冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・21
2020.06.28

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・21


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ランシール

ナレ「アリアハンに戻った一行は、自宅で休養し国王に冒険の書に記録してもらう」
勇者「それじゃ、ここから再出発だな」
コンラト「どちらに向かいますか?」
勇者「西に向かったところに、オーストラリアがあるはずだ。まずは、そこへ向かおう」
ナレ「ということで、アリアハンから船に乗ってしばらくゆくと」
勇者「オーストラリア大陸が見えて来たな。大昔に南極やインドを含む東ゴンドワナ大陸
から分離して北上を続けて、今でも年に7cmの高速で移動しているらしい」
ナタリー「意外と勉強してるのね」
勇者「馬鹿にするなよな。ついでに言うと、数億年後にはユーラシア・オーストラリア・
アメリカ大陸などが一つに合わさって、アメイジア超大陸と呼ばれるものができるらしい
ぜ」
リリア 「到着しましたよ」
娘 「ここはランシール。小さな村よ」
勇者「よし、ここは反時計周りに情報集めだ」
コンラト「じゃ、最初は武具屋ですね」
勇者「おい、お奨めの武具はあるか?」
武具「へい。まほうのほうい、などどうでしょうか?呪文攻撃のダメージを減らす効果が
あります。僧侶用で、4400Gになります」
勇者「それをくれ!」
武具「まいどあり!」
リリア 「ありがとうございます(装備した)」
男 「村は小さいけど、神殿は大きいよ。だからおとずれる人はけっこう多いんだ」
剣士「私は、さいごのかぎを探して旅をしている。しかしカギを手に入れるには、つぼが
必要だという。いったいどういうことだ?つぼにカギが入っているのだろうか…」
勇者「違うぞ!とある場所で壺を入手して、とある場所でそれを使って……」
ナタリー「教えても無駄よ。その鍵は我々の手にあるもんね」
娘 「私は、道具屋のむすめ。きえさりそうを買っていってくださいな。きえさりそうは、
あなたの姿を見えなくしちゃう、不思議な草よ。持ってると便利なんだから」
勇者「それ、スーの村でも売ってたからな。しかし、透明になるのは便利だよな……二つ
三つ買っておくか」
ナタリー「あ、また悪だくみ考えてるわね」
ナレ「北西の家に入る」
猫 「にゃーん」
勇者「にゃーん!?お、箪笥の中に小さなメダルがあった(*^^)v。あ、鏡台がある」
ナレ「鏡に自分の姿を映してみる。そして、ちょっぴりきどったポーズをしてみた」
勇者「私って、やっぱりきれいよね」
ナレ「勇者は、ちょっぴり安心した」
ナタリー「何やってんの?あんた」
勇者「言っておくが!俺は、年頃の女の子なんだぜ。これくらいは当然の行為だろ。鏡が
あったら覗いてみる。どうだ!?」
リリア 「確かに女の子っていうのは認めるけど……コンラッドさんはどう思います」
コンラト「い、いや……私は……(言葉に詰まる)」
ナレ「なお、この鏡台は、他にもいろいろと答えてくれるようです」

男 「この神殿から地球のへそと呼ばれる洞くつに行けるらしい。地図で見たときにちょ
うどおなかのあたりにあるから、地球のへそと呼ばれているのさ」
勇者「ふむ……。『地球のへそ』といえば、エアーズロックだよな。ここが地球世界であ
ることを証明してくれたな」
ナレ「エアーズロックは、英国探検家が名付けた名前。先住民アボリジニでは、ウルル
(Uluru)と呼びなわされている。1987年ユネスコの世界遺産に登録された」
勇者「神殿右手に最後の鍵の扉があるな(ガチャッ)」
男 「イエローオーブは、人から人へ世界中をめぐっているそうじゃ。たとえ、山びこの
笛であってもむずかしいであろうな」
リリア 「オーブの情報ですね。つまり、他のオーブも山びこの笛があれば探せるということ
でしょうか?」
勇者「やまびこのふえか……確か、ドラクエⅡでもあったが、結局使わずじまいだった」
ナタリー「それは、攻略本読んでたからじゃないの?」
勇者「ともかくだ。ドラクエⅡの紋章は、ラスボスの所へ行く鍵のようなものだった。こ
こでのオーブも同じだと思う」
コンラト「まあ、至極当然ですね」
勇者「ふむ、右の建物と神殿の隙間が気になるな(と、狭い通路の突き当りに)ほら見ろ
!小さなメダル見っけ(*^^)v」

