難病(特定疾患)と生活保護・社会保障を考える【携帯/モバイル版】

この場を借りて、難病(特定疾患)と生活保護などの社会保障制度について考えてみたいと思います。

入院生活のはじまりです。

 最初の数日は検査の連続です。
 尿検査、血液検査、レントゲン、心電図、脳波検査、超音波診断装置……。
 とは言っても検査を受ける患者は自分一人だけではないので、順番待ちがありますから、病室で待機という時間があります。検査技師がいない日は、検査もお休みです。
 栄養点滴を受けながら、病室で静かに順番がくるのを待ちます。
 点滴……。
 そうです。胃に入ったものを全部吐いてしまうので、経口での食事ができませんから、点滴による栄養補給となったのでした。
 ぽたり、ぽたり……。
 滴下する液をじっと見つめます。
 羊が一匹、羊が二匹……。
 いつの間にか眠ってしまっていたりします。

 やがて検査の順番が回ってきます。
 検査室に通されて、検査のはじまりです。
 にしても検査室ってのは、たいがい冷房ががんがんに効いていて寒いです。検査機が熱を持たないように冷却するためでもあるのでしょう。
 レントゲンなどはすぐに終わりますからいいですけど、超音波診断などはじっくりと時間をかけて内臓の様子を観察するので、そのうちに小用がしたくなります。
 何とか堪えて検査を終えたら速攻でトイレ急行です。

 幾度かの検査を終えて、やがて診断がくだされるのですが……。