冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・36

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ルビスの塔 ナレ「マイラを出発して、途中で見かけた小島へと船で向かう」 コンラト「この塔のどこかに、精霊ルビス様が封印されているのですね」 勇者「塔っていうのは面倒なんだよな。見えない通路とか、落とし穴にワザと落ちないと 先へ進めないとかな」 リリア 「洞窟とかも同じですけどね」 勇者「さて、塔の中に入ったが、今まで見たこともない赤紫色の扉だな。開くのか?」 ナタリー「開いたわよ(あっさりと)」 勇者「と、中に入ったは良いが、いきなりバリアー床かよ」 ナタリー「はいはい。トラマナね」 勇者「もち、分かってきたな」 リリア 「まっすぐ行った所に宝箱があります」 ナタリー「いかにもって感じでワザとらしいわね。ミミックかもね」 勇者「おうよ。ミミックと1016Gだったな」 ナタリー「あんたねえ。手癖悪いわよ。これがもっと酷い罠だったらどうすんのよ」 コンラト「右の通路はハズレでしたね。何もありません」 リリア 「左へ行くと……塔の外壁に誰かいます」 男 「かいてんするゆかは、歩き方をかんがえてから進めば歩けるはずだ。ただがむしゃ らに進むだけでは、まことの勇者とはいえまい」 勇者「回転する床?なんだ、初耳だな」 ナタリー「どうやらトラップの一つみたいね」 コンラト「しかし、いきなり行き詰りましたね。上への階段が見当たりません」 勇者「隠し通路があるのだろ。ほら、さっきの男のいた場所、南西の行き止まりが怪しい じゃないか」 コンラト「あ、通路がありました。階段もです」 勇者「だから言ったじゃないか。塔内は隠し通路だらけってな。怪しい場所は手当たり次 第調べるのさ」 二階の中央広場 ナレ「二階に上がりました。早速回転床の登場です」 リリア 「まるでソロバンの玉みたいですね。菱形の右と左に白か黒かに色分けされてます」 ナレ「早速回転床に挑戦する」 ナタリー「なるほど……床に乗って白い側に進むと前に、黒い側に進むと後ろというわけね。 また右が白い時に前に進もうとすると白側つまり右に進む……なるほどね」 勇者「全然わからんぞ"(-""-)"」 リリア 「回転床はナタリーさんに任せましょう」 コンラト「そうですね。頭脳明晰キレモノなんですから」 ナタリー「馬鹿にされているように感じるのは気のせいかしら?」 勇者「いやいや、素敵なお方です」 ナレ「などとナタリーをおだてながら、中央広場にやってきた。回転床とダメージ床のあ る両側に宝箱が並んでいる」 勇者「簡単じゃないか。トラマナの呪文を使ってダメージ床の方を歩けば、頭を使わずに 宝箱にありつけるな」 ナタリー「トラマナを使うあたしはMPを消費するけどね('ω')」 勇者「おおお!『炎のブーメラン』『らいじんのけん』が入ってたぜ。これで攻撃力アッ プだぜい(*^^)v、俺は王者の剣を持っているから、雷神の剣はコンラッドにやる」 コンラト「ありがとうございます(装備した)これは、道具として使うと、ベギラゴンの効果 があります」 ナレ「さらに上の階段を見つけた。と思ったら、魔物が現れた!」 勇者「お、はぐれメタルとメイジキメラだ!」 ナタリー「ううん。どくがの粉を持ってくるべきだったわね」 コンラト「メイジキメラはメダパニとマホカンタ使ってきますよ」 勇者「厄介だな。はぐれメタルは経験値ガッポリ貰えるけど、必ず他の強力な魔物を引き 連れているからな」 リリア 「メイジキメラとかを先に倒さないと、と思っているとその間に逃げちゃいますもの ね」 勇者「階段も気になるが……回転床があって東の壁が開いている。何かありそうだ。行っ てみるか」 ナレ「回転床をナタリーのナビで、東壁を抜けて下に落ちると老人がいた」 老人「ようせいのふえをもっているならば、この塔の5階にいきなされ」 勇者「5階だな!よし!!」 ナレ「三階に昇りました。真っすぐ南に進むと、階段と西への通路があった」 コンラト「西へ行きますか?階段を昇りますか?」 勇者「さっさと上に昇ろうぜ」 ナレ「ということで、四階に来ました。北と西に繋がる通路があります」 コンラト「西の通路は行き止まりでしたね」 ナタリー「じゃあ、北通路ね」 勇者「なんか怪しい通路に出たな、回転床のある狭い通路の先に宝箱がある。