ナレ「神殿左手の最後の扉を開けて入る」
勇者「あれ?なんか変な魔物がいるぞ」
魔物「きえさりそうを持ってるかい?」
勇者「ああ、さっき買ったばかりだ」
魔物「だったら、エジンベアのお城にいきなよ」
勇者「もう行ったよ。やはり順路を間違えたな」
男 「わしには見える。もし旅先でわかれた仲間がいるとすれば、その者が希望をもたら
すであろう」
リリア 「別れた仲間というと、ショニンのことね」
コンラト「あの町は発展途上ですから、今後も訪れれば何か貴重なアイテムなり情報を得られ
そうです」
勇者「さて、後は本丸の神殿だな」
神官「よくきた、勇者よ!ここは、勇気をためされる神殿じゃ。たとえ、ひとりでも戦う
勇気がおまえにはあるか?」
勇者「一人で行くのか?……まあいい、行ってやろうじゃないか!俺に不可能の文字はな
いからな」
神官「では、私についてまいれ!」
ナレ「というと神官は奥の方へ」
コンラト「しんぱいだわ……。早く帰ってきてね」
勇者「な、なんだよ。その言い方。気持ち悪いな。女みたいじゃないか」
コンラト「女ですよ!!」
ナレ「説明します。一人になって振り向いた時、話しかける相手は、二番目に並んでいる
者と会話することになります。で、戦士のコンラッドなのですが、女戦士に設定されてい
るためにそういう言葉となりました」
勇者「わ、分かったよ。そういや、オープニングで全員女に設定したのを忘れていたよ」
ナレ「そういうと、神官の後を追う勇者」
神官「(T字路で立ち止まって)では、ゆけ!勇者よ!」
ナレ「ちなみに、この神殿クエストにおいて、FC版では有名なバグを利用した『ランシ
ールバグ』という裏技があります」
勇者「知っているぞ。アイテム無限増殖とか、簡単レベルMAXできたりとかな。ただし
バグって冒険の書に異常が発生したり消えたりするので注意!だろ?」
ナレ「その通り(*^^)v……などと言いながら、西へ砂漠のようなところへと突き進むので
あった」
勇者「地球のへそに入ったぞ!マッピングが得意なリリアがいないから……。片手壁沿い
歩きでいくか」
ナレ「右手を壁に当てて、離すことなく壁沿いに歩き出す。ところが……」
勇者「なんだよ。なんか……同じところをずっと回っているようだ。まさか!無限回廊な
のか?しようがない。行き当たりばったりで行くか」
ナレ「入り口から真っすぐ行った突き当りを左に曲がると階段があった」

