冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・6
2020.04.22

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・6


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アッサラームへ

勇者「さて、これからの目的地だが……」
リリア 「ノアニールの村の情報で、アッサラームがロマリアの東にあるとのことですが?」
コンラト「東には行くなと忠告されていましたね」
ナタリー「でも、行くしかないわね」
勇者「わかった。アッサラームとかいう、そこへ向かう」
ナレ「心機一転、新たなる地方へと踏み出した」
勇者「東へ森を抜け、橋を渡って、今度は南へ下って……」
ナレ「あばれザルが三匹現れた」
勇者「ほら、新しい魔物の登場だ!」
コンラト「新天地に行けば、新しい魔物が出ます」
ナタリー「そうね。しかもより強力になってね」
勇者「ちきしょう!攻撃力も防御力も半端ないな(;´Д`)」
リリア 「私はバギ、ナタリーはベギラマで攻撃します」
勇者「おう、たのむぞ!俺とコンラッドは打撃攻撃だ」
ナレ「あばれザルをなんとか倒して、やっとこ町に到着した」
勇者「無事に着いたか……反時計まわりに情報集めするぞ」
町娘「アッサラームの町にようこそ」
勇者「ここはイランか?それともイラクか?アッサラームってアラビア語だよな?」
ナタリー「あら、よく知っていたわね」
リリア 「イスラム世界では、『こんにちは』とか訳される挨拶言葉ですよ」
コンラト「よその世界のことは……情報集めに専念しましょう」
ナタリー「ああ、そうだったわね」
兵士「この町の名物はベリーダンスだ。楽しんでゆくといい」
住人「あなた知ってますか?」
勇者「突然尋ねられても知るわけないだろが」
住人「西のさばくには、イシスという国があるそうですよ」
勇者「ああ、そうかい!」
リリア 「イシス、メモしておきます( ..)φカキカキ」
闘士「なん年かくらい前だったか、あの勇者オルテガがカギをもとめて南へむかったらし
い。しかし、オルテガならたとえまほうのカギがなくても道をきりひらいたであろう。オ
レもあの男のようになりたいものだ」
勇者「ここでもオルテガかよ。どんだけ、あっちこっちうろついてるんだ?認知症かよ」
兵士「さばくを南にいき、山づたいをあるくと沼地にほこらがある。そこの老人が、まほ
うのカギのことを知っているらしいのだ」
リリア 「これは貴重な情報ですね( ..)φカキカキ」
勇者「ここの武具屋は……寝てやがるな」
ナタリー「隣の家の部屋にはカギがかかってるわ。例のまほうのカギってのが必要なのかし
ら?」
勇者「まほうのカギが要るって魔法使いでも住んでるのか~?」
コンラト「その隣は看板が掛かってませんけど、何を売っているのでしょうか?」
店主「おお!わたしのともだち!お待ちしてました。売っているものを見ますか?」
勇者「おお!俺のともだち!見せてくれ」
店主「まどうしのつえ、ホーリーランス、てつのオノ、マジカルスカート、くろしょうぞ
く、
てつかぶと、があるよ」
勇者「そのホーリーランスってヤツを見せてくれ!」
店主「おお!お目が高い!36800ゴールドですが、お買いになりますか?」
勇者「高い!」
店主「おお、お客さん、とても買いもの上手。わたし、まいってしまいます。では、
18400ゴールドにいたしましょう。これなら、いいでしょう?」
勇者「まだ、高いぞ」
店主「おお、これいじょうまけると、わたしおおぞんします!でも、あなたともだち!
