も爺さんと同じだな」
ブラモス「(闇から顔を出して)台本に書いてあるんだよ!(そしてまた消えた)」
ナタリー「と、とにかく……倒したのよね」
リリア 「はい。これで世界に平和が訪れますね」
勇者「それはそうと、姫さまはどこに囚われているんだ?」
ナタリー「あんたの関心事は、姫が美人かどうかでしょ?」
勇者「当然だ!」
ナタリー「もし、〇スだったらどうするの?」
勇者「放っておいて帰る!!」
リリア 「でしょうね」
コンラト「姫を見つけました!!」
ナタリー「さすが、コンラッドさんね」
姫 「助かったのですか?ブラモスは?」
コンラト「ブラモスは倒しました。ご安心ください」
勇者「さすが、ナイトだな。姫の扱いには慣れているようだ。にしても……(姫を凝視
する)」
リリア 「そんな言い方、姫さまに対して失礼ですよ」
勇者「そうかあ……。ま、姫のことはコンラッドに任せる」
ナタリー「どうやら、お気に召さなかったようね」
リリア 「女性だったら、誰にでも手を出すのではなかったのですか?」
ナタリー「相手が王女様だからでしょ。下手に手を出したらどうなるかで、思い留まったって
ところね」
コンラト「ところで、お手に持たれているものは?」
姫 「これは、『ひかりのたま』と言います。大魔王ズーマを倒すさいに、その闇の衣を
剥がすためのものでした」
勇者「あれ?ひかりのたま、って俺のひいばばが持ってたんじゃなかったっけ?」
コンラト「ズーマを倒した後に、持っていても仕方がないと、国王に献上なされたと聞きまし
た」
勇者「そうなのか?」
姫 「以来ひかりのたまは、ファンタリオン王国の国宝となっております」
ナレ「壁や天井が崩れ始めていた」
勇者「なんだよ。ラスボス倒すと、いっつも城まで一緒に崩壊するのはなんでだよ」
ナタリー「この城も一度は崩れたのよね。たぶんブラモスの魔法で復元されたのだろうけど、
本人に倒れれば魔法も解けて崩れるのよ」
コンラト「なるほど……」
勇者「今竜王がいる城もいなくなれば崩れ去るってことだな」
リリア 「のんびり話し合っている暇ありませんよ!」
ナタリー「そうだったわね。コンラッドさん!」
コンラト「分かりました(導きの羅針盤を取り出す)皆さん、私を囲むようにして、手を繋い
で輪になって下さい」
勇者「それで、童謡かごめかごめを歌い踊るのか?」
ナタリー「ふざけないの!」
ナレ「コンラッドが羅針盤に意識を集中すると、一同の足元に魔法陣が輝きだした」
ナタリー「みんな、意識を集中して。元の世界に戻れるように!」
リリア 「元の世界へ」
姫 「戻れますように」
勇者「おお、帰るぞ!」
ナレ「一同が目を閉じて瞑想する。やがて……」

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11
続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・19
2020.11.16

