難病(特定疾患)と生活保護・社会保障を考える【携帯/モバイル版】

この場を借りて、難病(特定疾患)と生活保護などの社会保障制度について考えてみたいと思います。

皮膚筋炎及び多発性筋炎/認定基準(公費負担)

特定疾患情報診断・治療診断

9-2.皮膚筋炎及び多発性筋炎

 1 診断基準項目

 (1) 皮膚症状
  (a) ヘリオトロープ疹:両側又は片側の眼瞼部の紫紅色浮腫性紅斑
  (b) ゴットロンの徴候:手指関節背面の角質増殖や皮膚萎縮を伴う紫紅色紅斑
  (c) 四肢伸側の紅斑:肘,膝関節などの背面の軽度隆起性の紫紅色紅斑
 (2) 上肢又は下肢の近位筋の筋力低下
 (3) 筋肉の自発痛又は把握痛
 (4) 血清中筋原性酵素(クレアチンキナーゼ又はアルドラーゼ)の上昇
 (5) 筋電図の筋原性変化
 (6) 骨破壊を伴わない関節炎又は関節痛
 (7) 全身性炎症所見(発熱,CRP 上昇,又は赤沈亢進)
 (8) 抗Jo-1 抗体陽性
 (9) 筋生検で筋炎の病理所見:筋線維の変性及び細胞浸潤

 2 診断基準
 皮膚筋炎:(1)の皮膚症状の(a)〜(c)の1 項目以上を満たし,かつ経過中に(2)〜(9)の項目中4 項目以上を満たすもの
 多発性筋炎:(2)〜(9)の項目中4 項目以上を満たすもの

 3 鑑別診断を要する疾患
 感染による筋炎,薬剤誘発性ミオパチー,内分泌異常に基づくミオパチー,筋ジストロフィーその他の先天性筋疾患


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