冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・30

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ゾーマ登場 勇者「あれ?なんか……お出迎えがきてるが」 男 「おおっ、勇者が、帰ってきたぞ!」 剣士「勇者だ!勇者が、魔王バラモスをたおしてもどってきた!」 少女「わーい、わーい!」 老人「これで…これで平和がやってくるのじゃな……」 町娘「おつかれさま……そして、ありがとう、勇者さん!」 剣士「さすが、オルテガの娘!若き英雄のたんじょうだ!」 少女「もう、魔王バラモスはいなくなったんだよねっ。これで魔物も、いなくなるのかな あ。そしたら外へ遊びに行けるのに」 町娘「アリアハンにようこそお帰りなさいまし!バラモスをたおしたといううわさは、す でにここにもとどいていますわ!」 老人「魔王バラモスをたおしてしまうとは……そなたこそ、まことの勇者じゃ!」 町男「さあはやく、お城に!王さまもきっとおよろこびでしょう!」 勇者「ちょっくら自宅に寄るぜ」 リリア 「王さまより先に、おかあさんに報告するのね」 ナタリー「マザコンだな」 勇者「ちがうわい!母の反応をみるだけだ」 祖父「勇者くらい、りっぱな勇者はおらん!このじいのマゴじゃ!」 母親「お帰りなさい、勇者。母さんは、うれしくてうれしくて……今のおまえの姿を父さ んに見せたかったわ。ああ、勇者……」 ナタリー「ママのおっぱいはどうだった?」 勇者「うるせえ!」 青年「さあはやく、お城に!王さまもきっとおよろこびでしょう!」 勇者「ルイーダの酒場にも寄っていくか」 コンラト「あの、王さまに……」 剣士「おう!いっしょにいっぱいやるかい?冒険のあとの酒はかくべつにうまいぞ!オレ も若かったころのは、武闘家、盗賊、僧侶を連れて、旅をしたもんよ。そのときの僧侶が わがままで、けっこうこまったけどな」 ルイータ「バラモスをたおしたんですって?すごいじゃない!さすが、私がみこんだだけのこ とはあるわね」 修女「これで世界中の人びとがすくわれることでしょう。心より、感謝いたしますわ」 勇者「二階に上がろう」 剣士「さすがオルテガの娘!若き英雄のたんじょうだ!」 詩人「あなたこそ、まことの勇者です!」 兵士「バラモスがいなくなったって、オレの仕事はかわらないのさ」 勇者「城下町はこれくらいでいいだろう。城の中に入るか」 ナタリー「やっとこさか」 ナレ「城に入る勇者達」 大臣「これでまたアリアハンの名が世界にとどろくだろう!めでたい!実にめでたい!」 国王「おお、勇者よ!よくぞ魔王バラモスをうちたおした!さすがオルテガの娘!国中の 者が勇者をたたえるであろう。さあ、みなの者!祝いのうたげじゃ!」 ナレ「宴がはじまろうとした瞬間!」 勇者「な、なんだ!地震かあ!?」 ナレ「城内が激しく揺れ動く。そしてどこからともなく……」 声 「わははははははっ!よろこびのひと時に、すこしおどろかせたようだな。わが名は ゾーマ。闇の世界を支配する者。このわしがいる限り、やがてこの世界も闇に閉ざされる であろう。さあ、苦しみ悩むがよい。そなたらの苦しみは、わしのよろこび……」 勇者「話が長い!字数制限があるんだから、簡潔明瞭にしろ!」 ゾーマ「す、すいません(*- -)(*_ _)ペコリ……ちがう!!」 ナレ1「つづきます」 ゾーマ「命ある者すべてを、わが生けにえとし絶望で世界をおおいつくしてやろう。わが名 はゾーマ。すべてをほろぼす者。そなたらが、わが生けにえとなる日を楽しみにしておる ぞ。わははははははっ…………」 ナレ「やがて震動はおさまり静かになった」 国王「なんとしたことじゃ……。やっと平和がとりもどせると思ったのに……。