続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・19


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最高導師


コンラト「フェリス王国に戻りました」
衛兵「これはこれは騎士団長どの、丁度国王陛下があなたを招聘なさったばかりです」
コンラト「国王陛下が?分かった、すぐに参ろう」
リリア 「私たちは宿屋にいます」
コンラト「分かりました。後で落合ましょう」
ナレ「仲間と別れ、城の謁見室へと直行するコンラッド」
国王「おお!コンラッドか、よくぞ参った」
コンラト「私をお呼びだとのことですが?」
国王「ああ、実は最高導師クアール様が予言なされたのじゃ」
コンラト「予言?どのようなものでしょうか?」
国王「この地に勇者が降臨して、魔王に連れ去られた姫を救出するだろうとな」
コンラト「勇者ですか……」
国王「ほれ、そなたと同行している勇者とか名乗る人物ではないのかな?」
コンラト「確かに、先の大魔王ズーマを倒した女勇者の子孫ではありますが」
国王「ともかくだ。その勇者を伴って最高導師クアール様の所へ参られよ。只今、この王
国の大聖堂にいらっしゃる」
コンラト「かしこまりました。大聖堂へ参りましょう」
国王「うむ。よろしく頼むぞ」
ナレ「というわけで、勇者一行を連れて大聖堂へとやってきた」
導師「よくぞ参られた」
コンラト「予言をなされたとか」
導師「ふむ……。そちらが勇者かな?」
コンラト「はい。大魔王ズーマを倒した女勇者の曽孫であります」
導師「そうじゃろうな。その瞳の輝きに勇者の血筋を受け継ぐ者特有の煌(きら)めきが
ある」
勇者「ほえ?(退屈そうに鼻くそほじくっている)」
ナタリー「こ、こら!猊下(げいか)の御前よ」
導師「はははっ。構わぬぞ。楽にしてよい。そういえば、儂のムースの聖堂以来だな」
リリア 「はい。あの時のことは、感謝しても感謝しきれません。ありがとうございました」
勇者「なあ、そろそろ本題に入ろうぜ」
ナタリー「こ、こら!」
導師「さすが噂に聞くあの女勇者の子孫だな。肝っ玉が座っとるわい」
コンラト「じつは……斯斯然然(かくかくしかじか)……というわけでして」
導師「なるほど。勇者殿、ちょっといいかな(と勇者の顔に手を置いた)」
ナレ「それは、マインド・メルド(Mind Meld)と呼ばれる作法で、スタートレックのスポ
ックが行ったアレである。精神感応で、勇者の潜在意識の奥深くへと侵入してゆく」
勇者「…………( ~-ω-~)zzz~」
ナタリー「こら!寝るな!!(耳元で強めに囁く)」
導師「ああ、構わんよ。深層意識は寝ていても大丈夫だよ」
ナタリー「は、はい。そうでしたか、済みませんでした」
ナレ「やがて、静かに離れる最高導師」
勇者「ふわああ~良く寝た」
ナタリー「何抜かしているのよ」
コンラト「それで、大魔王ブラモスのいるナクロゴンドの場所は分かりましたか?」
導師「この世界ではない、異世界にある!」
コンラト「異世界ですか?」
勇者「そうか!異世界ファンタジー物語が始まるのか?『異世界はフィーチャーフォンと
ともに』ってところか?タイトルも、とてつもなく長いのに変えなきゃな」
リリア 「違います!!」
コンラト「そこには行けるのでしょうか?」
