冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・35
2020.09.11

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・35


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マイラ

ナレ「ラダトームから船に乗って、北から東へと向かうと次の目標の大陸が見えてくる」
コンラト「見てください。小島に何やら怪しげな塔が立っていますよ」
勇者「今はパスだ。まずは次の町に到着するのが先決だ。それからでも遅くない」
ナレ「小島を素通りして大陸に上陸した。東へ少し歩くと町が見えてくる」
青年「マイラの村にようこそ」
勇者「よし、反時計回りに情報集めだ」
村娘「道具屋のご主人は、とてもきようなひとですわ。そのままでは役に立たないもので
も、買いとってさいくをして、売り出したりするのですよ」

青年「その昔、おうじゃのけんは魔王により、こなごなにくだかれたとききます。しかし
その魔王ですら、おうじゃのけんをくだいてしまうのに、3年の年月を要したとか。いや
はやすごい剣もあったもんですね」
勇者「……(考え込んでいる)」
武具「ここは武器と防具の店だ。どんな用だい?」
勇者「見せてくれや」
武具「ゾンビキラー、ウォーハンマー、パワーナックル、やいばのよろい、みずのはごろ
も、みかがみのたて、けんじゃのつえ、いかがです?」
コンラト「やいばのよろいは反撃で、はぐれメタル用に最適です。すでに私が装備してますけ
ど、勇者さん用にもう一着いかがですか?」
ナタリー「みずのはごろもは、呪文や炎・吹雪攻撃を2/3に軽減するわ。ラスボス戦には必
要です」
リリア 「けんじゃのつえは、道具として使うとベホイミの効果がありますよ」
勇者「分かったよ。よろいと羽衣、けんじゃのつえ、をくれ!」
武具「まいどありがとうございます」
コンラト「武具屋の外に剣士がいますね」
ナレ「武具屋のぐるりと回って剣士の所へ行く」
剣士「うわさでは、精霊ルビスさまは西の島の塔の中に、ふうじこまれているそうだ」
リリア 「精霊ルビスさまって、このアレフガルドを創造されたというお方ですね」
コンラト「どうやら、ルビス様をお助けする必要があるようですね」
勇者「西の島の塔か……。ここに来る途中で見かけたやつだな」
ナタリー「マイラでやるべきことを終えたら行くべきね」
勇者「井戸があるな。覗いてみるか」
ナレ「井戸の中にはロープが垂らされており、探索する一行だったが何も見出すことはで
きなかった」
勇者「時間の無駄だったな。さて、宿屋もあるけどパスだ」
案内「ここは、ろてんぶろでございまーす」
ナタリー「露天風呂?HPやMPが回復するのかしら?」
勇者「入ってみればわかるぞ」
リリア 「え?服着たまま?」
ナレ「風呂に入ろうとしたが……」
勇者「だめだ。入れねえぞ……がしかし、昇降口で小さなメダル見っけ(*^^)v」
老人「お若いの。ろてんぶろはどうじゃな?」
ナレ「はい、いいえ、で答えてください」
勇者「知るかよ」
老人「ほう!お前さんも、ちと湯かげんがぬるいと思いなさるか。これも、この世がくら
やみにおおわれたため。またあつい湯につかりたいもんじゃのう」
勇者「ああそうかいなっと。確かこの露天風呂の南に……」
ナレ「風呂の南側の切り欠きから進んでいくと」
勇者「あった!ようせいのふえ!(*^^)v」
ナタリー「なによそれ?」
勇者「これはだなあ。ドラクエIでは、メルキドを守るゴーレムを倒すアイテム……なの
だがね。その上、道具として使うとラリホー(眠り)攻撃になるんだ」
リリア 「メルキドにはいませんでしたね。ゴーレムを造ろうとしている人はいましたけど」
占師「神はひかり。魔王はくらやみ。神と魔王はとおい昔から、たたかいつづけてきた、
ふたつのちからのみなもと。もし、ひかりの玉があれば魔王のまりょくをっよわめること
ができようぞ」
ナタリー「ひかりのたま、ですってよ」
リリア 「竜の女王から貰ったものが、魔王の力を弱めると?」
ナレ「占い所から南にある家に入る」
巫女「やまたのおろちというばけもののいけにえになりそうになった時、私たちはにげだ
しました。そして、この世界にまよいこんだのです。私の夫は、ジパングでかたなかじを
してましたのよ」
勇者「刀鍛冶?持っているオリハルコンを鍛えてもらえば、最強の剣を造ってもらえると
いうことか?」
コンラト「この部屋は?待合所みたいなところでしょうか」
商人「まいった!カンダタとかいう男に、おうじゃのけんだとだまされて、ただのはがね
のつるぎを買ってしまったのだ」
ナタリー「相変わらず悪どいことをやっていたのね。ラダトームの牢に入れられているはずだ
わ」
男 「うわさでは、おうじゃのけんはオリハルコンというものでできていたそうです」
コンラト「なるほど、これで決まりですね。オリハルコンで王者の剣が作れそうです」
青年「ジパングから来たっていう道具屋のだんななら、この上にいますよ」
リリア 「決まりですね。ここの道具屋さんは、元鍛冶屋で間違いないようです」
勇者「よし!道具屋に会おうじゃないか」
道具「ここは道具屋です。どんなご用でしょう?」
勇者「頼む!このオリハルコンを鍛えて王者の剣にしてくれ!」
道具「かしこまりました。手数料として12500ゴールド頂きます。また1日ほどお時間を
頂きたいと思います」
勇者「おう。頼むぜ(と、オリハルコンと12500Gを手渡す)」
道具「ありがとうございます。またのご利用お待ちしております」
勇者「そいじゃ、宿屋で明日を待つか」
ナレ「ということで、宿屋で一泊して再び道具屋の元へ」
道具「お待ちしておりました。できておりますよ、はい!王者の剣をどうぞ」
勇者「ご苦労だった。ありがたくいただいておく」
ナレ「ええと……これまでの道具屋との会話はフィクションです。実際のやりとりは、オ
リハルコンを22500Gで売って、王者の剣を35000Gで買い戻すという手順になります」
勇者「これが勇者最強の王者の剣か!(剣を手に持ち高々と天に捧げる)」
ナタリー「気に入ったようね。そろそろ次行きましょうか」
リリア 「次なる目標として、剣士さまが教えてくださった、西の島の塔に幽閉されていると
いう、精霊ルビスさまを解放して差し上げることでしょうか」
コンラト「西の島というと、ここに来る途中で見かけた小島ですね」
勇者「それだろうよ。行くぜ!」

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