冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・21
2020.06.28

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・21


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ランシール

ナレ「アリアハンに戻った一行は、自宅で休養し国王に冒険の書に記録してもらう」
勇者「それじゃ、ここから再出発だな」
コンラト「どちらに向かいますか?」
勇者「西に向かったところに、オーストラリアがあるはずだ。まずは、そこへ向かおう」
ナレ「ということで、アリアハンから船に乗ってしばらくゆくと」
勇者「オーストラリア大陸が見えて来たな。大昔に南極やインドを含む東ゴンドワナ大陸
から分離して北上を続けて、今でも年に7cmの高速で移動しているらしい」
ナタリー「意外と勉強してるのね」
勇者「馬鹿にするなよな。ついでに言うと、数億年後にはユーラシア・オーストラリア・
アメリカ大陸などが一つに合わさって、アメイジア超大陸と呼ばれるものができるらしい
ぜ」
リリア 「到着しましたよ」
娘 「ここはランシール。小さな村よ」
勇者「よし、ここは反時計周りに情報集めだ」
コンラト「じゃ、最初は武具屋ですね」
勇者「おい、お奨めの武具はあるか?」
武具「へい。まほうのほうい、などどうでしょうか?呪文攻撃のダメージを減らす効果が
あります。僧侶用で、4400Gになります」
勇者「それをくれ!」
武具「まいどあり!」
リリア 「ありがとうございます(装備した)」
男 「村は小さいけど、神殿は大きいよ。だからおとずれる人はけっこう多いんだ」
剣士「私は、さいごのかぎを探して旅をしている。しかしカギを手に入れるには、つぼが
必要だという。いったいどういうことだ?つぼにカギが入っているのだろうか…」
勇者「違うぞ!とある場所で壺を入手して、とある場所でそれを使って……」
ナタリー「教えても無駄よ。その鍵は我々の手にあるもんね」
娘 「私は、道具屋のむすめ。きえさりそうを買っていってくださいな。きえさりそうは、
あなたの姿を見えなくしちゃう、不思議な草よ。持ってると便利なんだから」
勇者「それ、スーの村でも売ってたからな。しかし、透明になるのは便利だよな……二つ
三つ買っておくか」
ナタリー「あ、また悪だくみ考えてるわね」
ナレ「北西の家に入る」
猫 「にゃーん」
勇者「にゃーん!?お、箪笥の中に小さなメダルがあった(*^^)v。あ、鏡台がある」
ナレ「鏡に自分の姿を映してみる。そして、ちょっぴりきどったポーズをしてみた」
勇者「私って、やっぱりきれいよね」
ナレ「勇者は、ちょっぴり安心した」
ナタリー「何やってんの?あんた」
勇者「言っておくが!俺は、年頃の女の子なんだぜ。これくらいは当然の行為だろ。鏡が
あったら覗いてみる。どうだ!?」
リリア 「確かに女の子っていうのは認めるけど……コンラッドさんはどう思います」
コンラト「い、いや……私は……(言葉に詰まる)」
ナレ「なお、この鏡台は、他にもいろいろと答えてくれるようです」

男 「この神殿から地球のへそと呼ばれる洞くつに行けるらしい。地図で見たときにちょ
うどおなかのあたりにあるから、地球のへそと呼ばれているのさ」
勇者「ふむ……。『地球のへそ』といえば、エアーズロックだよな。ここが地球世界であ
ることを証明してくれたな」
ナレ「エアーズロックは、英国探検家が名付けた名前。先住民アボリジニでは、ウルル
(Uluru)と呼びなわされている。1987年ユネスコの世界遺産に登録された」
勇者「神殿右手に最後の鍵の扉があるな(ガチャッ)」
男 「イエローオーブは、人から人へ世界中をめぐっているそうじゃ。たとえ、山びこの
笛であってもむずかしいであろうな」
リリア 「オーブの情報ですね。つまり、他のオーブも山びこの笛があれば探せるということ
でしょうか?」
勇者「やまびこのふえか……確か、ドラクエⅡでもあったが、結局使わずじまいだった」
ナタリー「それは、攻略本読んでたからじゃないの?」
勇者「ともかくだ。ドラクエⅡの紋章は、ラスボスの所へ行く鍵のようなものだった。こ
こでのオーブも同じだと思う」
コンラト「まあ、至極当然ですね」
勇者「ふむ、右の建物と神殿の隙間が気になるな(と、狭い通路の突き当りに)ほら見ろ
!小さなメダル見っけ(*^^)v」

ナレ「神殿左手の最後の扉を開けて入る」
勇者「あれ?なんか変な魔物がいるぞ」
魔物「きえさりそうを持ってるかい?」
勇者「ああ、さっき買ったばかりだ」
魔物「だったら、エジンベアのお城にいきなよ」
勇者「もう行ったよ。やはり順路を間違えたな」
男 「わしには見える。もし旅先でわかれた仲間がいるとすれば、その者が希望をもたら
すであろう」
リリア 「別れた仲間というと、ショニンのことね」
コンラト「あの町は発展途上ですから、今後も訪れれば何か貴重なアイテムなり情報を得られ
そうです」
勇者「さて、後は本丸の神殿だな」
神官「よくきた、勇者よ!ここは、勇気をためされる神殿じゃ。たとえ、ひとりでも戦う
勇気がおまえにはあるか?」
勇者「一人で行くのか?……まあいい、行ってやろうじゃないか!俺に不可能の文字はな
いからな」
神官「では、私についてまいれ!」
ナレ「というと神官は奥の方へ」
コンラト「しんぱいだわ……。早く帰ってきてね」
勇者「な、なんだよ。その言い方。気持ち悪いな。女みたいじゃないか」
コンラト「女ですよ!!」
ナレ「説明します。一人になって振り向いた時、話しかける相手は、二番目に並んでいる
者と会話することになります。で、戦士のコンラッドなのですが、女戦士に設定されてい
るためにそういう言葉となりました」
勇者「わ、分かったよ。そういや、オープニングで全員女に設定したのを忘れていたよ」
ナレ「そういうと、神官の後を追う勇者」
神官「(T字路で立ち止まって)では、ゆけ!勇者よ!」
ナレ「ちなみに、この神殿クエストにおいて、FC版では有名なバグを利用した『ランシ
ールバグ』という裏技があります」
勇者「知っているぞ。アイテム無限増殖とか、簡単レベルMAXできたりとかな。ただし
バグって冒険の書に異常が発生したり消えたりするので注意!だろ?」
ナレ「その通り(*^^)v……などと言いながら、西へ砂漠のようなところへと突き進むので
あった」
勇者「地球のへそに入ったぞ!マッピングが得意なリリアがいないから……。片手壁沿い
歩きでいくか」
ナレ「右手を壁に当てて、離すことなく壁沿いに歩き出す。ところが……」
勇者「なんだよ。なんか……同じところをずっと回っているようだ。まさか!無限回廊な
のか?しようがない。行き当たりばったりで行くか」
ナレ「入り口から真っすぐ行った突き当りを左に曲がると階段があった」