導師「足元を見るがよい」
ナレ「一行が下を見ると、同心円に多種多様な文様の描かれた陣が現れた」
ナタリー「これは?」
導師「お主たちをブラモスの元へ届けることのできる魔法陣だ」
リリア 「この陣で大魔王の元へ行けるのですか?」
導師「いかにも」
コンラト「姫さまを救出して、戻るにはどうしたら?」
導師「そなたに預けた『道しるべの羅針盤』は持っておるか?」
コンラト「はい。ここに(と取り出して見せる)」
導師「ならば心配ない。姫を救出したならば、その羅針盤を手に取り、意識を集中して念
じよ。このフェリス王国を思い浮かべるのだ。さすれば、この魔法陣が感応してお主達を
運んでくれるだろう。儂を信じるのだ」
コンラト「信じましょう」
導師「気力も体力も十分だと思ったら、いつでも来るがよい。が、まずは装備を整えるこ
とだな。その貧弱な身なりでは、ブラモスとは戦えないぞ。紹介状を渡すから、武具屋で
買い揃えよ」
ナレ「ということで、大魔導士の紹介状を持って武具屋へとやって来た」
武具「これはこれは、騎士団長のコンラッド様。今日はどのようなご用事でしょうか」
コンラト「この人達に最強の武器と防具を見繕ってくれ」
武具「騎士団の新人ですか?」
勇者「ちがわい!これを見よ(と紹介状を渡す)」
武具「こ、これは!クアール様の紹介状じゃないですか。なになに……(と読む)」
勇者「安く売ってくれるのか?」
武具「安く?滅相もない!国璽の押印された国王の勅命書が同封されていました」
コンラト「国王の?」
武具「この書状を持ちたるものに、最強の武具を提供せよ。とあります。お代も、王室費
から出すとも」
勇者「ほんとか!?」
ナレ「店主は、奥の倉庫に入って武具一式を持ち出してきた」
勇者「す、すごい!ルビスの剣に、ミスリル銀の盾、グレートヘルムか……鎧はないの?」
武具「はあ、実は光の鎧レプリカならありますが……」
勇者「レプリカって、なんだよ」
武具「うちの出入りの鍛冶屋が、光の鎧に魅せられまして、レプリカを造ったのです。性
能は本物より一段落ちますが、それでも当店の鎧の中では最強です。非売品なのですがね」
勇者「ふうん……俺のひいばばの鎧の模造品か」
武具「もしかして、あなたは大魔王ズーマを倒されたという、あの女勇者様の?」
勇者「ああ、ひ孫だよ」
武具「やはり!クアール様や国王様が、手厚い加護をなされるのも分かりますよ」
ナタリー「中身は遊び人だけどね」
武具「こちらの書類に受け取りの署名をお願いします。王室への請求書になっていますの
で」
勇者「レプリカの項目がないぜ」
武具「それは、差し上げますよ。使い心地など、後で報告して頂ければ、なお幸いです」
勇者「そうか。じゃあ、ありがたく頂いておくぜ」
ナレ「武具屋を後にして、クアールの所へ戻る」
勇者「なんだよ、リリア。背中に担いだバッグは?」
リリア 「ええ。一度行ったら出直しできないから、たっぷりの薬草を持ってきました」
ナタリー「魔力回復のアイテムもある?」
リリア 「大丈夫ですよ」
ナタリー「なら、安心ね」
導師「準備はよいか?」
勇者「おう!いつでもいいぜ」
ナタリー「大丈夫です」
リリア 「運を天に任せます」
コンラト「お願いします」
導師「うむ……では」
ナレ「クアールが精神を統一し呪文を唱え始めると、四人の身体が輝き、やがて光の中に
消え去った」

