続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・1
2020.10.04

続・冗談ドラゴンクエスト 冒険の書・1


メニューへ

ドラマに戻る


勇者再び

ナレ「それでは今回のクエストの冒険者達の自己紹介といきましょう」
勇者「自己紹介?まあいいや。俺は、勇者という名の勇者だ」
ナタリー「ファンタリオン王国魔導士協会所属、ナタリーよ」
勇者「おい!売春婦じゃなかったのか?」
ナタリー「あれは、バイトよ。お小遣い稼ぎで副業してたの」
コンラト「フェリス王国騎士団長のコンラッドです」
リリア 「ファンタリオン王国で花売り娘やってましたけど、薬草の勉強をして薬師の免許と
りました。リリアです」
ナレ「ということで、物語は始まる」
勇者「おう、はじめてくれや」
ナレ「とある王国。町を出ればモンスターが徘徊し、魔王が支配力を広げようとしてい
た。そんな折、一人の若者が国王の前に呼び出された」
国王「よくぞ参った。待っておったぞ」
勇者「また、あんたかよ」
国王「そなたの活躍、この耳にも聞き及んでおるぞ」
勇者「それで?」
国王「それはともかくだ……」
勇者「ん?」
国王「儂が頼んでおいた、姫の救出はどうなっておる?」
勇者「ああ、それね……で、肝心なことをまだ聞いていないぞ。姫は美人か?」
国王「いま一度、支度金として100Gをおまえに授けよう。城下町で装備を整えて、
野へ繰り出してモンスターを退治し、腕を磨いて精進し魔王の元へと向かってくれ」
ナレ「ということで、問答無用で追い出される勇者だった」
勇者「さて、これからどうするかな。武具屋は高くてアレだし……とにかくギルドに行っ
てみるか」
ナレ「ということで、ギルドに寄ってみると見慣れた人々がいた」
ナタリー「あら、奇遇ね」
リリア 「お久しぶりですね」
コンラト「国王に招聘されたと聞きましたが」
勇者「まあな……魔王を退治して、姫を救出しろとさ」
コンラト「それは大変な仕事を要請されましたね」
ナタリー「それで、魔王のことは分かったのかしら」
勇者「分かるわけないだろ!」
リリア 「それでギルドのクエストを引き受けながら、情報集めするのですね」
勇者「まあな。さてと……どんな依頼があるかなっと」
ギルト「いらっしゃいませ」
勇者「おい、突っ立ってるだけで100000G貰える依頼あるか?」
ギルト「そうですねえ……。これはいかがでしょうか?」
勇者「100000Gか?」
ギルト「500Gで、ガラナの村へ金の竪琴を運ぶ仕事はどうでしょうか」
勇者「ちぇっ!たったそれだけかよ。しかし、どっかで聞いたような名前だな。一文字違
いで」
ナタリー「それ、引き受けます」
ギルト「では、この書類に参加者のご署名をお願いします」
ナタリー「4名でもいいわよね」
ギルト「何名でも構いません」
リリア 「ここに署名すればいいのね」
コンラト「では、私も」
ナレ「順次書類に署名をする三人」
ナタリー「ほれ、あんたも署名しなさい」
勇者「なんで俺が?」
ナタリー「30000Gの借金があるのを忘れてない?」
勇者「覚えてない(-_-メ)」
ナタリー「いいから、署名しなさい!!三歩も歩けば忘れるなんて言わせないわよ」
ナレ「勇者の耳を引っ張って強引に書類に署名を強いるナタリーだった」
勇者「わ、わかったから、耳を引っ張らないでくれえ!」
ギルト「はい。確かに四名様の受託を確認しました」
ナタリー「それじゃあ、早速出発するわよ」
勇者「ま、待て、待てよ」
ナレ「しかし、問答無用に勇者を引き連れてゆく」
ナタリー「さあ!久しぶりの冒険よ(*'▽')」

ポチッとよろしく!

11

- CafeLog -