勇者「降りてみたら、なんか……ただっぴろいところに出たな。とりあえず適当に」
ナレ「東へ進んで少し北にいったところの階段を昇る。道沿いに進んで突き当り」
勇者「なんか、変な像があるな……」
ナレ「調べたが、ただの像だった」
勇者「ともかく宝箱だ。お!だいちのよろい、が入っていたぞ。はがねのよろい、よりも
守備力が+18だ!」
ナレ「元来た道をたどり、先ほどの大広間を北へ進んだ階段を降りる」
勇者「お、なんか壁に顔のような彫刻があるな。レリーフというやつか?」
彫刻「ひきかえせ!」
勇者「(゚∀゚)アヒャ……お、驚かすなよ。レリーフが喋りやがった」
彫刻「ひきかえしたほうがいいぞ!」
勇者「そうはいくか!」
彫刻「ひき返せ!」
勇者「うるせえ!」
ナレ「さらに進み、宝箱の前に到達した」
勇者「やっと来たぜ。中身は……小さなメダルと、ブルーオーブだぜ。やったな!これで
クエスト終了か?大広間のもう一つの階段は……。いいや、省略。リレミト!」
ナレ「地上に戻り、神殿に引き返す」
コンラト「帰ってきてくれたのね?お帰りなさい!」
勇者「……。やめてくれ!おまえには女言葉は似合わないぜ」
神官「これこれ、仲間うちでさわがぬように。ともかく……よくぞ、無事で戻った!どう
だ?ひとりでさびしくなかったか?」
勇者「さびしい?楽しかったぞ」
神官「では、お前はゆうかんだったか?よく知っているだろう。さあ、ゆくがよい」
ナレ「パーティーに合流した」
勇者「ところで、この通路の東はどうなっているんだ?」
ナレ「神官のそばをすり抜けて、東に向かう」
勇者「お、宝箱がある。小さなメダル見っけ(*^^)v」
コンラト「これからどうしますか?」
勇者「そうだな……。ショニンに会いに行こうぜ!」
ナタリー「またなの?」
勇者「おお、これからはオーブを手に入れるごとに行こうと思う」
ナレ「ということで、商人の町へと向かった」


商人の町三度目

勇者「戻ってきたぞお!」
ナタリー「三度目よね」
商人「ほう……こんなところに、町ができていたとは……。やはり商売は、足でかせぐ!
いいとりひきさきが見つかりましたよ」
ショニン「ああっ、勇者!私よ私。ショニンよ。今度はここに、大きな劇場を作ろうと思って
いるの」
勇者「まあ、頑張りな」
リリア 「またね(*^^)v」
老人「町どんどん大きくなる。先楽しみ!みな、あなたのおかげ」
町娘「ここはきっと、大きな町になるわ!そんな気がするの!」
勇者「ここは宿屋か……来るたびに、町の景色が変わるな」
剣士「ガイアのつるぎ……大地をつかさどるその剣は、巨大な山をもゆるがすという……。手
に入れたい!しかし、どこにあるのか、さっぱりわらぬのだ」
リリア 「ガイアのつるぎ、ですって。メモしておきます( ..)φカキカキ」
コンラト「これからどうしますか?」
勇者「おまえ、それしか言わないのかよ」
コンラト「他にどう言えと?リーダーはあなたですから、行き先を決めていただかないと」
勇者「ともかくだな……大航海時代と言えばアメリカ大陸発見の他には、南アフリカ南
端喜望峰を回るインド航路の開拓だろ?」
リリア 「バスコ・ダ・ガマですね」
勇者「そういうこと。一旦ポルトガに戻るか」

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冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・20
2020.06.20