勇者「降りてみたら、なんか……ただっぴろいところに出たな。とりあえず適当に」
ナレ「東へ進んで少し北にいったところの階段を昇る。道沿いに進んで突き当り」
勇者「なんか、変な像があるな……」
ナレ「調べたが、ただの像だった」
勇者「ともかく宝箱だ。お!だいちのよろい、が入っていたぞ。はがねのよろい、よりも
守備力が+18だ!」
ナレ「元来た道をたどり、先ほどの大広間を北へ進んだ階段を降りる」
勇者「お、なんか壁に顔のような彫刻があるな。レリーフというやつか?」
彫刻「ひきかえせ!」
勇者「(゚∀゚)アヒャ……お、驚かすなよ。レリーフが喋りやがった」
彫刻「ひきかえしたほうがいいぞ!」
勇者「そうはいくか!」
彫刻「ひき返せ!」
勇者「うるせえ!」
ナレ「さらに進み、宝箱の前に到達した」
勇者「やっと来たぜ。中身は……小さなメダルと、ブルーオーブだぜ。やったな!これで
クエスト終了か?大広間のもう一つの階段は……。いいや、省略。リレミト!」
ナレ「地上に戻り、神殿に引き返す」
コンラト「帰ってきてくれたのね?お帰りなさい!」
勇者「……。やめてくれ!おまえには女言葉は似合わないぜ」
神官「これこれ、仲間うちでさわがぬように。ともかく……よくぞ、無事で戻った!どう
だ?ひとりでさびしくなかったか?」
勇者「さびしい?楽しかったぞ」
神官「では、お前はゆうかんだったか?よく知っているだろう。さあ、ゆくがよい」
ナレ「パーティーに合流した」
勇者「ところで、この通路の東はどうなっているんだ?」
ナレ「神官のそばをすり抜けて、東に向かう」
勇者「お、宝箱がある。小さなメダル見っけ(*^^)v」
コンラト「これからどうしますか?」
勇者「そうだな……。ショニンに会いに行こうぜ!」
ナタリー「またなの?」
勇者「おお、これからはオーブを手に入れるごとに行こうと思う」
ナレ「ということで、商人の町へと向かった」


商人の町三度目

勇者「戻ってきたぞお!」
ナタリー「三度目よね」
商人「ほう……こんなところに、町ができていたとは……。やはり商売は、足でかせぐ!
いいとりひきさきが見つかりましたよ」
ショニン「ああっ、勇者!私よ私。ショニンよ。今度はここに、大きな劇場を作ろうと思って
いるの」
勇者「まあ、頑張りな」
リリア 「またね(*^^)v」
老人「町どんどん大きくなる。先楽しみ!みな、あなたのおかげ」
町娘「ここはきっと、大きな町になるわ!そんな気がするの!」
勇者「ここは宿屋か……来るたびに、町の景色が変わるな」
剣士「ガイアのつるぎ……大地をつかさどるその剣は、巨大な山をもゆるがすという……。手
に入れたい!しかし、どこにあるのか、さっぱりわらぬのだ」
リリア 「ガイアのつるぎ、ですって。メモしておきます( ..)φカキカキ」
コンラト「これからどうしますか?」
勇者「おまえ、それしか言わないのかよ」
コンラト「他にどう言えと?リーダーはあなたですから、行き先を決めていただかないと」
勇者「ともかくだな……大航海時代と言えばアメリカ大陸発見の他には、南アフリカ南
端喜望峰を回るインド航路の開拓だろ?」
リリア 「バスコ・ダ・ガマですね」
勇者「そういうこと。一旦ポルトガに戻るか」

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銀河戦記/鳴動編 第二部 第七章 反抗作戦始動 XI
2020.06.27

第七章 反抗作戦始動


XI


 第三皇女艦隊旗艦インヴィンシブル。
 正面スクリーンでは、総督軍に対して攻撃を開始した第四艦隊と第五艦隊が映し出され
ていた。
 戦闘の経験のない艦隊であるが、逃げ腰の総督軍に対しては十分なくらいの戦力と言え
た。
 それを眺めていたホレーショ・ネルソン提督が意見していた。
「皇太子殿下が後退を続けていた意味が、今になって判りましたよ」
「申してみよ」
「はい」
 ネルソン提督は一息ついてから自分の考えを述べ始めた。
「殿下は、後退することによって時間を稼いで援軍の到着を待つと共に、戦闘域を後方へ
と移動させたのです。そして本来後方支援だった艦隊を戦場へと引きずり込んだのです。
戦場となれば本国の指令より、戦場の最高司令官に指揮権が委ねられます」
「その通りです」
 嬉しそうに頷くジュリエッタ皇女。
 信奉する兄の功績を、配下の武将に認められることが一番の喜びだったのである。

