冗談ドラゴンクエスト 冒険の書 36
2019.08.05


冗談ドラゴンクエスト


冒険の書 36


04/29 03:32 リリア「それじゃあ、早速解呪薬を作りましょう」


04/29 03:33 道具屋「それが、もう一つ材料が足りないのです」


04/29 03:33 コンラッド「それは何ですか?」


04/29 03:36 道具屋「マンドレイクです」


04/29 03:36 ナレ1「解説しよう。マンドレイク(Mandrake)、別名マンドラゴラ(Man
dragora)とは、ナス科、マンドラゴラ属の植物である。古くから薬草として用いられた
が、魔術や錬金術の原料として登場する。根茎が幾枝にも分かれ、個体によっては人型
に似る。幻覚、幻聴を伴い時には死に至る神経毒が根に含まれる」


04/29 03:53 リリア「マンドレイク? 以前錬金術師から聞いたことがあります。人の
ように歩き回り、引き抜くと悲鳴を上げてまともに聞いた人間は発狂してしんでしまう
という伝説があります」


04/29 03:55 ナタリー「それじゃあ、採取できないじゃない」


04/29 03:58 リリア「ですから、飼い犬などを首輪でマンドレイクに繋いでおいて、遠
くから犬を呼び寄せるのです」


04/29 04:01 コンラッド「犬は飼い主の元へ駆けだし、首輪に繋がったマンドレイクを
引き抜くということか。しかし、犬は……」


04/29 04:02 リリア「はい。マンドレイクの悲鳴を聞いて死んでしまいます」


04/29 04:04 ナタリー「あたしも聞いたことがあるわ。マンドレイクの取引には、死ん
だ犬も一緒にということらしいわね」


04/29 04:05 道具屋「まあ、どれも噂ですから……。ほんとのところは誰にも判りませ
ん」


04/29 23:03 コンラッド「ともかく、そのマンドレイクを手に入れないといけないよう
ですね」


04/29 23:22 リリア「どこにあるか判っているのですか」


04/30 22:33 道具屋「このモトス村から南へ12000マイラほど行ったところに妖精の森
があるらしいのですが、その森のどこかに茂っていると言われています」


04/30 22:35 リリア「妖精の森ですか? 森に入った旅人を惑わす結界が張られている
と聞いたことがあります」


04/30 22:37 道具屋「はい。森に入ったら二度と生きては帰ってこられないとか。だか
ら誰も近づかないそうですよ」


04/30 22:41 ナタリー「うう……。またぞろ人面樹が出てきそうな所ね」


05/02 01:30 コンラッド「村人の状況を知った以上は、そのマンドレイクを手に入れる
ために妖精の森へ行くべきだと思うのですが」


05/02 01:33 ナタリー「生きては帰れないかも知れないのよ。それに、マンドレイクを
どうやって採集するのよ」


05/02 01:39 コンラッド「マンドレイクなら、犬の代わりに猪などの動物でも良いでし
ょう。食料は必要ですし、どうせ屠殺してしまうのですから」


05/04 01:43 リリア「考えていてもしかたがありません。村人を救うためにも妖精の森
へ行きましょう」


05/04 01:44 ナタリー「冒険に出たことがないリリアが言うような言葉じゃないと思う
けど」


05/04 01:45 リリア「でも、なんとかしたいと思いませんか? 人として」


05/04 01:47 ナタリー「気軽に言うものじゃないと思うけど」


05/04 01:49 リリア「でも……」


05/04 01:50 道具屋「あの、無理していただかなくても結構です。妹にもマンドレイク
を手に入れるように頼んでますし、ギルドにも依頼を出してますから」


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銀河戦記/機動戦艦ミネルバ 第四章 新型モビルスーツを奪還せよ XII
2019.08.04


 機動戦艦ミネルバ/第四章 新型モビルスーツを奪回せよ


                XII

 バルモア基地の岸壁に強襲着陸したミネルバ。
 四方八方からの攻撃を受けているが、何とか善戦している。
 そこへモビルスーツ三機が走り込んでくる。発着デッキに飛び乗り、昇降機によって
艦内へと格納された。
 カサンドラの訓練生達もキースの班に誘導されて次々と乗り込んでいる。
「モビルスーツ格納完了しました」
「訓練生の収容も完了しています」
「よろしい。ただちに浮上して下さい。すみやかに撤収します」
 急速浮上して山越えしていくミネルバ。野砲大隊を軽く潰して砂漠へと進入した。
「シャーリー・サブリナをここへ呼んでください」
 早速シャーリーが呼ばれる。
 フランソワの前に出て敬礼するシャーリー。
「報告を」
「はっ。今回の作戦任務において、旧式モビルスーツ二機と新型一機とを奪取に成功し
ました。しかしながらもう一機の新型は、奪取に成功したものの、パイロットが操作ミ
スをしたのか、システムが暴走したのか、はるか彼方へと飛んで行ってしまいました。
この機体のパイロットは、実はカサンドラの訓練生です。本来乗り込む予定だったキャ
ンベル伍長が撃たれ、起動ディスクを受け取った訓練生が代わりに乗り込んでしまった
のです」
「なるほど、良く判りました。詳細報告書は後にして、下がって休みなさい」
「ありがとうございます。失礼します」
 再び敬礼して、踵を返して引き下がるシャーリー。
「新型モビルスーツの飛び去った軌跡を追跡できたか?」
「はい。追跡できております」
「発信機の方も、微かではありますが受信しております」
「よし! 新型は是が非でも回収せねばならない」