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・20


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ジパング

勇者「よし、さらに南下するとしよう。たぶん日本が見えてくるはずだ」
ナレ「言葉通りに、半弓状の日本列島が姿を現した」
町娘「これはこれは!ジパングへようこそおいでくだされました」
勇者「ジパング?……そうか大航海時代だもんな」
リリア 「今回は、どちら回りですか?」
勇者「うん、時計回りにいこうか」
少年「わーっ!ガイジンだあ!」
勇者「外人とは失敬な。これでもムー大陸人だ!」
少年「えーん!ぼくの大好きなやよい姉ちゃんがいけにえにされちゃったよお!」
町娘「(井戸の側)いけにえを、ささげなければ、おろちがやってきて、みなを食べてしま
うでしょう」
勇者「……?」
ナレ「真南の家に入る」
勇者「箪笥の中身は……ちぇっ!布の服かよ、しけてるな」
老人「おお!なんということじゃ。ひとり娘がいけにえに選ばれてしまうとは……」
ナレ「南西の小屋、階段があり、当然のごとく降りる一行」
勇者「なんだよ。壺だらけだな、どれかに良い物入ってるかな。お、小さなメダル見っ
け!」
リリア 「あら、この壺に人の頭が……」
弥生「(やよい/顔を出して)お願いでございます!どうかお見逃しを!せめて、もうひ
ととき生まれ育ったふるさとに別れをつげさせてくださいませ」
勇者「いくらくれる?」
ナタリー「行きましょう(勇者の耳を引っ張る)」
勇者「痛い、痛い!耳がちぎれるう!!」
リリア 「そうですよ。わたし達は、何も見なかったんです」
老人「やまたのおろちは、おそろしいばけものじゃ!」
勇者「……??」
ナレ「西の家へ」
勇者「ふしぎなきのみをみつけた!」
町娘「つぎのいけにえは、私かも…。助けてくださいまし!」
勇者「悪いな、何もできん。それもこれも運命とあきらめよ」
神父「わたし、この国に神のおしえ広めにきました。でも!オー!ここでは、ヒミコ神様
ね」
勇者「宣教師か……。おまえの名前は、フランシスコ・ザビエルというんじゃないか?」
男 「(鳥居の側)われらがあるのも、ヒミコさまのおかげじゃ。ヒミコさまが、おろち
にはいけにえじゃというてくれたから…」
勇者「……???」
ナタリー「なによ、さっきから首を傾げてばかりじゃない」
勇者「いやなに……これまで辿ってきた各地の町や村は、大航海時代の名残だろ?ここの
ジパングという国名もそうだ。ところがだ!」
リリア 「ところが?」
勇者「大航海時代は15~17世紀。しかし卑弥呼は2~3世紀の話で、魏志倭人伝に記
載されているものだ」
コンラト「そういえばそうですね。大航海時代なら、織田信長とかの戦国時代が相応です。だ
かこそ、宣教師がいたりするのでしょう」
勇者「卑弥呼を登場させるなら、国名もジパングじゃなくて、倭国とか大和国とかが相応
しいだろ?」
ナタリー「ゲームクリエイターの気まぐれでしょ」
勇者「それを言うのかよ」
ナレ「東の家に入ります」
勇者「箪笥にきのぼうしか……この町、せこいな」
ナタリー「家探ししているあんたの方がせこいと思うわよ」
主婦「ほんに男の子でよかった!娘だったら、いついけにえにされるかと、心配ばかりだ
よ」
勇者「ほいじゃ、そろそろ神殿に入るか……と、外をうろついている奴がいるな」
男 「やよいは逃げてくれただろうか…さいだんにしばりつけるなわを、ゆるめておいた
のだが……」
リリア 「やよいさんて、壺に隠れていた女性ですよね」
兵A「ここは、われらのあるじ、ヒミコさまのお屋敷であるぞ」
兵B「外国では、みなそのようなきみょうないでたちをしているのか?なさけないのう」
リリア 「殴らないでくださいよ!」
勇者「ま、まさか……」
ナタリー「というわりには、拳を震わせているわね」
勇者「なあ、ここに積んであるのは何だ?」
リリア 「たしか、米俵というこの地方の主食の米が詰め込まれてます。私達の国では麦です
ね」
女官「ヒミコさまも、おろちには頭を悩ませているはずじゃ」
勇者「ところで、床に置いてあるこれはなんだ?なにやら、ふわふわしているが」
リリア 「ジパングでいうところの、おざぶとんというものらしいです」
勇者「ここは台所かな。壺にふしぎなきのみが入ってた」
炊事「おろちを退治できたなら、ヒミコさまもきっとよろこばれましょうに……」
勇者「ここも食糧倉庫か……。1俵くらいくすねても分からないかな……。うーん、だめ
だ!床に固定されていて取れないや」
ナタリー「あんた、わざとやってるでしょ」
娘 「ヒミコさまは、近ごろ摩訶不思議な神通力を身につけなさったとか」
勇者「じんつうりき……って何だ?俺たちの使う呪文に似たようなものか?」
リリア 「呪文よりもさらに強化された神がかりのようなものと思いますが……」
勇者「う……ん。いまいち分らんが……まあ、そういうことにしておこう」
娘 「いけにえは、ヒミコさまの予言によって選ばれます」
勇者「壺から、小さなメダルとちからのたね、見っけ(*^^)v。隣の部屋の箪笥からは、う
ろこのたてとけいこぎ」

従者「ここは、ヒミコさまのお部屋じゃ」
勇者「おお、やっと主とのご対面だな」
ヒミコ 「なんじゃ、お前は?」
ナレ「はい、いいえ、で答えてください」
勇者「おい、ちょっと、設問がおかしいんじゃないか」
ナタリー「なにが?」
勇者「お前はだれだ、と言っているのに、はい・いいえ、はないだろ?」
コンラト「確かにそうですが……常識的には、名前を名乗るものですよね」
勇者「ま、いいや。いいえと答えたら?」
ヒミコ 「答えずともよいわ!そのようないでたち。おおかたこの国のうわさを聞き、外国か
らやってきたのであろう。おろかなことよ。わらわは外人を好まぬ。そうそうに立ち去る
のじゃ。よいな!くれぐれもいらぬことを、せぬが身のためじゃぞ」
勇者「で、はい、と答えたら……。まったく同じ返答をしやがるな。これじゃ、二者選択
する意味ないだろ?ナレーションも少しは気を使えよ」
ナレ「ほっといてください!ゲームマスターに言ってください!!」
勇者「ともかくだ。ここが卑弥呼の時代ということは……あるはずだよな」
コンラト「何がですか?」
勇者「決まっている。魏の皇帝・曹叡から賜ったとされる親魏倭王国印だよ。それと、漢
委奴国王印もあるかも知れない。そのままだと足が付くから、溶かして金塊にして売りさ
ばけば大金持ちだ」
コンラト「それは、カンダタにも劣る悪徳行為ですよ!!」
リリア 「そうです。金印を盗むというなら、パーティー抜けます」
ナタリー「パーティー解散ね」
勇者「じょ、冗談だよ。今の話はなし!」
コンラト「……情報はだいたい集まったようです」
勇者「そうだな。外へ出てみるか」

ナレ「ジパングの側に開いた洞くつがある」
勇者「そういえば、ヤマタノオロチとかいけにえとか、村人が言っていたが……」
リリア 「もしかしたら、この洞窟に生贄とされる娘が、連れ込まれて行くのではないでしょ
うか?」
コンラト「ヤマタノオロチが巣くっていそうですね」
勇者「よおし!オロチ退治するぞお!ダーマの神殿で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)と
改名するかな」
ナレ「などと言いながら、勇躍として洞窟へと突入するのであった」