では、9200ゴールドにいたしましょう。これなら、いいですか?」
勇者「もうひと声!」
店主「おお、あなたひどいひと!わたしに首つれといいますか?わかりました。では、
4600ゴールドにいたしましょう。これなら、いいでしょう?」
勇者「もっとまけてくれ!」
店主「そうですか。ざんねんです。また、きっと来てくださいね」
勇者「36800ゴールドから4600ゴールドまで値切れるのか……。さて、他を当たろうか」
コンラト「え?買わないのですか?」
勇者「当たり前だ。値切るのが通用するような店は、ボッタくりと決まっているんだ。
今のホーリーランスなんざ、他の町では2300ゴールドで買えるぞ!半額だ」
リリア 「そうなんですか?」
勇者「ああ、俺がまだガキの頃、親父から聞かされた話だ」
コンラト「勇者オルテガさんですね」
勇者「ああ……次行くぞ!」
ナレ「情報集めを始める一行だった」
町男「旅のひと。ここはほんとにいい町だぜっ。とくに夜はね。わっはっは」
劇主「このげきじょうは、夜にならないと始まりませんよ。練習のジャマをしないでくだ
さいね。はい、こしをふって、1212……」
ナタリー「劇場みたいね。どうやら、この町は夜が主体の町みたいね」
踊子A「あっ、あたしったら、またまちがえちゃった……」
踊子B「ルンルンルンルン」
踊子C「みんな、がんばりましょう!よわねをはいちゃだめよ!」
踊子D「はあはあ……。おねえさん、わたしもうダメ……」
勇者「みんな頑張ってね(≧◇≦)」
リリア 「扉がありましたよ。でも、鍵が掛かっています。鍵が合いません」
勇者「ここもか……お、張り紙があるぞ」
貼紙「にせおどり子に注意!甘い言葉には気をつけましょう」
勇者「なんだと?美人局つつもたせがいるのか?」
コンラト「情報はほぼ集まったようです」
勇者「ふむ。夜の町なら、夜が更けるまで、町の外を散歩するか」
ナレ「ということで、町の外へ繰り出す」
ナタリー「あら、東の方に洞窟があるわね」
コンラト「行ってみましょう」
ナレ「ということで洞窟に入る一行」
勇者「どうやらここは魔物が出ないみたいだな」
コンラト「自然にできた洞窟じゃなくて、人工的に掘られたようですね。ですから魔物もいな
いのではないでしょうか」
勇者「なるほど……」
リリア 「だれかいますよ」
ホビト「わしは、ホビットのノルド。おじょうさんがたは、なんだね?さっ、出てゆきなさ
れ!」
勇者「わかったよ。……でも宝箱はいただいていくぜ」
ナレ「こんぼう、けいこぎ、を手に入れた」
勇者「せ、せこいな。けいこぎ……拳闘家ご用達だな」
リリア 「出ましょう」
勇者「で……。夜になったから戻ってきたぞ。今度は時計回りにいく」
案内「いらっしゃいませ。ここはげきじょうです。ごゆっくりお楽しみください」
客A「ビビアンちゃ~ん。こっちむいて~!ぴーぴーぴー!」
客B「話しかけないでください。いま、いいとこなんですから」
客C「ベリーダンスは、いつ見ても最高ですね!さあ、あなたもどうぞ、すわって。わた
しのともだち!」
踊子A「わたしはビビアン。このげきだんのスターよ!」
踊子B「あら、お客さんもいっしょにおどりたいの?シャンシャンシャン。はい、もっと
こしをふって!」
踊子C「わたしたちの肌やいしょうにはさわらないでね」
劇主「わしのむすめにへんな気をおこさぬようにな。わっはっは」
町人「こんばんは、おじょうさん。星がとってもきれいな夜ね」
ナタリー「おじょうさん、だってさ。((o(>▽<)o)) きゃははっ♪」
勇者「笑うなよ。俺は16歳の女の子だぜ。忘れるなよ」
ナタリー「そうだったわね」
兵士「どくがの粉を使うと魔物のあたまをこんらんさせることができるそうだ」
勇者「知っているぞ。メタルスライムとかに使って混乱させられたら、逃げなくなるし、味方同士でやりあって自滅するらしいな。経験値がっぽりだ!」
ナタリー「ほう……物知りね」
勇者「ああ、これも親父の受け売りだ」
コンラト「なるほど……」
