難病(特定疾患)と生活保護・社会保障を考える【携帯/モバイル版】

この場を借りて、難病(特定疾患)と生活保護などの社会保障制度について考えてみたいと思います。

びまん性汎細気管支炎/特定疾患情報

診断・治療指針

1. びまん性汎細気管支炎とは
気管支が枝分れしてだんだん細くなり、肺胞に入る手前の部分を呼吸細気管支と称しますが、この部分の慢性炎症のために咳、痰が出たり、息苦しくなる病気です。

2. この病気の患者さんはどのくらいいるのですか
過去の調査では10万人に11人ぐらいと推定されています。

3. この病気はどのような人に多いのですか
男女差はほとんどなく、発病年齢は40〜50歳代をピークとし、若年者から高齢者まで各年代層にわたります。

4. この病気の原因はわかっているのですか
病因はまだ不明ですが、高率に慢性副鼻腔炎を合併することから体質的なものと考えられています。特に、白人には少なく日本や韓国、中国など東アジアに多い人種特異性の強い疾患です。

5. この病気は遺伝するのですか
はっきりとした遺伝形式は証明されていません。しかし、慢性副鼻腔炎の多い家系の人は精密検査を受けることをおすすめします。

6. この病気ではどのような症状がおきますか
咳や痰が必発で、黄色〜緑色の汚い痰が次第に増加し、階段や坂道で息切れを感じるようになります。

7. この病気にはどのような治療法がありますか
少量のマクロライド系の抗生物質を長期服用することにより症状は著明に改善します。

8. この病気はどういう経過をたどるのですか
1970年代には5年生存率が63%と大変予後の悪い病気でしたが、マクロライド系抗生物質の少量長期投与が普及した後の最近の調査では5年生存率が91.4%となり、治癒する人が多くなりました。


情報提供者
研究班名 内分泌系疾患調査研究班(ホルモン受容機構異常)
情報見直し日 平成20年4月26日

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