ジパングの洞くつ

勇者「おおお!いきなりメタルスライムの群れだあ!!ナタリーの毒針が炸裂するぞ!」
ナタリー「何を興奮しているのよ。まあ、まかせなさい」
ナレ「メタルスライム3匹を倒して、ナタリーがレベルアップ!バイキルトの呪文を覚え
た」
リリア 「やったね、ナタリー(*^^)v」
コンラト「これでボス戦も余裕が出てきますね」
勇者「おや、祭壇らしきものがあるな」
リリア 「そこら中に亡骸が散乱しています(と言いながら供養する)」
勇者「なんか落ちてないかな……」
ナレ「祭壇をしらべる勇者。人骨があたりにちらばっている。どうやら、ここがいけにえ
の祭壇らしい」
勇者「ちぇっ!何もねえや……いけにえが持っていた何かがあるかと期待していたのに」
リリア 「不謹慎です!」
ナレ「洞窟を突き進むと、行き止まりの壁際に何者かがいた。正面と左右に2対の頭を持
った魔物であった」
勇者「ちょっと待て!頭が五つとはどういうことだ!?八岐大蛇だろ?頭が八つあるはず
だろが?」
ナレ「たぶんCG描写と解像度の問題でしょう?八つも頭を描いたら、CGが潰れて何が
なんだか分からなくなるからです。最初のファミコンは8ビットのドット絵ですから」
勇者「それを言うのかよ!!」
ナレ「気にしない気にしない。ほらほら、やまたのおろちがあらわれましたよ」
勇者「と、とにかく頑張るぞー!」
ナレ「激しい戦いに奮戦するも、ナタリーが倒れ、リリアが倒れ、コンラッドまで倒れて
勇者一人のみとなった」
勇者「くそくらえ!」
ナレ「乾坤一擲(けんこんいってき)会心の一撃となって、やまたのおろちにとどめを刺
した」
勇者「ふうっ(肩で息をしながら)なんとか倒したが……。俺以外棺桶になっちまった…
あれ?旅の扉が出現しているぞ。どうする?(仲間に話しかける)」
ナレ「……(棺桶は答えない)わざとですよね?」
勇者「あれ、なんか落ちているぞ」
ナレ「拾い上げてみると『くさなぎのけん』だった」
勇者「なるほど、八岐大蛇には草薙の剣というわけだ。当然だな」
ナレ「道具として使うと、ルカナン(敵グループ防御力降下)の呪文の効果があります」
勇者「そうなのか?ともかく目の前の旅の扉だ。しようがねえ。死なばもろともだ!」
ナレ「旅の扉に飛び込む勇者だった。そこで見たものは……」
勇者「あれ?ここは……見たことあるな。そうだ、ジパングのヒミコの間だぜ」
従者「ヒミコさま!今すぐきずのお手当てをっ!それにしてもヒミコさまは、いったいど
こでこんなおけがをささったのやら……」
勇者「おい、おまえ!」
従者「ヒミコさまが、おけがをなされて大変なのだ。出ていってくれ!」
勇者「くそ!殴りつけたいが……。今は、こちらの回復が先決だ!ルーラ!!」
ナレ「アリアハンに戻って、教会で仲間を復活させて、自宅で休養したのち、国王に冒険
の書に記録してもらう」
コンラト「これからどうしますか?」
勇者「ジパングのヒミコは、やまたのおろちの化身ということがはっきりした」
リリア 「そうなんですか?」
ナタリー「あたし達は棺桶状態だったからね」
勇者「二度目の対戦が必要だろうが、全滅状態だったからな。もっとレベルアップが必要
だ」
リリア 「レベルアップするなら、メタルスライムの群生が出現しやすい、ガルナの塔が良い
と思います」
勇者「俺もそう思っていたぞ。早速GO!だ」
ナレ「というわけで、ガルナの塔で適当にレベルアップして、やまたのおろちに再挑戦す
るべくジパングに舞い戻ってきた。八岐大蛇たる卑弥呼は、洞窟から屋敷に居を移したよ
うだ」
勇者「おい!ヒミコ!」
ナレ「ヒミコは声をださず、頭の中に直接話しかけてきた……」
ヒミコ 「わらわの本当の姿を見たものは、そなたたちだけじゃ。だまっておとなしくしてい
るかぎり、そなたを殺しはせぬ。それでよいな」
ナレ「はい、いいえ、で答えてください」
勇者「ふむ。何かくれたら黙ってしんぜよう」
ナタリー「なに、言ってるの!」
ヒミコ 「ほほほ……。よい心がけじゃ」
勇者「おい、何もくれないのか?」
ヒミコ 「……」
勇者「そうか、そういう態度なら。正体をばらしてやるぜ」
ヒミコ 「ほほほ、そうかえ。ならば生きては帰さぬ!食い殺してくれるわ!」
ナレ「やまたのおろちが現れた」

勇者「各自、役割は分かっているよな?」
コンラト「私は、とにかく打撃しか出来ないので」
リリア 「わたしは、敵の守備力を下げるルカニの呪文。後は適時回復呪文です」
ナタリー「あたしは、仲間の守備力を上げるスクルト、仲間の攻撃力を上げるバイキルトをコ
ンラッドと勇者に」
勇者「よし、分かっているようだな。では、戦闘開始だ!!」
ナレ「激しい攻防戦を繰り広げながらも、ついにやまたのおろちを倒したのだった」
勇者「ぜぇぜぇ……(肩で息をする)やったぜ!今度は全員生き残った(*^^)v」
ナレ「なんと!ヒミコはおろちだった!そのうわさは、またたく間に、国中に広まってい
った。そして夜があけた」
勇者「お!八岐大蛇が消えて、宝箱が目の前にあるぞ。そうか(ポンと拳で掌を叩いて)
奴は宝箱の化身だったんだ。ミミックと同じだ」
ナタリー「そんなはずないでしょ」
リリア 「それはそうと、宝箱の中身は?」
ナレ「なんと!パープルオーブをみつけた!」
勇者「パープルオーブ?これは何の役に立つのかな??」
ナレ「それは……。実はゲームマスターが考えた正しい順路で巡っていないので……各地
を巡り続ければ、いずれ分かります」
勇者「なんだよ。教えてくれてもいいじゃないか」
ナタリー「いいじゃないの。いわゆるネタバレ注意ということでしょ」
勇者「つまらんなあ……」
リリア 「と、とにかく。八岐大蛇を退治したから、もう娘が生贄にされることはなくなりま
したね」
コンラト「まだ知らない村人たちに教えてあげましょう」
従者「やまたのおろちがヒミコさまに、なりすましていたとは……」
飯炊「あの、ヒミコさまがおろちだったなんて!あなおそろし!」
娘 「きっと本当のヒミコさまは、おろちのキバにかかって……」
男 「なにはともあれ、めでたいことよ!」
兵A「いやはや!勇者どの!あんたは強いのう」
兵B「ここは、ヒミコさまのお屋敷……じゃあなくなっちまったんだなあ」
神父「ヒミコさん、死にました。でも今度あなたたちまるで神さま!やっぱりお手上げ
ね!」
勇者「諦めろ。そもそも日本は八百万の神が治める神道の国だぜ。キリスト教が入り込む
隙はねえよ」
コンラト「これからどうしますか?アリアハンに戻りますか」
勇者「そうだな……久しぶりにショニンに会いに行くか。いや、なんとなくだが……」
ナタリー「なんとなく…ね」


商人の町再訪

ナレ「というわけで、ショニンの町へとやって来た」
勇者「お、店が出来ているじゃないか。やや、ショニンが店子か」
ショニン「あっ、勇者じゃない!なんだかなつかしいわね。見てて、勇者。私、きっとこの町を大
きな町にしてみせるから!」
勇者「おう、頑張れよ。また会いに来るから」
老人「さっそく店できた。これ、あなたのおかげ。ありがとう、ありがとう」
勇者「今とは言わないが、いつかご褒美をくれよな。また来る」

