冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・2

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ナレ「というわけで、勇躍原野へと踏み出したのであった」 勇者「よっしゃあ!冒険のはじまりだあ!」 コンラト「気を引き締めていきましょう」 ナタリー「まあ、まかせるわ」 リリア 「お手柔らかにお願いします」 コンラト「西に塔が見えますね」 ナタリー「と言われても、島になってるから行けないわ」 勇者「いずれ行くことになると思うが、とりあえず行けるところへ行く。ってことで橋を渡る しかないが……」 コンラト「ともかく町や村を探しましょう」 ナレ「スライムやおおがらすなどの魔物との遭遇戦に苦労しながらも、城から北の方に村を発 見した」 リリア 「行ってみましょう!」 レーベの村へ 住人「レーベの村にようこそ」 コンラト「レーベの村というのですね」 勇者「そうだな。とりあえず、時計回りに聞いてみよう」 ナレ「中央の北側の家を訪ねる」 住人「とうぞくのかぎは、手に入れましたか?」 勇者「とうぞくのかぎ?持ってないな」 住人「この村の南の森にも、ナジミの塔に通じる洞くつがあるとか……。うわさでは、その塔 に住む老人がそのカギをもっているらしいですよ」 ナタリー「とうぞくのカギですって、重要アイテムのようね」 勇者「そりゃ、カギといえば、ドラクエ共通のクリア必須アイテムだもんな」 ナレ「池のほとりに立つ町人」 町人「まほうのたま……か。うちのじいさんにも、こまったもんだのお」 リリア 「また、重要アイテムのようですね( ..)φカキカキ」 勇者「北東の家は……だめだ、カギが掛かっているな」 コンラト「先ほどの、とうぞくのカギがあれば開くのでしょうか?」 勇者「かも知れない……」 ナタリー「とうぞくのカギを手に入れたら、戻ってきましょうよ」 ナレ「南東の片隅に人がいる。大きな岩を動かそうとしているようだ」 村人「よいしょよいしょ。だめだ……。重くて押してもビクともしないや」 勇者「どれ、俺にやらせてみろ!」 ナレ「岩を押しまくる」 村人「やや、すごい!そのチカラがいつかきっと役に立ちましょう!」 リリア 「たいしたこともなく動かせたようですが……。これって、ステータスの【チカラ】の数 値によっては、押せないこともあるのでしょうか?」 コンラト「関係なさそうですが……」 勇者「今はたんなるイベントのようだが……本人も言っているように、いずれ役にたつ……と 思うぞ。俺の感がそう言っている」 リリア 「感……ですか?」 町人「町の外を出て歩くとき、あやしげな場所にはなにかあるかも知れぬ。遠くから見るだけ でなく、その場所まで行くことだな」 コンラト「意味深ですね」 勇者「覚えておこう。さて、最後は宿屋だな。1階の部屋は……ちぇ、鍵が掛かってるぜ」 ナタリー「二階に上がってみましょう」 子供「うわ〜勇者さまって女の人だったんだ!」 ナレ「はい、いいえ、で答えてください」 勇者「いいえ、と言ったら?」 子供「え?ちがうの?でも、ボクには女の人に見えるけどなあ。いっぱいいっぱい魔物をやっ つけてね!あいつらが、ボクのパパとママを……。ぐすん」 勇者「一応、はいと答えてみるか?」 子供「やっぱり!女の人なのに、魔物をやっつけながら、旅をしてるなんて、えらいなあ! いっぱいいっぱい魔物をやっつけてね!あいつらがボクのパパとママを……。ぐすん」 勇者「うむ、まかせておきな」 コンラト「一応一通り、聞き終わりましたね」 ナタリー「鍵部屋を除いてね」 勇者「次の場所へ移動しようぜ」 リリア 「ナジミの塔ですね」 ナレ「レーベの村を出る一行だが、少し進んでナタリーが気づく」 ナタリー「ね、見て!森の中ほどに空き地のような所があるわよ」 コンラト「確かにそうですね。町人の言っていた、怪しげな場所ってことですね」 勇者「しかしよう……ドラクエのような2Dマップ、トップビューだから見えるけど、普通は 木々が邪魔して森の中なんか外からは見えねえよな」 コンラト「それ、言っちゃだめですよ」 リリア 「そうそう」 勇者「ま、いいや。とにかく、行ってみよう」 ナレ「その森に入ってみると建物があった」 リリア 「残念。鍵が掛かってます」 勇者「他に何かないか?」 コンラト「あ、階段がありますよ」 勇者「よし!降りてみよう」 岬の洞くつ〜ナジミの塔 ナレ「そこはナジミの塔への近道。目の前にある階段を昇るとナジミの塔である」 勇者「通常、ダンジョンというものは基本、一番遠くの階段を昇るのがセオリーだが、元々隠 し通路的にここへ入ったのだから、今回は目の前の階段を昇るぞ」 ナタリー「そんなもの?」 