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11
続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・18
2020.11.12

続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・18


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にじのしずく


ナレ「竜王の指定した地下1階の宝箱に、ロトの剣を収める勇者」
勇者「うむ……。☆彡・〇▽★々◇……"(-""-)"……よし!」
コンラト「封印の呪文ですね」
勇者「宝箱に収めろとは言われたが、封印するなとは言われてないからな」
リリア 「そうですね。誰でも開けられて取られないようにした方が良いでしょう」
ナタリー「さあ、竜王の所に戻りましょうか」
竜王「おお、ご苦労だった。報酬の約束手形を渡そう。ギルド銀行で換金するがよい。魔
よけの鈴はくれてやる」
勇者「サンキューな(*^^)v」
竜王「では、サラバだ!」
ナレ「気が付くと、一行は魔王城の外に立っていた」
ナタリー「帰りましょう」
ナレ「リマルダールと魔の島に架る虹の橋を渡り終えたときだった」
リリア 「あ!橋が崩れました」
コンラト「危なかったですね」
勇者「おや?何か落ちているぞ」
ナレ「勇者が拾い上げたのは、涙滴状の虹色の塊だった」
リリア 「なんでしょうね?」
ナタリー「ギルドで鑑定してもらいましょう」
ギルト「お疲れさまでした。100年来の依頼がやっと終了できました。約束手形を現金化し
ますか?」
勇者「ああ、頼むよ。ただの紙じゃ何も買えねえからな」
ギルト「大金ですので、一応ギルド銀行に入金しておきます。ギルド証を呈示すれば、いつ
でも引き出しできますから」
勇者「そうか、ギルド証がキャッシュカードにもなるのか。便利になったもんだ」
ナタリー「あんたんとこの家宝を差し出して、依頼を達成できたんだから、あんたが九割貰っ
て残りをうちらが山分けするよ」
コンラト「そうですね。私としても33,000Gあれば十分ですよ」
リリア 「わたしも異議ありませんわ」
勇者「それでいいのか?」
ナタリー「それでいいのよ。貰っときなさい」
勇者「わかった。ところで、鑑定してもらいたいものがあるのだが」
ギルト「どのようなものでしょうか?」
勇者「これだよ(とギルドに差し出す)」
ギルト「こ、これは!【にじのしずく】じゃないですか、これをどこで?」
ナタリー「魔王城に架っていた橋が壊れまして、その袂(たもと)に落ちていました」
ギルト「そうでしたか……橋が壊れたので、元の形に戻ったのでしょう」
勇者「それって、形状記憶合金なのか?」
ギルト「実は、これを探している方がいます」
リリア 「依頼があるのですか?」
ギルト「はい。リマルダール南の島にある、聖なる祠の神官の依頼です」
勇者「なんだよ。またあの爺さんに会いに行くのか?」
リリア 「神官さまに失礼ですよ」
ナタリー「まあいいわ。それ引き受けます」
ナレ「というわけで、以前通った順路に従って聖なる祠へとやってきた」
神官「よくぞこれを手に入れたましたな」
コンラト「じつは、是是然然(これこれしかじか)……」
神官「なるほど、そういうものでしたか。この【にじのしずく】は、この祠の神官に代々
伝わるものでしてね。歴史は繰り返す、その時のために用意してあるのです」
リリア 「歴史は繰り返す……ですか。いずれまた大きな災禍が降りかかり、それを解決せん
と勇者が現れる……ですね」
ナタリー「それは100年後のことですか?」
神官「それは分かりませんが……」
ナレ「聖なる祠への届け物依頼が終了して、再びナダトームに戻って来た」
ギルト「お疲れさまでした。これからどうしますか?」
勇者「そうだなあ……。未来の勇者のための下準備はすべて終わったし……そろそろ、国
王の依頼を何とかしたいと思っているのだが……」
ギルト「姫さま救出ですね。竜王の依頼以上に難しいでしょうね」
勇者「その通りだよ」
ギルト「それでは、無事に依頼を達成できることを祈ります」
ナレ「ギルドを出てくる一行」
リリア 「姫さまの救出といっても、ナクロゴンドに行く方法がありませんよね?」
勇者「大魔王の住むナクロゴンドは、俺のひいばばが討伐に向かった場所だ。だから俺の
潜在意識の中にあるんじゃないかと思うんだ。ひいばばと手を繋いだ時、流れ込んできた
意識の中に、それはあるんじゃないかと思うんだ」
コンラト「なるほど……その潜在意識を読み取って瞬間移動できる能力があれば……」
ナタリー「最高導師クアール様なら、それができるんじゃないかな」
リリア 「大聖堂からフェリス王国まで、私たちを瞬間移動してくださいましたわ」
勇者「また、野となり山となりを這いずり回って大聖堂まで行くのかよ」
コンラト「フェリス王国に戻っているかも知れませんよ」
ナタリー「そうね。一旦フェリス王国に行ってみましょう。大聖堂以外の場所にも寄ってるか
も知れないから、確認の必要ありよ」
勇者「しようがねえ、フェリス王国だ」
ナレ「そんなわけで、久しぶりのフェリス王国へと向かう一行だった」

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11
続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・17
2020.11.11