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冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・19
2020.06.17

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ムオルの村

ナレ「祠を出発して、ベーリング海を経て、極東ロシアのカムチャッカ半島にたどり着い
た」
コンラト「見てください!村が見えますよ」
勇者「早速だな。行ってみよう」
村人「ここはムオル。さいはての村です」
勇者「おかしいな……。町や村に入れば、ルーラのリストに入るはずなのに」
ナタリー「そういえば、ショニンの町もルーラで行けないわね」
リリア 「辺境にある町や村はリストに乗らないようですね」
勇者「さて、今回は、時計回りで行こうか」
コンラト「となると左手の宿屋からですね」
勇者「宿屋の箪笥にかわのこしまきか……」
老人「あんたがた、船できたのか?」
勇者「その通りだ」
老人「そうじゃろうと思ったよ」
勇者「ちなみに、否定すると?」
老人「なんと!歩いてきたと?ものずきな人たちじゃのう」
コンラト「どこかの町や村から歩いてこれるみたいですね」
勇者「どこからだろうか?いずれ歩いて探してみよう」
ナレ「池の側に佇む娘」
村娘「あら、ポカパマズさん、おひさしぶり。ポポタが、あなたに会いたがっていたわ
よ」
勇者「ポカパマズ?」
ナレ「教会に入る」
勇者「おや、床にいのちのきのみが落ちてたぞ(*^^)v」
村男「いよう!ポカパマズ!ポカパマズじゃないか!え?ちがう?でも似てるなあ……」
勇者「ポカパマズ??」
ナレ「北東の総合店舗に入る」
勇者「あれ、カウンターに兜が置いてあるぞ。看板がないけど、何の店かな?」
店主「そうそう、そのかぶとは、あのときポカパマズさんが忘れていったものですよ。い
つあなたがとりにこられてもいいように、きれいにみがいてありますから。あっ、でもそ
の前にポポタにカオを見せてあげてくださいよ」

勇者「なんだかなあ……。俺って、そんなにポカパマズとかいう奴に似ているのか?どう
考えても男の名前だよな」
ナタリー「十分男らしいわよ。あんたならね」
勇者「なんだとお!十六歳の女の子に向かって(*'へ'*)ぷんぷん」
リリア 「あれ?最後のカギが掛かった扉がありますよ」
コンラト「でも、中はただの空き地のようですが?」
勇者「いいや、何もないのに鍵を掛けるわけないだろ。調べるぞ、隠し通路とかがあるか
も知れないぞ……。ほらみろ!小さなメダルがあったじゃないか」
ナタリー「はいはい。おめでとう!」
リリア 「コホン(と、軽く咳をして)店の裏側に休憩所のような広場がありますわよ」
勇者「よし、行ってみよう」
老人「おお、よくこられたポカパマズどの」
店主「これはポカパマズさん。いらっしゃい!しばらくぶりですね。ゆっくりしていって
くださいよ」
勇者「やっぱり、ポカパマズかよ。ともかく、二階へ上がろう。で、いつものように…」
リリア 「家探しですね」
勇者「むろんだ!」
ポホタ「あれ?ポカパマズさん……?でも、やっぱりちがうや!ぼく、ポポタ。下にあるか
ぶと?あれは、ポカパマズさんがお礼にって、ぼくにくれたんだ。きっとそうなんだ。忘
れていったんじゃないんだよ」
勇者「そうなのか?事情が掴めないが……」
子A「わーい。ポカパマズさんだ!」
旦那「あなたたちは、もしやアリアハンのお方では?」
勇者「とりあえず、はいだ」
旦那「やはり、そうでしたか。ポカパマズさまも、そこからきたと申しておりました。た
しかアリアハンでの名前はオルテガ……。まだ、赤ん坊の娘を残してきたのが心残りだと、
そう申しておりましたなあ。なんと!あなたが、その娘だとおっしゃられるのですか?」
勇者「たぶん、そうじゃないかな」
旦那「なるほど…たしかにポカパマズさまに似てらっしゃる。して、ポカパマズさまは、
お元気ですか?」
勇者「(´・ω・`)知らんがな。ハガレンの親父と一緒だ」
旦那「それはいけませんね。おからだをお大事にと、おつたえください」
勇者「だから、知らんといっとろうが!」
旦那「なんにしても、オルテガさまに、もういちどお会いしたいものです」
リリア 「どうやらこの方、オルテガさんが生きていると思ってらっしゃるようですね」
主婦「あなたが、ポカパマズさんの…ふーん、たしかに強そうね」

ポホタ「ねえねえ、今の話ホント?ポカパマズさんの子どもだって。いいな~ぼくもポカパ
マズさんの子どもだったらなあ~」
ナレ「部屋を退出し、階段を降りようとした時。ポポタが追いかけてきた」
ポホタ「ちょっと、まって!あのさ、下にあるかぶと、おねえちゃんにあげるよ。大きくて
ぼくかぶれないしさ。おねえちゃんに、つかってもらったほうが、かぶともよろこぶと思
うんだ。だから、おねえちゃんにあげるよ」
勇者「そうなのか?なら、ありがたくもらっておくよ」
ナレ「下に降りると」
店主「おっと、みなさん。お話は、私にも聞こえてましたよ。あなたが、あのポカパマズ
さんのお子さんとはおどろきです。さあ、このかぶとをおもちください。あなたなら、き
っとつかいこなせるでしょう」
ナレ「勇者は、オルテガのかぶとを手に入れた」
勇者「オルテガのかぶとか……。オルテガというくらいだから、俺にしか装備できないよ
うだな。しかも守備力が30もあるぜ!きんのかんむりの6より24も高い」
ナレ「勇者は、オルテガのかぶとを、じっと見つめた。父親の戦う姿が、見えたような気
がした」
勇者「え?何言ってんだ」
ナレ「今、コマンド入力で、オルテガの兜を【つかった】ではありませんか?」
勇者「オルテガの兜を【つかう】と、そんなメッセージが出るのか?」
リリア 「普通、兜を【つかう】ことはありませんよね。隠しメッセージですか?」
勇者「そうみたいだな」
コンラト「そろそろ村を出ましょうか?」
勇者「もう一度、兜をくれたポポタにお礼を言っておこう。良い物をくれたからな」
店主「あっ、こんにちは。どうですか?あのかぶとのつかいごこちは?」
勇者「おお、いい具合だ」
店主「そうですか。それはなによりです。ポポタもよろこぶでしょう」
旦那「オルテガさまは、ここにいらっしゃるあいだ、ほんとうにポポタをかわいがってい
ました。残してきた娘と、いっしょにいるようだと、おっしゃってましたよ」
勇者「俺は、可愛がられた思い出はないんだが……エドワード・エルリックの気分だ」
ポホタ「ぼく、ポポタ。ねえ、おねえちゃん。いつでもいいからさ、こんどポカパマズさん
をつれてきてよ。ぼく、ポカパマズさんに会いたいんだよう」
勇者「じゃあな( ´Д`)ノ~バイバイ」
ナレ「というわけで、ムオルの村を後にしたのであった」