ナレ「そんなこんなで、塔の魔物を成敗しながら、頂上にたどり着いた」 リリア 「誰かいますけど……。壁に囲まれてます」 ナタリー「扉にも鍵が掛かっているわ」 コンラト「おーい!そこの人聞こえますか?(扉を叩きながら)」 勇者「無駄だよ。ドラクエは、隣に接触した状態でないと会話できないんだから」 ナタリー「ほんと、面倒なのよね。特に動き回る人と会話するのは疲れるわ」 コンラト「でも、その人のそばに階段が見えます」 勇者「どうやら、昇る階段を間違えたようだな。一旦降りて、別の階段を探そう」 ナレ「元来た道を引き返して、さらに探索する」 リリア 「階段がありました。上の階の位置関係からすると、ここがあの部屋に入れる階段です」 勇者「わかった。昇ろう」 ナレ「その階段を昇り、例の人物のところにやってきた」 翁 「おお、やっと来たようじゃな。そうか、勇者というのか。わしは、いく度となくおまえ にカギをわたす夢を見ていた。だからおまえに、このとうぞくのかぎをわたそう。受けとって くれるな?」 勇者「無論だ。ここまで来て、いらないとは言えないだろ」 ナレ「勇者は、とうぞくのかぎを受け取った」 翁 「ところで勇者よ。この世界には、そなたの性格を変えてしまうほど、えいきょう力のあ る本が存在する。もし、そのような本を見つけたら、気をつけて読むことじゃな。では、ゆく がよい勇者よ。わしは夢の続きを見るとしよう」 リリア 「ごゆっくりどうぞ」 勇者「本棚があるな……(調べる)お、『おてんばじてん』があったぞ」 ナタリー「なにそれ?おてんばになれる事典かしら」 リリア 「勇者さんは、十分おてんばだから、必要ないですね」 勇者「うるせいやい!」 ナタリー「コンラッドさん、使ってみたら?」 コンラト「け、結構です。今のままで十分です(;'∀')」 勇者「とうぞくのかぎを手に入れたことだし、一旦城に戻って回復とセーブして、改めて取り 損ねた宝箱を収集しよう。レベルアップも兼ねてな」 リリア 「そうですね」 ナレ「洞窟に入って宝箱集めする一行。鍵のかかった扉には、すばやさのたね、きのぼうし、 があった。そうこうするうちに勇者のレベルが上がり『ホイミ』の呪文を覚えた」 勇者「おお!この俺が呪文を覚えたぞ。前々作冗談ドラゴンクエストと前作Uではありえな かったのにな」 ナタリー「でも、元祖ドラクエIでは呪文使えたでしょ?」 勇者「……。忘れた……。どうやら宝箱回収は終わったな。城に戻ろう」 ナレ「レベルアップを兼ねて、洞窟を適当に進んでいくと……」 勇者「おや、牢獄のようなところに出たな」 コンラト「アリアハンの地下牢獄ですよ」 勇者「ちょっと囚人に聞いてみるか。意外と重要なことを話すこともあるからな」 囚人「くそ〜あのナジミの塔の老人め!このバコタさまを牢なんかに閉じこめて、おまけにカ ギを持っていってしまいやがった!……ん?あっ、それは、とうぞくのかぎ!」 勇者「お、知っているのか?」 バコタ「とうぞくのかぎがあれば赤いトビラを開けられたのに…ちくしょう!このバコタさまが つくったんだから大切に使えよなっ」 勇者「なるほど、こいつがバコタで盗賊の鍵を作ったのか……。牢の鍵がないと開けられない ようだな」 ナレ「牢獄をあとにして、上へと向かう」 勇者「ふむ、城内に戻ったようだな。兵士がいるぞ」 兵士「私は、勇者オルテガにあこがれて城の兵士に志願しました。それなのに……。勇者オル テガは戦いのすえ帰らぬ人に……。しかし、あのオルテガさまがカンタンに死んでしまうとは どうしても思えません。きっとどこかで、生きているような…そんな気がしてならないのです」 勇者「そういう話があると、たいがいそうなるのだよな」 ナレ「王様に会って、冒険の書に記録してもらい、自宅にて休憩。そして再び旅立つのであっ た」 勇者「レーベの村に鍵の掛かった家があったよな」 ナレ「ということで、レーベの村にやってきた。鍵の掛かった家の扉を、盗賊の鍵で開けて入 る」 老人「ん?なんじゃ、お前さんは?わしの家にはカギをかけておいたはずじゃが、もしやカギ をもっておるのか?」 勇者「おうともよ。こいつが目に入らぬか( `ー´)ノ」 老人「なんと!それはとうぞくのかぎ!するとお前さんが、あの勇者オルテガの……。そう じゃったか……。であれば、これをお前さんにわたさねばなるまい」 ナレ「勇者は、まほうのたまをうけとった!」 老人「その玉をつかえば、旅の扉への封印がとけるはずじゃ。気をつけてゆくのじゃぞ」 勇者「はいよ……。次は宿屋だな」 ナレ「鍵の掛かった宿屋の部屋を開けて入る」 兵士「ここより東に旅をし、山をこえると小さな泉があるという。