冗談ドラゴンクエスト 冒険の書 17
2019.07.02


冗談ドラゴンクエスト


冒険の書 17


08/16 08:20 勇者「しようがねえ。当たれば効果はあるだろう」


08/16 08:21 ナレ1「モンスターが三匹現れた!」


08/16 08:22 勇者「ちぇっ。またこいつらか」


08/16 08:29 ナタリー「このあたりを徘徊している雑魚モンスターね。初心冒険者には、
経験値稼ぎにはもってこいよ」


08/16 08:35 勇者「初心ねえ……。へいへい(といいつつモンスターを攻撃した)」


08/16 08:39 ナレ1「モンスターの一匹を倒した」


08/16 08:41 ナレ2「モンスターは逃げ出した。モンスターは樫の棍棒を落としていっ
た」


08/16 08:47 勇者「なんでえ。樫の棍棒を落としていったぞ。つうことは、俺の持って
るこいつもか」


08/16 08:48 ナタリー「そのようね」


08/16 08:57 勇者「なあ、こいつらを倒しまくって、樫の棍棒を集めて売ったら儲かる
かな」


08/16 08:59 ナタリー「無駄よ。雑魚モンスターを倒せばいくらでも手に入るものが、
売り物になるわけないでしょ。骨折り損のくたびれ儲けになるだけよ」


08/16 09:05 勇者「期待はずれだな。樫の棍棒を落とすくらいなら、Gをたっぷり落と
していけってんだよ」


08/16 09:06 ナタリー「雑魚モンスターがそんなにG持ってるわけないでしょ」


08/16 09:08 勇者「そもそも、何でモンスターがGを持ってるんだ?」


08/16 09:10 ナタリー「ぴかぴか輝いて、きれいだからなんじゃない? 金儲けなんて
考えないから、二三個手にしたら満足するんじゃないかしら」


08/16 09:25 勇者「聞いたことがあるぞ。ある鳥の一種のオスが、鮮やかな紺色の物を
集めて巣の周りに散らして、メスの気を引くとかな」


08/16 09:47 ナタリー「アオアズマヤドリね。意外と博学じゃない」


08/16 09:52 勇者「遊び人として、女を口説く参考になるものなら、どんな情報でも集
めているぞ」


08/16 09:54 ナタリー「感心するんじゃなかった……。あんたの考えの行き着くところ
は、全部そこなのね」


08/16 10:14 勇者「おうよ。遊び人としての王道を極めて、ハーレムを作って何百人と
いう女をはべらしてやるんだ」


08/20 01:48 ナタリー「あんたは勇者でしょうが!」


08/20 01:49 勇者「はっきりいってやろう! 俺にはその自覚がない!!」


08/20 01:51 ナタリー「あんたがどう思っていようが、王様は勇者として認めたのよ」


08/20 01:53 勇者「迷惑だな。勝手に決めるなってんだよ」


08/20 01:56 ナタリー「これ以上、議論しても頭が痛くなるだけ。やめましょう」


08/20 01:56 勇者「それがいい」


08/20 01:58 ナタリー「ともかく……。20000Gは返してもらわなくちゃね。それとギ
ルドとの契約は履行してもらうからね」


08/20 02:00 勇者「ギルドとの契約? なんだっけ?」


08/20 02:01 ナタリー「荷物をモトス村へ届ける依頼よ」


08/20 02:02 勇者「おお! そうだった。きれいな姉ちゃんとの約束なら忘れていない
ぞ」


08/20 02:04 ナタリー「ギルドの契約のことはすっかり忘れていても、女の子との約束
は忘れないのね」


08/20 02:12 勇者「自慢じゃないが、野郎との約束は三歩も歩けば忘れるぞ」


08/20 02:14 ナタリー「もういいわ! そろそろ次の村に行くわよ。いつまでも油を売
っている暇はないんだから」


08/20 02:16 勇者「経験値稼ぎはいいのかよ?」


08/20 02:18 ナタリー「この辺りの雑魚モンスターじゃ、これ以上戦っても経験値は得
られないわよ。もっとレベルの高い奴らと戦わなきゃね。そのためにも次の村へ行くの
よ」


08/29 16:36 勇者「そうか……」




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