まるで、破 戒録カイジの鉄骨渡りみたいだ。これは良い物が入ってそうだ。ナタリー、ナビしろ!」 ナタリー「なによ、えらそうに( `ー´)ノ最初の三つは↑↑↑、次の三つは↓↓↓よ」 勇者「さすが。宝箱だ。『ひかりのよろい』ゲットだぜい!どうやら俺しか装備できない ようだから貰っとくぜ」 コンラト「戻りますか?」 勇者「リリア、マップは?」 リリア 「この四階は、さっきの階段があるだけです」 勇者「じゃあ、降りるだけだな。なら、ここから飛び降りた方が早いな」 ナタリー「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」 ナレ「と、その場から飛び降りて三階へ」 ナタリー「もう、危ないじゃない!」 コンラト「髑髏どくろが三つ落ちています。さっきのように飛び降りた誰かが打ちどころ悪くて亡く なったとか?」 リリア 「ありえますね」 ナタリー「もっと慎重に行動してよね」 勇者「へいへい。あ、小さなメダル見っけ(*^^)v」 ナタリー「聞いてないわね」 ナレ「三階を探索、北西の隅に宝箱」 勇者「小さなメダル見っけ(*^^)v」 リリア 「東の方……なんか怪しくありませんか?」 コンラト「回転床があって、北壁が途切れていますね」 リリア 「二階でもありましたね。老人がいて、5階に行けと。そういえば、まだ5階に到達 していません」 勇者「こりゃ、そこから落ちてみる必要がありそうだ」 ナレ「そこは塔の北側外壁庭園であった」 コンラト「壁に窪みがありますよ。通れそうです」 勇者「ふむ。北側通路に出たようだ」 ナレ「二階に上がると回転床が二つずつあった」 勇者「ここも壁が途切れているが、落ちたら?」 リリア 「先ほどの場所に落ちます」 勇者「なら、落ちないように。ナタリー、ナビしろ!」 ナタリー「へいへい。↓↓、そしてまた↓↓よ」 ナレ「後は通路と階段を素直に進むと5階に着く」 リリア 「この塔の構造が、何となく見えてきました」 ナタリー「なに?」 リリア 「つまりですね。碁盤の目を想像してください。碁盤の星と呼ばれる地点に広い空間 があって、それぞれを繋ぐように通路があります」 コンラト「なるほど」 ナレ「やがて、碁盤の天元に相当する中央祭壇の前にたどり着いた」 勇者「お?石像があるな」 ナレ「勇者は目のまえのせきぞうをながめた。ふしぎな気品のただよう美しい女神像だ」 コンラト「精霊ルビス様ではないでしょうか?」 勇者「どう見ても、ただの石像だぜ」 リリア 「ようせいのふえ、を使ってみたらどうでしょうか?」 勇者「ふえ?これか……マイラの温泉そばで拾ったヤツ」 リリア 「城壁の外にいたご老人が」 老人「ようせいのふえをもっているならば、この塔の5かいにいきなされ」 リリア 「と、おっしゃってましたから」 ナタリー「つまり、この石像に対して使えと言っていたのね」 ナレ「勇者は、ようせいのふえを取り出し吹いてみた。美しい音色が奏でられ、やがて女 神像が輝き出し、その真の姿を現し始めた」 ルビス「ああ、まるで夢のよう!よくぞ、ふういんをといてくれました。私は精霊ルビス。 このアレフガルドの大地をつくったものです。お礼に、勇者にこの『せいなるまもり』を さしあげましょう」 勇者「……話が長くなるから区切るぜ。字数制限があるんでな」 ルビス「そして、大魔王をたおしてくれたなら、きっといつか、そのおんがえしをいたしま すわ。私は、精霊ルビス。この国に平和がくることをいのっています」 ナレ「そう言い終わると、ルビスは姿を消した」 リリア 「メルキドの神官がおっしゃっていた、『たいようのいし』『あまぐものつえ』そし て今『せいなるまもり』の3つが揃いました」 コンラト「その3つを持って、聖なる祠へ行けという指示がありました」 勇者「聖なる祠?それってどこだよ?精霊の祠とはまた別なのか?」 リリア 「聖なる祠の情報は、これまでにありませんでした」 ナタリー「ようせいの地図を見ながら、未踏破ちを探し回れってことでしょ」 勇者「しようがねえなあ……(と地図を見る)マイラのある大陸から南に別の大陸がある から、船で行ってみよう」
     
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