夜店「ここは武器と防具の店だ。どんな用だい?」
勇者「ふむ、ここは鉄シリーズの武具屋みたいだな」
ナタリー「まあ、夜の町を歩き回ったけど……。鍵の掛かった扉の先に行けないとだめみたいね」
勇者「ほいじゃ、ここは『まほうのカギ』とやらを手に入れてから、再訪ということにし
て先に進むことにしよう」
コンラト「どちらへ?」
リリア 「兵士が言っていました。砂漠の南の沼地にいる老人が、まほうのカギのことを知っ
ていると」
勇者「よし、砂漠の南に行こう」
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ノアニール西の洞くつ

ナレ「なんだかんだで、勇者含めた一行が西の洞くつへとやってきた」
勇者「げげっ!いきなりマタンゴが画面一杯出やがった(`A´)」
ナタリー「画面じゃなくて、視界でしょ」
勇者「そんな事はどうでもいい!」
ナレ「マタンゴの甘い息(眠り攻撃)によって、眠らされる一行。眠っている間に攻撃を受け
HPが削られてゆく。眠りから覚めても、マタンゴの眠り攻撃は容赦ない。そして全滅!」
国王「おお、勇者!死んでしまうとはふがいない!勇者が次のレベル……」
勇者「ちきしょう!マタンゴの奴め!素早さも一枚上で、先制攻撃されるし。おい、おまえ
ら何とか言え!」
ナレ「全滅で仲間は棺桶状態。誰も答えるものはいない。わざと言ってるでしょ」
勇者「なあ、なんで俺だけ復活させてくれるんだ?所持金半分ふんだくるんだから、全員復活
させろよ」」
ナレ「それは……」
勇者「それは?」
ナレ「それは……ゲームメーカーに聞いてください」
勇者「こら、逃げるな」
ナレ「早く、仲間を教会で復活なされてはいかがですか?」
勇者「まあいいわ。貸しにしておくぜ」
ナレ「教会でパーティーを全員復活させて、ノアニールの洞くつに再挑戦し、2階で回復の泉
を見つけた」
勇者「これはいい!しばらくここを拠点にレベルアップしようぜ。マタンゴ相手にも余裕で
勝てるくらいにな」
ナレ「泉の周りをくるくる回るようにしてレベルアップに励み、頃合いよしとみて再出発し
て、ついに最下層にたどり着いた」
ナタリー「地底湖が広がっているわね」
リリア 「見てください。湖の中の小島に宝箱があります」
コンラト「最下層の宝箱ということは、目指すものが入っていそうですね」
勇者「空だったり、ミミックだったりした怒るからな」
ナレ「あの、ミミックはもっと先でないと出ませんが……」
勇者「さもありなん、って感じだが落とし穴とかの罠があるんじゃないだろな」
ナタリー「うだうだ言ってないで、宝箱!」
勇者「わかってるよ」
ナレ「勇者は宝箱を開けた。なんと!ゆめみるルビーをみつけた!」
リリア 「あら、箱の中に書きおきが残されてますわ」
勇者「読んでみてくれ」
ナレ「お母さま。さきだつ不孝をおゆるしください。わたしたちはエルフと人間。この世でゆ
るされぬ愛なら…せめて天国でいっしょになります……。アン」
コンラト「どうやら、ルビーと書置きを残して、この湖に入水自殺されたようですね」
リリア 「早速、エルフの里に戻って、女王様に報告しましょう」
勇者「まあ、待て。まだ見つけていない宝箱探しも残っている。集め終わってからだ」
ナタリー「しようがないわねえ……」
リリア 「へそを曲げると、後が怖いですからね」
ナレ「そんなわけで……。宝箱を回収してから、エルフの里へと戻ってきた」
女王「その手にもっているのは、ゆめみるルビーでは……?なんと!アンと男は地底の湖に身
をなげたというのですか!?おお!わたしがふたりをゆるさなかったばかりに……」
ナレ「しばらく悲哀にくれる女王だった」
女王「……。わかりました。さあ、このめざめのこなをもって、村にお戻りなさい。そして呪
いをときなさい。アンもきっとそれを願っていることでしょう……。おお、アン!ママをゆる
しておくれ」
勇者「なあ、ルビーを取り戻したんだぜ。俺にもなんかくれよ」
ナタリー「な、なにを言っているのよ。失礼よ!!」
