冗談ドラゴンクエスト 冒険の書 53
2019.09.03


冗談ドラゴンクエスト


冒険の書 53


コンラッド「はい。存じております」
司祭「その激しい瀑布に打たれている修行僧らしき人物がいた、ということだ」
コンラッド「あの瀑布に打たれれば、普通の人間なら死にますよ。どころか、激流に押
し流されてしまいます」
司祭「まあそうだろうな。常人じゃない雰囲気を持っていたそうだ」
コンラッド「つまり、ムース滝近辺に最高導師様がいらっしゃる可能性ありですね」
司祭「行ってみるか?」
コンラッド「もちろんです!」
ナレ1「こうして、新たなる情報を得たコンラッドは、司祭にお礼を言って仲間の待つ
宿屋に戻った」
リリア「止めてください!お願いですから!!」
ナレ1「宿屋の食堂から、リリアの悲鳴が聞こえてくる」
コンラッド「何事ですか?(と食堂に入ると)」
勇者「おお、コンラッド帰ったか!」
ナレ1「と見ると、勇者が上半身裸で、食卓の上に登って踊っていた」
コンラッド「こ、これは何ですか?」
リリア「あたし酒は飲めないんですよ。それなのに……」
ナタリー「こいつ酒乱だったんだ」
リリア「あ、あたしじゃありませんからね」
コンラッド「は、はあ……(ため息)」
リリア「と、とにかく服を着てください!(悲鳴)」
勇者「え、なに?じゃあ、下も脱ぎまーす」
リリア「きゃあああああ!」
ナタリー「しょうがないわねえ。スリープ!(眠りの魔法をかける)」
勇者「ほえ……(魔法により食卓の上にうずくまって眠りこける)」
コンラッド「しようがないですねえ……(勇者を抱きかかえる)」
ナレ1「魂は勇者でも、身体は元々リリアなので、優しく扱うコンラッドだった」
コンラッド「寝かせますから、部屋はどちらですか?」
リリア「あたしが案内します」
ナレ1「勇者の部屋に入り、ベッドに寝かせ付ける」
ナレ2「そして夜が明ける」


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