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冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・18
2020.06.13

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最後の鍵を求めて

コンラト「さて、かわきのつぼを手に入れましたけど……」
リリア 「情報をまとめますと、
スーの村の馬エド『かわきのつぼを見つけたら、西の海の浅瀬の前で使うのですよ』
老人の『海に沈んだ祠があって、今は浅瀬になっている』
子供『ぼく、知ってるよ。『さいごのかぎ』って、どこかのほこらにあるんだよね』
です」
ナタリー「繋げると、西の海の浅瀬の祠に最後の鍵があり、その前でかわきのつぼを使え、と
いうことね」
コンラト「問題は、その西の海はどこかってことですね」
勇者「そうだな、西っていうからには、ここから西に向かってみるか?」
リリア 「当てもなしにですか?」
勇者「しょうがないだろ。西としか情報がないのだから」
ナタリー「それしかないみたいね」
ナレ「乗船し、西に向かって進路をとった」
勇者「よおし、コンラッド。マストに昇れ!」
コンラト「マスト?」
勇者「ほれ、この船は帆船なんだから、当然マスト(帆柱)があるじゃないか。マストに
登って周囲に目を配れってことさ」
ナタリー「なに?この船、帆船だったの?今まで、ちっとも気づかなかったわ」
勇者「おまえなあ……船のグラフィックを見れば、すぐ気がつくだろうが」
ナレ「グラフィックって言わないで下さい」
リリア 「じゃあ、この船は風まかせで動いていたのかしら?自由に動き回れるから、蒸気船
かと思ってた」
勇者「そりゃまあ、大航海時代の船は風向きや海流を見ながら航行してたし、風のない時
は奴隷が櫓を漕いで船を動かしていたけどな……じゃあなくって!!」
コンラト「構いませんよ。自分はマストに登って見張ります」
ナレ「言うが早いか、スルスルとマストに登るコンラッドだった」
ナタリー「本当なら、あんたが昇るべきじゃないの?」
勇者「何を言うか、船長は俺だぞ」
リリア 「え?誰が船長ですか?」
勇者「俺だよ。俺!」
ナレ「などという間にも、船は西へと進み、北米大陸を越えてさらに西へ進む」
勇者「何もない海原に出てしまったな」

リリア 「ここは北極海の南端で、チュクチ海と呼ばれる海域ですよ。大陸棚ですので、水深
も50mを越える所は少ないです」
勇者「チュクチ?それがどこかの方言で、西を意味する言葉なのか?」
リリア 「西かどうかは分かりませんが……チュクチとは、ロシア北東部に住む先住民族で、
クジラ猟などを行っていたといいます。この海は生存圏だったのでしょね。だからこの名
がついたと思われます」
ナレ「補足しますと、チュクチを含むエスキモー族は海やアリューシャン列島を越えて、
北米大陸へ渡ってインディアン部落を作って北米先住民となり、さらに南に下ってマヤや
インカを興すこととなったという説があります」
ナタリー「なるほど、インディアンにとっての故郷の海、すなわち方角的に西の海だったとい
うわけだったのですね」
勇者「なんか……社会史見学に来たみたいだな(^^ゞ」
ナレ「その時、上のマストから大声が聞こえた」
コンラト「南西の方向に浅瀬を発見!!」
勇者「本当か!?よおし、取り舵一杯だあ!」
ナレ「進路変更して、南西の方向へと舵を切ると、それらしき浅瀬が視界に入った」
勇者「よおし、上陸準備!コンラッドは降りてきていいぞ!!」
ナレ「船は岩だけの浅瀬の縁に着いた」
リリア 「馬のエドさんによると、ここでかわきのつぼを使え、です」
勇者「かわきのつぼだな」
ナレ「勇者はかわきのつぼを海に浮かべた。なんと、海が鳴動して島が現れ祠が出現し、
中に入れるようになった」
勇者「ほほー。そういう仕掛けだったのか」
ナレ「船を降りて祠に入る一行。中には、放射状の文様の中に宝箱が一つ置かれてある」
勇者「宝箱も気になるが……その先の牢屋に入れられた骸骨は、もっと気になるぞ!」
リリア 「宝箱には『さいごのかぎ』が入っていましたわ」
勇者「その鍵で、牢屋の鍵は開くかな?」
ナタリー「最後っていうくらいだから、開くんじゃない?」
勇者「よし、骸骨に会ってみよう。何か重要なヒントをくれるかも知れない。魔物だろう
が幽霊だろうが、ドンとこいだ」
ナレ「と、歩き出すと」
勇者「あ!床の上に小さなメダル見っけ(*^^)v」
ナレ「手に入れたばかりの、さいごのカギを使って、牢の中の者と面会する」
骸骨「私は、いにしえを語りつたえる者。イシス砂漠の南、ネクロゴンドの山奥にギアガ
の大穴ありき。すべての災いは、その大穴よりいづるものなり」
ナタリー「ギアガの大穴ですってよ。次の行き場所が分かったわね」

