難病(特定疾患)と生活保護・社会保障を考える【携帯/モバイル版】

この場を借りて、難病(特定疾患)と生活保護などの社会保障制度について考えてみたいと思います。

線維筋痛症

代替治療繊維筋痛症とはその他の疾病

薬剤治療

薬剤治療

線維筋痛症に対して特効薬は現在なく、多少なりとも効果のある薬を試しながらいくしかありません。しかし薬の効き方は人それぞれで、思いがけない薬が効くこともあります。
主に使われている治療薬について掲載致しますが、必ずしも効果がでるわけではないうえ、副作用もあることから、主治医とよく相談しながら「自分に効く薬」を根気よく探す必要があります。
そして処方された薬がどういう薬なのかを自分で調べることも大事です。


・一般的な痛み止め(NSAIDs非ステロイド性抗炎症薬)
線維筋痛症は一般的な痛み止めがほとんど効きませんが、中には効果のある人もいます。

・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
マレイン酸フルボキサミン(商品名:ルボックス、デプロメール)は、脳内のセロトニンの量を増やし神経の働きをよくする薬。

・SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)
塩酸ミルナシプラン(商品名:トレドミン)があり、脳内のノルアドレナリンとセロトニンの量を増やし、神経の働きをよくする薬。
疼痛を緩和させる作用があると言われてます。

抗鬱薬
抗鬱薬には疼痛をコントロールするメカニズムがあるとされています。
・三環系抗鬱薬
アミトリプチリン(商品名:トリプタノール)やアモキサピン
・四環系抗鬱剤
塩酸ミアンセリン(商品名:テトラミド)など

・抗不安剤
アルブラゾラム(商品名:コンスタン、ソラナックス)など

・抗てんかん薬
商品名テグレトール、リボトリールなど

・その他
ノイロトロピン
下向性疼痛抑制系神経賦活剤


睡眠導入剤、睡眠薬


FMSの発症のきっかけや、悪化の要因の一つにストレスが挙げられます。痛みのために鬱状態にもなります。そういう面で抗鬱剤は効きます。もう一つは、FMSには痛みの原因となる病変が確認できません。つまり、どこか怪我をして、その痛みが脳に伝わってくるのではなく、「脳の中で痛みを感じている」、これには脳内物質のセロトニンが関係していると思われます。何故そうなるのかは、自己免疫異常、代謝異常などまだ研究途中の問題です。中枢神経の中で感じている痛みに対しては、SSRI、SNRIなどの効果が期待されるとされています。


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