闇の世界 が来るなど、みなにどうしていえよう……。勇者よ、大魔王ゾーマのこと、くれぐれも秘 密にな……。もうつかれた……。さがってよいぞ……」 大臣「おいたわしや。王さまは、すっかりおちからをなくされたようじゃ。王のかわりは、 しばらくわしがすることにしよう。勇者が次のレベル……」 勇者「ふう……。ゾーマか……裏ボスの登場ってやつか?また最初からか……」 リリア 「各地を巡って情報集めが必要ですね」 青年「バラモスは、本当にたおされたんですよね?」 勇者「もちろんだ!!」 青年「そうですよね。では、この消しようのない不安は、なんなのでしょう」 コンラト「どうやら緘口令(かんこうれい)が敷かれているようですね、ゾーマという大魔王が現れたことは、 町民には内密にされているようです」 老人「たしかにバラモスはいなくなったが……それで平和が戻ったっといえるのじゃろう か?」 四人「…………」 勇者「さて、ポルトガに寄ってみるか。いや、なんとなくだが」 ポルトガ カルロス「ふたたび、サブリナの顔を見られるなんて。聞けばすべて、あなたがたのおかげ とか…本当にありがとうございました」 サブリナ「ああ、私のカルロスに、また会えるなんて……。ありがとうございました。そうで すわ!お礼に、この『ゆうわくのけん』をさしあげましょう。私の家に昔から、伝わるも のですけれど…ゆうわくのけんは、女だけが使える不思議な剣なのです」 ナレ「勇者は、ゆうわくのけんを手に入れた!」 勇者「これこれ、これなんだよ!このゲームで女性が有利な点だよ。ただ、俺には装備で きないのが難点なんだが……ほれ、コンラッドにやる!」 コンラト「ありがとうございます(装備した)」 カルロス「私が少しばかり剣のウデに自信があったために、いい気になって魔物に戦いをいど み…しかし、とうてい魔王のところまではたどりつけず、結局恋人までまきこんでしまい ました。恋人ひとり守ることもできずに、なにが剣士でしょう。あなたがたこそ、まこと の勇者。心よりそんけいいたします」 ナタリー「なあ、勇者」 勇者「なんだよ」 ナタリー「バラモス倒してイの一番にここへ来て、ゆうわくのけんを手に入れたわね。さては 攻略本持ってるわね」 勇者「持ってねえよ。というか、FC版プレイした経験だよ」 ナタリー「はん?FCプレイした事あるなら、バラモスやゾーマの事も知ってたでしょ?」 勇者「いやなに、何せプレイしたのが30年以上前だかんな。忘れもするさ」 ナタリー「30年前って……あんた今何歳よ」 勇者「こうみえても16歳の女の子だぜえ。どうだ参ったか('ω')ノ」 ナタリー「なによ、+14歳はどこから持ってきたのよ」 勇者「そ、それはだな……前世からだよ」 ナタリー「前世ねえ……だったら、30000Gの借金も覚えているわよね」 勇者「なんのことだよ?」 ナタリー「冗談ドラゴンクエストIを読めば分かる」 勇者「w(゜o゜*)wマジ!?……覚えてねえよ。別の世界の前世じゃないのかよ」 ナタリー「(-_-メ)……まあいいわ。で、これからどうすんのよ」 勇者「そ、そうだな……ショニンの町に行ってみよう」 商人の町(革命後) ナレ「ということで、商人の町にやってきた」 勇者「ショニンがどうなったか確認しようぜ」 コンラト「まだ、牢屋でしょうか?」 ナレ「牢屋はもぬけの殻だった」 リリア 「すると屋敷の方かしらね」 ナレ「屋敷では、ショニンを囲んで相談事の真っ最中だった」 男 「では私に、この町を?」 ショニン「そうなの。わたしのかわりに、ここをお願いしたいのよ」 男 「しかし……」 老人「おまえならできる。町のみんな協力する、いってくれた」 男 「そうですね…わかりました!私にどこまでできるかわかりませんが……」 ショニン「ありがとう。よろしくたのむわね」 男 「はい!」 