 その頃、アイク達の乗る新型モビルスーツは砂漠の真ん中に不時着し、岩にもたれか
かるようにしていた。
 コクピットの中で膨れっ面のサリー。計器類を調査しているジャン。そしてアイクは
というと、シートに深々と腰を沈め腕枕をして、ぼんやりと映像の消えたスクリーンを
眺めている。
 電力消費を倹約するために、必要最低限の機器だけを作動させていた。
「なんで墜落したのよ」
「しようがないだろう。ガス欠なんだから」
「動けないなら、歩いて近くの町へ避難しましょうよ」
「ここは砂漠のど真ん中だぜ。一番近くの町でも何百キロとあるんだ。途中で干からび
ちゃうよ。それに至る所が流砂になっていて、踏み込んだら最期、あっという間に砂の
中に沈んで窒息死だよ」
「寒いわ……」
「そうだな。外の気温は五度。夜明けには氷点下にまで下がるが、昼間になると今度は
灼熱地獄変わるさ」
「ヒーター入れてよ」
「だめだよ。エンジンが動いていないんだ。すぐにバッテリーがなくなるよ。遭難信号
を出す発信機のために電力を残しておかなくちゃ」
「……。ところでジャン。さっきから何をやってるの」
「こういう場合に備えて、大概サバイバルツールが装備されているはずなんだ。それが
どこにあるか調べているんだ」
「弾丸だって一発も積んでいないんだぜ。サバイバルツールだって積んでないんじゃな
いか?」
「いや、サバイバルツールは常備品として、出荷時点で積むからあるはずだ」
「でも撃墜されて、脱出シュートで緊急脱出したら使えないんじゃない?」
「脱出?」
 見合わせるアイクとジャン。
「そうか! 座席だ。座席の下だ」
 座席を動かして下を探す二人。


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銀河戦記/鳴動編 第二部 第三章 第三皇女 XIII
2019.08.03


第三章 第三皇女


                XIII

「敵艦隊旗艦、アークロイヤル発見!」
 ついに待ちに待った情報が届いた。
「ようし、遊びは終わりだ。全艦ワープ準備! 敵旗艦空母の周辺に座標設定」
「了解! ワープ準備に入ります。座標設定、敵空母周辺」
 操舵手が復唱する。まさに楽しそうな表情で、ピクニックにでも行くようだ。それも
そのはずで、あのミッドウェイにおいても操舵手を務めていたのである。空母攻略のた
めの小ワープは、その時と状況がほとんど似通っており経験済みの余裕であった。
「白兵戦の要員は、ただちに発着場に集合せよ」
 ミッドウェイでは総攻撃を敢行したが、今回はアークロイヤルに接舷し、白兵戦で艦
内に侵入する。そしてマーガレット皇女を保護する作戦である。
「艦長、後は任せる。作戦通りに動いてくれ」
 立ち上がって指揮官席を譲るアレックス。
「おまかせ下さい」
 作戦を参謀達に伝えた時、提督自らが敵艦に乗り込むことに、反対の声も少なくなか
った。しかし、作戦が困難であればあるほど、部下にだけに苦労させたくないというア
レックスの心情と性格は、誰しもが知っていることである。カラカス基地攻略戦、タル
シエン要塞攻略戦など、生還帰しがたい作戦だからこそ自ら率先してきたのでる。
「内乱を引き起こしたとはいえ、相手は皇女様だ。私が行かなければ失礼にあたるだろ
う」
 そう言われてしまうと誰も反論することができなかった。

 その頃。旗艦空母アークロイヤル艦橋では、マーガレット皇女が、戦闘機編隊の不甲
斐なさに憤慨していた。
「たかが駆逐艦に戦闘機が手をこまねいているとは……」
「いいえ、よくご覧下さい。そのたかが駆逐艦の動きです。さながら戦闘機のようでは
ありませんか。まるで曲芸飛行をのようです」
 そう答えるのは、艦隊司令のトーマス・グレイブス少将である。
「こちらは三万機もの戦闘機で迎え撃っているのですよ。相手はたった二百隻ではあり
ませんか」
 戦闘機がたかが駆逐艦に負けるわけがない。
 そうでなければ、自軍の艦隊編成を見直さなければならない。戦闘機の攻撃力と機動
性を信じたからこそ、アークロイヤルはじめ数多くの航空母艦を主体とした空母艦隊を
組織したのである。戦闘機がこうもあっさりと惨敗し、しかも敵艦はほとんど無傷とな
れば、まさしく空母無用論を唱えたくなる。
「とにかく、このままでは……。一旦退却して体勢を整えさせましょう」
 その時だった。
 敵艦隊が突如として消えてしまっただ。
「消えた?」
「どういうことですか?」
「わかりません」
 次の瞬間、目前に敵艦隊が再出現したのである。
 突然の出来事に目を丸くして驚愕する一同。
 空母は、戦闘機の発着を円滑に行うために、艦同士の距離をとってスペースを開けて
おかなければならない。そのスペースを埋め尽くすように敵艦隊が、アークロイヤルの
周囲を取り囲んでしまったのである。これでは味方艦隊は攻撃をできない。まかり間違
えば、アークロイヤルに被害を及ぼしてしまうからである。
「完全に包囲されています」
「何とかしなさい」
「無駄です。我々は人質にされてしまいました。味方は攻撃することができません」


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