勇者「ギアガの大穴?それってベネゼエラにあるギアナ高地(テーブルマウンテン)にあ
る巨大大穴(サリサリニャーマの縦穴)じゃないのか?」
リリア 「え?ベネゼエラって南米北部にある国ですよね。骸骨さんは、イシス砂漠の南、つ
まりアフリカのことを言ってるみたいですけど……」
勇者「ううむ……分らん。ゲームクリエイターの勘違いということにしておこう」
ナレ「サリサリニャーマの動画はこちら⇒ https://youtu.be/nGkDouBVoLs 」
ナタリー「それで、すぐに向かうの?」
勇者「そうしたいのは山々なのだが、今はまだ早計だと思う」
ナタリー「どうして?」
勇者「すべての災いの大本というくらいだから、その先は当然ラスボスが待ち構えている
ということだろ?」
リリア 「そういうことになりますね」
勇者「世界地図を見てみろ。色塗りされていない場所がたくさんあるぜ。まだ半分も回っ
ていないじゃないか」
コンラト「つまり、この世界をすべて回り終わってからということになりますか?」
勇者「まだ行っていない町や村を訪ねる必要があるし、行く先々で情報を集めながら、装
備も整えなきゃならん」
ナタリー「意外に慎重ね。いざ、いかん!とかいって、当てどもなく探し回るかと思ったわ」
勇者「俺を馬鹿にしているだろ?」
ナタリー「うん(^ω^)」
勇者「張り倒したろか?」
ナタリー「やめて(^_-)-☆」
リリア 「二人ともやめてください」
コンラト「さあさあ、ここを離れて冒険に戻りましょう」
ナレ「リリアとコンラッドに背中を押されて、祠を退出する」
リリア 「これからどうしますか?」
勇者「そうだな……。世界地図を見れば、このまま南へ真っすぐ下ればアリアハンに到達
できるみたいだ。レベルアップを兼ねて、南の方向へ船旅を楽しむか。途中にはたぶん…
日本もあるだろうからな」
ナレ「一行が船に戻り、浅瀬を離れた瞬間だった」
コンラト「あ!浅瀬が!!」
ナレ「海鳴りとともに、浅瀬の祠が再び海の中に沈んだ」
リリア 「もう二度と来れなくなりましたね」
勇者「うむ……。しかたあるまい」

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冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・17
2020.06.12

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エジンベア

リリア 「村人全員と馬さんから情報集めは済みました」
勇者「そうか、次はイギリス、レッツラゴー!」
コンラト「エジンベアですよ」
リリア 「一旦ルーラでポルトガへ行き、北上すれば早いですけど」
勇者「いやいや、レベルアップも兼ねて、ここから船を漕いでイギリスへ向かおう」
コンラト「エジンベアですけど」
勇者「どうでもいいじゃんか」
ナレ「ともかくもスーの村から、ミズリー川を下って海に出て、Atlantic Ocean を一路
北へと舵を切る」
勇者「Atlantic Ocean(アトラスの海)か……日本訳だと大西洋だな。大東洋とは言わな
いのが味噌だよな。大航海時代に西へ西へと船を漕いだのに因んだのかな?」
ナタリー「なに?どこかの国を揶揄しているのかな」
勇者「ま、そういうことよ。世界二大海流のメキシコ湾流(ガルフストリーム)に乗って
北上するぞ!」
ナレ「魔物に遭遇することなく、無事に彼の地にたどり着いた」
勇者「見えた見えた!ウィンザー城だ!!」
ナタリー「それは別の世界の名前でしょ」
勇者「いいからいいから、入ろうぜ」
衛兵「ここは、ゆいしょ正しきエジンベアのお城。いなか者は帰れ帰れ!」
ナレ「けんもほろろに、衛兵に追い返される」
勇者「なんだとこの野郎!(拳を振り上げる)」
リリア 「やめてください。その手を降ろして」
勇者「だってよ、これは明らかな人種差別だぞ!」
ナレ「しばらく押し問答を繰り返していたが」
勇者「だめだあ……頑固者め!」
ナタリー「あんたもね」
勇者「しようがない、アレを試してみるか」
リリア 「アレって、もしかしてアレですか?」
勇者「そう、そのアレだよ」
ナレ「と言うと、そのアレを身体に振りかけた。見る間にアレの効果が現れた」
コンラト「アレ、アレ、って何のアレですか?」
リリア 「ほら、見てください!姿が……」