 第二皇女艦隊でも同様の具申が行われていた。
 トーマス・グレイブス提督が述べていた。
「戦場においては戦場の司令官が指揮を執る。帝国軍規を良く理解した上での作戦でし
た」
「共和国同盟の英雄と称えられていた才能が証明されたということです」
「誠にございます。銀河帝国の全将兵が皇太子殿下の足元に傅くことでしょう」
「殿下は銀河を統一したソートガイヤー大公の生まれ変わりと言っても間違いないでしょ
う」
 アレックスの特徴ある瞳の色、エメラルド・アイがそれを証明するであろう。
 そして類まれなる指揮能力と作戦巧者は疑いのないものとなる。
「殿下よりご命令です。総督軍の左翼へ艦載機攻撃を集中させよ」
「グレイブス!」
「御意! 総督軍の左翼へ艦載機攻撃!」
 艦橋オペレーター達は小躍り状態で全艦隊へ指令を伝達した。


 さらに三時間が経過した。
「敵艦隊より降伏勧告が打診されています」
 通信士が報告するも、マック・カーサーは無視を続けていた。
 しかしながら、総督軍は総崩れとなり、残存艦数は五十万隻にまでに減じていた。すで
に完全なる消耗戦となり、時間が経てば経つほどのっぴきならぬ状況へと陥っていく。
 それに対して包囲攻撃を続けるアレックスの艦隊にはほとんど損害を被ることはなかっ
た。
 勝算はまるでなく、逃走もかなわない状況がはっきりしている。
 総督軍は完全に戦意喪失となり、総司令官の新たなる判断を待ち続けていた。

 それは【降伏】の二文字しかなかった。

「司令官殿、そろそろご決断すべきだと思いますが」
 参謀の一人が意見具申を出した。
「決断とは何のことかね」
「もちろん降伏です。この情勢ではそれしかないでしょう」
「馬鹿を抜かすな! ここまで来て降伏などできるか!」
「では徹底抗戦なさるとおっしゃるのですね?」
「当然だ!」
「おやめください!」
「何を言うか! おめおめと生きて恥をさらすくらいなら、敵の総大将と刺し違えても相
手を倒すのみだ。それが武人の誉れというものだろう」
「何が武人の誉れですか。それはあなたの自己陶酔でしかありません。これ以上戦いたい
のなら、あなた一人で戦いなさい。もはやあなたに数百万もの将兵の命を委ねることはで
きません」
「ええい、うるさい! 反転して敵の旗艦、サラマンダーに体当たりしろ!」
 誰も沈黙して動かなかった。
「あきらめて下さい。もはや提督の命令を聞くものはおりません」
「貴様らそれでも軍人か!」
「軍人だからこそ、命を粗末にしたくないのです。お判りいただけませんか?」
「判るものか」
 もはや何を言っても無駄のようであった。
「生きて戻ったら軍法会議を覚悟しろよ」
 と叫ぶと艦橋を飛び出していった。
「提督!」
 オペレーターが後を追おうとする。
「追う必要はない! 総司令は指揮権を放棄した。よって指揮権は私が引き継ぐ」
 参謀は言い放つと、全艦に指令を出した。
「全艦戦闘中止! 機関停止して降伏の意思表示を表す」
 オペレーター達は安堵の表情を見せて命令を復唱した。
「全艦戦闘中止」
「機関停止」
 エンジンが停止して音を発生するものがなくなり、艦内を不気味なまでの静けさが覆っ
た。
「国際通信回線を開いて、敵艦隊と連絡を取れ」
「了解。国際通信回線を開きます」
 それはS.O.Sなどの非常信号や降伏する時のための通信回線である。

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銀河戦記/鳴動編 第二部 第七章 反抗作戦始動 X
2020.06.20