続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・17


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ロトの剣


勇者「分かった!そのロトの剣とやらを持ってくればいいんだな」
竜王「そうだ。すでに100年間待ちぼうけなのでな。時間を気にすることはないぞ。手に
入ったら、いつでも持ってきてくれ」
勇者「ところで、1,000,000Gとやらは間違いないだろうな」
竜王「インディアン嘘つかない!」
勇者「何だよ。おまえも地上デジタル放送の神夜映画『ローンレンジャー』を見てるのか
よ?」
竜王「帰るのは大変だろうから、ナダトーム城まで送ってやるよ」
ナレ「眩い光に包まれたかと思うと、一行はナダトーム城の前に立っていた」
勇者「どうせなら、アリアヘンに送ってくれればよかったのにな」
ナタリー「アリアヘンを知らなかったんじゃない?それに魔城のすぐそばだし」
勇者「仕方がねえな。アリアヘンに向かうぞ」
ナレ「というわけで、アリアヘンに戻って来た」
母親「お帰り!」
勇者「単刀直入に言うぞ!王者の剣を、俺にくれ!!」
ナタリー「じつは……斯斯然然(かくかくしかじか)……なのです」
勇者「なんだよ。東村アキコ(漫画家)かよ」
母親「……なるほど。よく分かりました」
ナレ「祖母の女勇者の部屋に向かい、家宝の王者の剣を持ってくる母親」
ナタリー「これが、王者の剣ですか?」
母親「はい。祖母が大魔王ズーマを倒したという剣です」
勇者「33,000Gで買った剣が、1,000,000Gになるのか……」
リリア 「100年以上経ってますから、貨幣価値も違ってると思いますが」
コンラト「この大事な家宝である王者の剣を、渡してくれるのは何故ですか?」
母親「祖母もそうでしたが、私の所にも天からの声が届いていました。未来の世界に生ま
れる勇者のために、この王者の剣を息子に委ねろと」
コンラト「なるほど……」
勇者「そういうわけだから、王者の剣を貰っていくぞ」
母親「ああ、分かっているよ。しっかりやりな」
ナレ「王者の剣を携えて、再び竜王の前へとやってきた」
勇者「持ってきてやったぞ」
竜王「おお!!よくぞここまで持ってきたな。それがロトの剣か」
勇者「手に入れてどうする?叩き壊すのか?」
竜王「いやいや。ロトの剣はオリハルコンという物質で出来ていてな、かの大魔王ズーマ
ですら破壊するのに3年掛かったというからな。壊せないなら、手元で厳重に保管するし
かないだろ」
勇者「ところで、ちょっと聞いていいか?」
竜王「なんだ?」
勇者「魔王を知っているか?ファンタリオン王国の姫を誘拐した奴なんだが」
竜王「誘拐?それはいかんな」
勇者「おまえだって、100年後にルーラ王女を誘拐しようとしているのを知っているぞ」
竜王「な、なぜ。それを知っている?さては、海底洞窟の貴賓室に忍び込んだな?」
勇者「ああ、そこに置いてあった手帳に書いてあったぞ」
竜王「そ、そうだ!取引しようじゃないか」
勇者「取引だと?」
竜王「そうだ。儂は、魔王の居場所を教える。おまえは、100年後の計画を黙って見逃す
のだ」
ナレ「コンラッドが耳打ちする」
コンラト「取引に応じてはいかがでしょうか」
勇者「なぜ?」
コンラト「100年後など、誰も生きてはいません。誰かに密告しても誰が信じてくれるでしょ
うか。今は、ファンタリオン王の勅命である姫の救出が先決ではないでしょうか」
勇者「それもそうだな。おい竜王!」
竜王「取引に応じるようだな」
勇者「海底洞窟のことは黙っててやるから、魔王のことを教えろ!」
竜王「いいだろう。かつて勇者によって倒されたブラモスに孫がおってな。ナクロゴンド
に新たなる城を造成して住んで居る。ブラモス三世と名乗っているそうじゃ」
勇者「ここにも三世?そういや、ドラクエⅡの竜王のひ孫と同じか……」
竜王「なんじゃそれは?儂のひ孫とな……どういうことじゃ。儂はまだ独身じゃが」
勇者「ああ、気にするなよ。そうだな……予言だよ。将来のこの場所に、ひ孫が君臨して
いるということだ」
竜王「そ、そうか……未来の予言か。となると、儂とルーラ姫の間に子供ができるのじゃ
な(頬を赤らめる)」
コンラト「そんなこと言ってよかったのですか?」
勇者「伴侶が誰かは分からんが、ひ孫ができるのは事実だからな」
リリア 「どうなっても知りませんわよ」
ナタリー「と、とにかく依頼だから。このロトの剣を、地下1階の宝箱にしまいに行きましょ
う」
竜王「すまない、その宝箱は一度地下4階に昇ってから、地上から来た別のルートを通っ
た地下1階にあるからな」
勇者「それは構わんが、魔物をどうにかしてくれないか?」
竜王「おお、そうじゃったな。配下の魔物には手出ししないように言っておくから、安心
しておれ。一応念のために、この魔よけの鈴を渡しておこう」
勇者「熊よけ鈴のようなものか?」
竜王「まあ、そんなところだ」

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