勇者「おお、どうやらショニンが解放されたみたいだな」 男 「私はショニンさんをそんけいしています。この町は、私たちが必ず守っていきます よ」 老人「わしとショニンつくったこの町、ここまで大きくなった。そろそろ親もとはなれて ひとり立ちするとき」 ショニン「勇者…私は、この町を出ようと思うの。この町には、もう私のちからはいらないみ たい。ねえ勇者、私をもう1度あなたの仲間にいれてもらえないかしら?アリアハンのル イーダの酒場でまってるから……もし連れていってくれるのなら、声をかけて。じゃあ、 またあとで…ね」 ナレ「ショニンはそういうと、席をはなれて出ていった」 ナタリー「……ですってよ。どうする?仲間の誰かを外してショニンと入れ替える?」 勇者「そうだな……俺が外れるから、おまえら仲間にしてやれよ」 リリア 「だめですよお。勇者はパーティーから抜けることはできませんわ」 勇者「そうか……残念だな。ではゲームクリア後に考えることにしよう」 コンラト「なんのことですか?」 勇者「いや、なんでもない……さて、これからのことだが……」 ナタリー「リリア、これまで集めた情報から、何かヒントになるものはない?」 リリア 「ちょっと待ってください…………………………」 勇者「長いな……」 コンラト「当たり前ですよ。これまでの膨大な情報から探り当てるのですから」 リリア 「ありました!」 勇者「なんだ?」 リリア 「最後の鍵を持っていた、浅瀬の祠の骸骨さんが言っていました」 骸骨「私は、いにしえを語りつたえる者。イシス砂漠の南、ネクロゴンドの山奥にギアガ の大穴ありき。すべての災いは、その大穴よりいづるものなり」 リリア 「すべての災いとは、魔物たちも含まれていると思います」 コンラト「なるほど、自殺の名所が魔物たちの巣窟に続いているというわけですね」 ナタリー「調べる必要があるわね」 勇者「よし、行ってみよう」 ギアガの大穴 ナレ「ということで、ギアガの大穴へとやってきた」 兵士「大変だ!ものすごい地ひびきがして、ひびわれが走ったのだ。なにか巨大なものが この大穴を通っていったようなのだ!そして、私のあいぼうがこの穴に……ああ!」 勇者「よし!俺らも穴に飛び込んでみよう」 ナレ「そこは船着き場になっていた」 船頭「おや?またお客さんか。そうか!あんたも上の世界から、やってきたんだろう!こ こは闇の世界、アレフガルドっていうんだ。おぼえておくんだな」 勇者「アレフガルド?どっかで聞いたような名前だな。といいつつ箪笥の中から、ラック のたね、見っけ!」 少年「ここから東に行くとラダトームのお城だよ。あのね。父さんが、船なら自由に使っ ていいって」 勇者「船を使ってもいいとな!?」 リリア 「ご厚意に甘えて、使わせていただきましょうよ」 勇者「そうだな。全員乗り込めえ〜!」 ナタリー「東へGO!よ」 ナレ「船着き場を東へ出ると、まだ名も知らぬ大陸のそばに浮かぶ小島だった」 コンラト「ここがアレフガルド?」 リリア 「そうみたいね」 勇者「世界地図を見てみるか」 ナタリー「だめね。世界が違うから、前の世界地図は役に立たないわね」 勇者「となると手探りということか……」 ナタリー「上陸して、お城なり町を探しましょう」 ナレ「船を大陸沿岸に接弦させ、上陸する一行。と早速の魔物の襲撃に出くわした」 勇者「うごくせきぞうとサラマンダーか。いてこましたれや!!」 ナレ「サラマンダーの激しい炎攻撃に苦戦するも何とか倒した」 勇者「ふうう……。やっと倒せたぜ。さすが、銀河戦記/鳴動編のアレックスの旗艦の 守護神だけあるぜ」 ナタリー「なに言ってんのよ!」 ナレ「やがて、目の前に荘厳な城が見えてきた」
     
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