第七章 反抗作戦始動




 一時間後。
 中央に切り込んだ帝国軍艦隊は優勢に戦いを進めていたが、すでにすれ違いを終えて相
対位置は離脱の方向に向かっていた。
 さらに戦いを続けるには反転しなければならないが危険を伴う。
 サラマンダー艦橋。
「総督軍は正面突破を図って、中立地帯へ逃げ込もうとしているようです」
「反転攻撃しますか?」
「いや、半時計回りに全速迂回して総督軍の側面を突く」
「側面を突くと申しましても、そのためには総督軍の頭を抑えて前進を阻む必要がありま
すが?」
「その通りだよ」
「しかし応対できる艦隊がおりません」
「いるじゃないか」
「え?」
「まあ、見ていたまえ」
 含みを持たせた笑みを浮かべて答えないアレックスだった。


 ザンジバル艦橋。
「何とか正面突破に成功しました」
「よし、このまま全速前進して中立地帯へ逃げ込め」
「了解」
 ふうっ、と大きなため息をついて肩を落とすマック・カーサー提督。
「このまま行けば何とか逃げられそうです」
 とその時、警報が鳴り響いた。
「どうした?」
「前方に艦影を確認」
「なんだと?」
「帝国艦隊です。その数、六十万隻!」
「馬鹿な! そんなものがどこから……」


 サラマンダー艦橋。
「銀河帝国軍、第四艦隊と第五艦隊です」
「ほら見ろ。援軍が来てくれたではないか」
 と楽しそうに言うアレックス。
 万事予定通りという表情である。
「第四艦隊と第五艦隊に連絡を取ってくれ」
 ほどなく正面スクリーンに両艦隊の司令官の姿が投影された。
『第四艦隊、フランツ・ヘーゲル准将です』
『第五艦隊、ベルナルト・メンデル准将です』
「諸君らはすでに戦場に足を踏み入れてしまった。よって銀河帝国軍規によって、両艦隊
を私の指揮下に組み入れる」
 帝国軍規には戦場にある艦隊は、戦場を指揮する司令官の采配に従うように定められて
いる。
 本国から後方支援部隊として戦闘には参加しないことを前提に進軍してきた第四艦隊と
第五艦隊ではあったが、戦闘が長引き戦場が後方に移動したことによって、予定外として
戦場に踏み込んでしまったのである。
 戦場においては、本国からの直接命令は破棄されて、戦場の指揮官の命令に従うという
わけである。
『御意!』
 と両准将は力強く応えた。
 帝国軍規には精通している将軍であるから、アレックスの命令を受け入れることには躊
躇しなかった。
「第四艦隊、及び第五艦隊に対し、宇宙艦隊司令長官として命令する。接近する総督軍に
対し攻撃を敢行せよ」
『御意!』
 再び応える両将軍。
『おまかせください』
『殿下のご期待にお応えしましょう』
 これまでのアレックスの戦いぶりを、後方からずっと見ていたはずである。
 寸部の隙を見せず、負け戦を勝勢へと導いてしまった、作戦巧者の我らが宇宙艦隊司令
長官にして皇太子殿下。
 銀河帝国の存亡を掛ける作戦に参加できることは武人の誉れとなる。
 両将軍がはりきるのは当然のことである。
 後方支援で出撃が下された時のことである。
「皇女様に対し敵艦隊との矢面に立たせて、第四・第五艦隊は安全な後方支援とはいかな
る所存か?」
 第四艦隊・第五艦隊司令官からも、なぜ自分達は後方支援なのだという意見具申が出さ
れていた。
 しかし大臣達は、戦闘経験のない艦隊を最前線に出すわけにはいかないという一点張り
で対抗した。
 両将軍は不満だったのである。
 しかしその鬱憤はここへきて晴らされることとなる。
 皇太子殿下に従い、銀河帝国を勝利に導く。
 もはや迷いはなかった。
 両将軍率いる艦隊は、接近する総督軍に対して猛攻撃を開始した。
 頭を塞いで進行を遅らせ、本隊が追いつくのを手助けする。
 そうこうするうちに、援軍が後方から追いつき、さらに全速迂回してきたアレックス率
いる本隊が側面から攻撃を開始した。
 総督軍包囲網が完成した。
 敗勢から勝勢へ、アレックスの采配を疑うものはもはや一人もいなかった。

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