ナレ「なんと!パーティーの姿が消えて、透明人間のようになってしまったのだ。さすが
アレだけのことがある」
ナタリー「もう!!アレなんて言わないで、『〇えさ〇そう』ってちゃんと言いなさい!」
勇者「おまえだって伏字じゃないか!いやなに、ネタバレ注意だと思ったのさ」
コンラト「透明人間になれば、衛兵に見つからずに潜入できるんじゃないですか」
勇者「そうだな……。ちょっくら、いたずらしてやろう。おい、衛兵!おまえの母ちゃん
デーべーそー!!」
衛兵「あれ?なんだろう。空耳かな」
勇者「あはは、キョロキョロと見まわしてる(≧◇≦)」
コンラト「バレちゃわないうちに、城門をくぐりましょう」
ナレ「城門を開けて中に入る」
勇者「なあ、普通城門ってのは、中からでないと開かないよな?なんで、すんなり開いた
のだ?」
ナタリー「外に衛兵がいるからじゃない?」
勇者「そんなもんかよ。こんな所ほど、特別な城門の鍵とかが必要なのじゃないか?ドラ
クエⅡなら水門の鍵みたいな」
ナタリー「それを探すクエストが欲しいの?き〇さり〇うが、その鍵なんでしょ」
勇者「いやなに、思っただけだ」
兵士「やれやれ……お城の見張りも疲れるわい。ひと休みひと休み……と」
勇者「怠慢な兵士だな」
コンラト「さて、どう回りますか?」
勇者「反時計回りで行こう」
リリア 「左回りがお好きですね」
勇者「知らないのかよ。人間、基本的に左回りするのが効率的なんだぞ」
リリア 「そうなんですか?」
勇者「陸上トラック競技やスケート競技見れば分かる」
コンラト「そういえばそうですね、左回りになっています」
ナタリー「利き手、利き足の関係でしょうね」
青年「この世界のどこかに、海の水をひあがらせるつぼがあるそうです」
勇者「この城にあるんだよ。かわきのつぼは、どこにある?」
リリア 「知らないみたいですね」
老人「その昔、海に沈んだほこらがあるそうです。今は浅瀬になってるとか。なにか宝物
が眠っていそうでわくわくしますな」
コンラト「ここでも浅瀬ですか……確か西の海にあるそうですが」
勇者「西の海だけじゃ、どこの西か分らんな。朝鮮人がいう東海の反対側だ」
僧侶「こんにちは、いなかの人!」
勇者「なんか癪にさわる言い方だな。透明人間になって殴ってやろうか?」
コンラト「だめですよ。それだから、いなかって言われるのです」
勇者「あれ?壁に囲まれた閉鎖空間に、階段と扉があるな」
リリア 「この状況だと、城壁の外から入るのでしょうか?」
勇者「階段があるから、城の二階からとも考えられるぞ。二階を探そう」
侍女「ここは、王さまと姫さまの寝室。むやみに入ってはなりませぬ」
勇者「王と姫?普通は、王と王妃ってところだろ?王妃は別居中なのか?それとも死んだ
とか?」
ナタリー「かもね」
勇者「お、箪笥の中に、パーティードレスとおしゃれなスーツを見つけたぞ。がしかし、
誰も着用できないみたいだな。王族貴族じゃないからか?これでも、ロマリア女王だった
んだがな」
リリア 「その二つは、盗賊か遊び人しか着れませんよ」
勇者「盗賊?盗賊がドレスを着てパーティーにでも参加するのか?おかしいだろ?あ、そ
うか、参列者の宝飾品を盗むためのものか……峰不二子用だな」
ナタリー「ま、ゲームの設定としか言えないわね」
勇者「言うなよ。本棚には、しゅくじょへのみち、があったぞ。さすが城の中だな」
ナレ「解説しましょう。しゅくじょへのみちは、『おじょうさま』という性格に変われる
女性限定アイテムです。盗賊と商人以外に使え、かしこさが若干、運がメッチャあがりま
す」
勇者「運が上がるのか?運って、攻撃成功率や回避率に関わるんだったよな」
リリア 「回避率ということなら、ナタリーさんが適格ですね。体力低いですからね」
ナタリー「痛恨の一撃喰らうと即死だけど……いらない!今で十分よ」
勇者「お!ここにも鏡があるぜ」
ナレ「勇者はカガミをのぞきこんだ。すこしだけたくましくなったような、そんな気がし
た」
勇者「なあ、鏡を覗くたびに、いろいろあるけど。もしかして、ステータスにも変化をお
よぼしているような気がするのだが……」
ナタリー「気のせい、気のせい。たぶん後々のストーリーの伏線よ」
勇者「伏線……?なんのこと??」
ナタリー「さあて、次行きましょうか」
侍女「池のほとりにたたずんでおられるのが、この城のマーゴット姫でございます」
姫 「あたし、聞いちゃった。あなた、いなか者なんですってね。うふふ。今度いなかの
話を聞かせてほしいわ」
勇者「なあ、こいつ張り倒していいか?生意気だ」
コンラト「だめですよ!」
衛兵「王さまは、この上です」
勇者「会ってみようじゃないか?なんかどうせ、いなか者とか言いそうだが……」
近衛「王さまに、そそうのないようにな」
勇者「場合によって、殴りかかるかもな」
近衛「わが王は、心の広いお方だ。おぬしのような、いなか者でも話をしてくださるだろ
う」
大臣「はるか西の海には、スー族という民族の住む新大陸があるそうじゃ」
勇者「知っているよ。行ってみたばかりだ。さて、王さまか……なんて言うかな」
国王「わしは、心の広い王さまじゃ。いなか者とて、そなたをばかにせぬぞ。勇者が次の
レベルに……(省略)」
勇者「いなか者と言ってる時点で、ばかにしている証拠じゃないのか?ま、冒険の書に記
録してくれるのはありがたいが……」
コンラト「南側に扉がありますよ」
ナレ「そこは城のテラスであった。吟遊詩人がいる」
詩人「おや?あなたが、うわさのいなか者ですか?ふむ……なるほど、たしかにいなか者
ですね」
勇者「ほんっとに!腹の立つ連中だな(*'へ'*)ぷんぷん」
ナレ「テラスをぐるりと回ってみると階段があった」
リリア 「これは、城の中で見た、閉ざされた部屋に通じているようですね」
コンラト「城壁の外に誰かいますよ」
勇者「よし!行ってみよう」
ナレ「階段を降り扉を開けると、いわゆる中庭のような所に出た」
住民「おっ、あんた見かけん顔だな。旅の人かい?」
勇者「違うな。冒険者だ」
住民「ウソついてもダメさ。その旅なれたかっこうは、どうみても旅の人だよ。しかも、
ちょっといなか者だろ」
勇者「なんだよ。馬鹿にしたうえに、情報もくれないのかよ。期待外れだ」
ナタリー「他にも誰かいるわよ」

男 「城の地下にある3つの石を、青い床にうまく並べると、なにかが起こるらしいぜ。
失敗したときは、1度地下から出ると、やりなおせるって話だ」
リリア 「エジンベアの謎解き?」
勇者「庭の隅で小さなメダル見っけ(*^^)v」
ナレ「場所を移動して、王の間を降りた所にある扉を開けてみると西の中庭に出た」
子供「ぼく、知ってるよ。『さいごのかぎ』って、どこかのほこらにあるんだよね」
勇者「さいごのかぎか……。やっと、まともな話が聞けたな。あ、ついで花壇の中に小さ
なメダル見っけ(*^^)v」
リリア 「子どもは正直ですからね」
勇者「さて、問題の『かわきのつぼ』はどこかな?」
コンラト「入城してすぐ左手の階段の先をまだ見てませんよ」
ナタリー「地下室だからありそうよ」
ナレ「その階段を降りると、謎めいた部屋だった」
勇者「3つの石と青い床か……」
リリア 「東の中庭にいた人の情報では、石を青い床に置けということですね」
勇者「おい、ナタリー。おまえ、こういうの得意だろ。俺が石を動かすから指示しろ!」
リリア 「そうですね。きれものですものね」
ナタリー「しようがないわね……はい、ナレーションお願いします」
ナレ「3つの岩を左から順にA、B、Cとします。⇒
①Aを上に1マス、右に2マス動かす。⇒Bを右に1マス動かす。⇒Aを上に動かしてパネルに
乗せる。
②Cを下に1マス動かす。⇒Bを左に3マス、上に1マス、右に2マス動かす。⇒Bを上に動か
してパネルに乗せる。
③Cを上に1マス、左に4マス、上に1マス、右に2マス動かす。⇒Cを上に動かしてパネルに
乗せる。です」
勇者「あ!池ポチャしたじゃないか」
ナタリー「気をつけてよ。池に落ちたらやり直しだからね」
勇者「それを早く言えってえの!」
リリア 「一旦外に出ましょう」
ナレ「再挑戦する一行だが、解答を示しておきます」
勇者「おい。それを最初から言えよ(*'へ'*)ぷんぷん」
ナレ「無事に、3つの石をパネルに置き終えると」
勇者「おおおお!三つともパネルに配置できて……。おおおおお!後ろの壁に通路ができ
たぞ!」
ナタリー「あんた、うるさいわよ!!」
リリア 「さすが『きれもの』のナタリーさんですね」
勇者「ともかく、開いた通路の先へ行こう」
リリア 「宝箱があります」
勇者「かわきのつぼ、が手に入ったぞ!」

ポチッとよろしく!

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