女王「あなたがたには、お礼をいわねばなりませんね。けれど……わたしは人間を好きになっ
たわけではありません。さあ、おゆきなさい」
勇者「ケチ!!」
ナレ「無碍にも断られる勇者だった」
リリア 「めざめの粉を持って、ノアニールの村人の呪いを解きましょう」
ナレ「ノアニールの村に戻ってきた」
勇者「ここで、めざめのこなを使えばいいんだよな」
リリア 「その通りです」
勇者「報酬もなしに、アイテムを手放すのは心苦しいが……」
ナタリー「なにを言ってるの?」
勇者「判ってるよ」
ナレ「勇者は、めざめのこなを手のひらにのせた。めざめのこなは、風にまい上がって村をお
おっていく!(粉が舞うアニメーション)なんと!ひとびとは目ざめはじめた!」
コンラト「村人たちが目ざめてゆきますよ」
リリア 「これで情報が聞けますね」
娘A「ふわあ…。ノアニールの村にようこそ」
娘B「あらいやだ。わたし、こんなところでねてたわけ?はずかしいわ……。でもどうして、
外でねむったりしたのかしら??それにずいぶん長い間、ねていたような……」
男A「ええと、旅のとちゅうでこの村に立ち寄ってそれから…。どうしたんだっけ??う~
む…それはそうと、昔アッサラームで『まほうのカギ』のウワサを聞いたことがある。アッサ
ラームはロマリアの東だ。それにしても、オレはいったい…」
リリア 「重要情報が得られましたね。メモしておきます( ..)φカキカキ」
子供「もう、ちっともねむくないやいっ」
村人「あーあ、よくねた。いったいなん年くらいねむっていたんだろう…。なんちゃって、じ
ょうだんですよ。なん年もねむるわけないじゃないですか」
勇者「ところがどっこい。眠り続けていたんだよ」
村人「まだらくもいと、があれば魔物のすばやさをさげられるだろう。うん?おれは、いきな
りなにをいってんだあ!?ねぼけたかな……」
老人「こりゃ、なんとしたことじゃ!ちょっとねむっとった間に、むらがしげみでおおわれて
おる!」
勇者「おお、唯一起きていた老人がいる」
老人「おお、聞こえる…聞こえるぞい!ひとびとのざわめきが…。どこのどなたか知らぬが、
なんとお礼をいってよいやら!やれ、うれしや!」
勇者「そんなにうれいしいなら、なんかくれ……ないようだな」
ナレ「そのそばの家に入る」
勇者「壺があるな……。すばやさのたねが入っていたぞ。ラッキー!続いて二階に上がるぞ」
ナレ「早速家探しをはじめる。本棚で見つけたものは……」
勇者「かなしいものがたり……か、どんな効果があるんだ?王の所でセーブした後、試してみ
るか」
ナタリー「こちらの宝箱にはブーメランがあったわよ」
子供「……。あっそうだ!ボクは、おじいちゃんのところに、あそびにいくとちゅうだったん
だ」
町娘「(宿屋)あら、うたたねしちゃったみたいだわ。ねてる間に、男のひとがあたしにおか
しなマネしてたら、どうしようかしら…いや~ね」
戦士「(二階へ)オレは、世界中を旅しておおくの戦士たちを見てきたが…あのアリアハンの
オルテガこそ、まことの勇者といえるだろう。なんと、そなたはあのアリアハンの勇者オルテ
ガのむすめさんか?」
勇者「うむ、どうやら……そういうことらしいな」
戦士「オルテガは、ついきのうまでそのとなりの部屋に泊まっていたはず。たしか、まほうの
カギを求めて、アッサラームにむかうといっておったが、しかし……それが本当にきのうのこ
とであったか……おかしなことに、何年もねむりつづけていた気がしてならぬのだ」
勇者「となりの部屋ね……」
ナレ「おもむろに隣の部屋に入ってみたが、何も発見できなかった」
町娘「ああ、オルテガさま。いってしまわれたのですね。しくしく……。オルテガさまは、森
で魔物におそわれていた私を、この村までつれて来てくださったのです。あの、たくましいウ
デ…でもオルテガさまは、きのうおひとりで旅立ってしまいました」
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