かつては、その地より多く の勇者たちが旅立ったそうだ」 コンラト「東の方の泉に次なる冒険の糸口がありそうですね」 ナタリー「行ってみるしかないわね」 ナレ「レーベの村を離れて、一路東に向かって歩き出した瞬間、バブルスライムに遭遇した」 勇者「バブルスライムだと?」 コンラト「こいつは毒攻撃を仕掛けてきます」 リリア 「痛い!毒にやられました」 勇者「誰か、毒消しか毒治療の呪文持ってないか?」 リリア 「持ってません。呪文はわたしの担当ですけど、レベルが足りなくて」 ナレ「毒攻撃を受けながらもバブルスライムスライムを倒した。魔物は毒消しを落とした」 ナタリー「ラッキー!毒の治療ができるわ」 勇者「なるほど、毒攻撃を仕掛ける奴は、毒消しを持っているってことか」 コンラト「リリアさんが、毒消しの呪文を覚えるまでは、あまり遠出はしないほうが無難なのです が……」 勇者「そうもいくまい。早いとこ攻略しないと、この物語も先に進めないだろが」 ナレ「それを言っちゃうのですか?」 勇者「通ればリーチだぜ。HP回復させながら、進むっきゃないだろ?」 コンラト「バブルスライムが必ず毒消しを落とせば良いですが、いったん村に戻って毒消しなどを 調達しましょう」 リリア 「わたしも、そうした方がいいと思います」 ナタリー「賛成!」 コンラト「三対一です。戻って毒消しを調達しましょう」 勇者「しようがねえ。一旦町に戻る」 ナレ「毒消しを調達し、再びカザーブから東へと向かうのだった」 リリア 「あそこに何か祠のようなのがありますよ」 勇者「行ってみよう」 ナレ「祠に入り、鍵の掛かった部屋を盗賊の鍵を使って中に入る」 老人「お若いの。まほうのたまを、お持ちかな?」 勇者「持ってるぞ」 老人「ならば、いざないの洞くつにおゆきなされ。泉のそばのはずじゃ」 リリア 「その泉って、レーベの村の兵士が言ってましたよね」 コンラト「間違いないでしょう」 勇者「お、壺があるじゃないか♪ちいさなメダルとキメラの翼、見っけ(*^^)v」 コンラト「私は本棚を閲覧させていただきます」 ナレ「ムチやブーメランについて書かれた本を見つけた」 コンラト「読んでみましょうか?」 勇者「まあ、読むだけならタダだよな。読め!」 ナレ「ムチ、ブーメランは、1度に多くの敵を攻げきできる武器だ。ムチは、そのグループ。 ブーメランは、敵すべてにダメージをあたえるだろう。たとえ今より、こうげき力がおちよう とも、そのほうが得という場合もある。考えて使うべし」 コンラト「なるほど。スライムなどの弱いモンスターが多数現れた時には重宝するが、強敵が出て きた時は使えないということですね」 勇者「ふむ……他にはないようだな。出よう」 ナレ「祠を出ると、山脈に囲まれた中にある泉に向かった」 ナタリー「ほんとに小さな泉ね」 リリア 「対岸に階段がありますよ」 コンラト「あれが、新たなる地へといざなう洞窟のようですね」 ナレ「降りた洞窟の中には老人が立っていた」 老人「ここは、いざないの洞くつじゃ。じゃが、階段は石カベで封じられておる」 リリア 「ここで、あの『まほうのたま』を使うのではないでしょうか?」 勇者「まあ、やってみることだな、みんな下がっていろ!」 ナレ「勇者は、まほうのたまをカベにしかけた」 勇者「ちゅどーん!おお、カベが崩れたぞ!」 ナタリー「これで通れるようになったわね」 リリア 「宝箱があります」 勇者「どれどれ」 ナレ「アリアハンより旅立つ者へ。この地図をあたえん!地図を見たくば【地図】ボタン。さ らに【開いた地図をタップ】で、より見やすくなるであろう。なんじの旅立ちに栄光あれ!」 勇者「ふしぎなちず……を手に入れたぞ。うん?ここでは使えないようだな」 コンラト「外に出たら、早速使ってみてみましょう。どんな風に役に立つかを確認しないと」 勇者「ドラクエUでは最初から持っていたのにな……(独り言)」 ナタリー「階段を降りてみたけど、ただ広くて、至る所に崩れた個所があるわね。落ちないように 気をつけなくちゃ」 勇者「まあ、こういうところは一番遠回りするのがセオリーだよな」 ナレ「ってことで、陥没場所を避けながら、ぐるりと遠回りで進む」 リリア 「下への階段がありましたわ」 勇者「降りてみよう」 ナタリー「あちゃー!三つの道に別れているわよ」 勇者「手当たり次第に行くか」 コンラト「西側の通路が正解でしたね」 ナレ「盗賊の鍵で開けた先に、旅の扉が現れた」 リリア 「これが旅立の扉ということですね」 勇者「いざ、ゆかん!あらたなる旅立ちの地へ!」 ナタリー「かっこつけるんじゃないわよ」 ナレ「と、旅の扉に飛び込む一行だった。この先、彼らの身になにが起こるか……。次回を 待て!」
     
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