冗談ドラゴンクエストII 冒険の書・20
2020.02.21

冗談ドラゴンクエスト II 冒険の書・20



勇者「さてと、次の目的地はどこだ?」
王子「確か、サンペタに行く途中のローラの門に金の扉がありましたね」
勇者「そうだったな。まだ、その先を確認していなかった」
王女「あたしは初めてになりますね」
勇者「よし!行ってみよう」
ナレ「ローラの門の金の扉を開けて、旅の扉に入る一行」
勇者「と、飛んできたが……。どっかで見たことのある禿男とじじいがいるな」
王子「確かに来たことありますよ。出てみたけど、魔物が強すぎて退却した所ですよ」
勇者「おお、そうだったな。今のレベルで行けるだけ行ってみようぜ」
ナレ「オークの強力な打撃攻撃に苦労しながらも、無事に町にたどり着いた。入口に立つ
神父に聞いてみると」
勇者「ふうっ。何とかたどり着いたな」
神官「なんと、不吉な!あなたがたの顔には、死相が出ていますぞ。とても邪悪なチカラ
がとりついています。ああ、おそろしい……」
勇者「なんだと、このやろう。いきなり、そのセリフはねえだろ!!(殴りかかろうとす
る)」
王子「やめてください!(必死で止める)」
勇者「覚えておけよ。その面覚えたからな」
町人「水の都ベラヌールへようこそ。」
王女「ベラヌールって言うんですね。でも、とても広いです」
勇者「北の方に牢屋があるな」
衛兵「危険だから、ろうの中の男に近づいたりするなよ。」
勇者「そう言われると、是非とも話を聞かなきゃな。とは言っても、まずは牢屋のカギを
手に入れるしかないか」
王子「いつものように、時計回りに聞いて回りましょう」
王女「まずは、武具屋のところにいる二人ですね」
戦士「オレは『いなずまのけん』を探して旅をしている。その剣を使えば、オレのように
呪文を知らぬ男でも、稲妻を呼べるらしいのだ」
勇者「いなずまのけん……か。どこにあるのだろうな」
町人「デルコンダルにはいきましたか?なんでもルーラシアのずっと南の海にあるとか…
…。」
勇者「ううむ。ここも来る順番を間違えたようだ。おや、宿屋に顔見知りがいるぞ」
使者「おお、これは勇者さま!王さまからの伝言を伝えるため、お待ちしてしました。な
んでも、炎のほこらと呼ばれる場所に、太陽の紋章があるという話です!」
勇者「ご苦労だった。すでに知っているし、紋章も手に入れたよ」
町娘「あまつゆのいとを、せいなるおりきでおると、みずのはごろもができるそうよ。で
も、それをつくれるのは、世界で一人しかいないんですって!」
王女「教えてください!その人はどこにいらっしゃるのですか?」
町娘「……」
勇者「知らないようだな」
王女「どなたか、知っている人はいないのかしら」
王子「もっと情報を集めましょう。おのずと道は開かれます」
神父「自らを大神官などと名乗るハーゴンには、いつか必ず天罰が下るでしょう」
勇者「天罰?何をいまさら、ハーゴンを倒すのは、勇者である俺様だ!覚えておけよ」
王子「まあ、レベル上げして、ハーゴンの居場所を突き止めなければいけませんけどね」
兵士「うわさに聞くと、デルコンダルの王さまが月の紋章を持っているらしいぞ」
王女「やはりですね。この町に来るのが遅すぎました」
王子「もう、持ってますからね」
勇者「ところで、この柱が並んでいる建物は何だ?後ろの方にも通路が続いているようだ
が……」
牧師「ただしき神は、ただしき者の味方なり。わが教会にどんなご用でしょう?」
勇者「今のところ用はないぞ。後ろに何があるんだ?隠してもだめだぞ」
神父「おお神よ!この者たちにあなたのかごがあらんことを!」
勇者「聞いても無駄だな。強行突破しかないか」
王子「カギが掛かっています」
王女「金のカギで開けましょう」
ナレ「扉を開けて、一歩踏み込んだ途端」
勇者「げっ!バリアーがあった」
王子「油断しました。トラマナ!」
ナレ「バリアーを避けて通れる呪文を唱える王子」
勇者「おい!いつの間に、そんな呪文を覚えたんだ」
王子「ここへ来る途中でレベルアップして覚えました」
勇者「そういうことは、早く言えよな」
王子「す、すみません」
勇者「まあ、いい。先へ進むぞ」
ナレ「旅の扉を進んだ先にある階段を昇ると」
老人「このほこらの西にロンダルギアへ通じる道があるという。しかし、お若いの。その
道は、かなりけわしい。あせらずにな。」
王子「メモしておきますね」
ナレ「別れを告げて、階段を降りると」
勇者「あ、こんなところに『すばやさのたね』見っけ!ラッキー(*^^)v」
王子「戻りますか?」
王女「待って下さい!先ほどのおじいさんが、ロンダルギアへ通じる道がある、とおっし
ゃってましたよね」
勇者「なるほどな。隠し通路があるということか……。もう一度トラマナ掛けてバリアー
の南側を調べてみよう」
王子「はい。あ、ありましたよ。南に通路が」
勇者「でかしたぞ。通ってみよう」
王女「あ!魔物がいます」
魔物「キイ!キイ!いぢめないでくれよー!いいこと教えるからさー。サンペタの町に、
水の紋章があるって話だよ。」
勇者「そうか、ありがとよ。ふむ、外へ出てみるか。あれ?炎が揺らめいているぞ」
王子「違いますよ。あれは、人魂です。サンブルグ城でも見たでしょう?」
人魂「……。勇者の子孫よ。どこへ行こうというのか?今のままでは、おぬしをこの先に、
通すわけにはいかぬ。世界をめぐり人々の話に耳をかかむけるのだ。さすれば、きっと道
は開ける。」
王子「どうやら、なんか足りないものがあるようですね」
王女「たぶん紋章か、他の何かだと思います」
勇者「そうだな。魔物が言ってた。サンペタにあるという紋章を取りに行こう」
ナレ「取り急ぎサンペタに戻る一行」
勇者「サンペタに戻ってきたぞ」
王子「水の紋章があるということですよね」
勇者「だとしたら、焚火をしている老人のところに行く途中にある……ちっ、魔物がいる
にはいるが、牢屋に入っていやがるな」
王子「ここも牢屋のカギが必要のようですね」
勇者「急ぎ過ぎたか……もう一度、ベラヌールに戻って情報をさらに収集だ。まだ聞いて
いない人がいる」
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