難病(特定疾患)と生活保護・社会保障を考える【携帯/モバイル版】

この場を借りて、難病(特定疾患)と生活保護などの社会保障制度について考えてみたいと思います。

急速進行性糸球体腎炎/特定疾患情報

診断・治療指針

1. 急速進行性糸球体腎炎とは
 糸球体腎炎(蛋白尿、血尿、赤血球円柱、顆粒円柱)のうちで数週から数カ月で急速に腎機能が低下する疾患です。

2. この病気の患者さんはどのくらいいるのですか
 正確な数は不明ですが。近年増加傾向にあります。

3. この病気はどのような人に多いのですか
 各年齢で発症しますが、中年以降に多い傾向があります。

4. この病気の原因はわかっているのですか
 原因不明です。

5. この病気は遺伝するのですか
 遺伝しません。

6. この病気ではどのような症状がおきますか
 発病初期は無症状から微熱、倦怠感、食欲不振などです。進行すると尿毒症症状、すなわち食欲低下、呼吸困難、出血傾向、意識障害などが出ます。

7. この病気にはどのような治療法がありますか
 副腎皮質ステロイド、免疫抑制剤などを使い、場合によっては、血漿交換をおこないます。腎不全状態にあれば、血液透析を併用します。

8. この病気はどういう経過をたどるのですか
 早期に発見されれば、進行を止められます。また一時期透析が必要になっても治療で離脱できます。発見が遅れると、維持透析が必要となります。中には肺出血を併発する事もあります。


情報提供者
研究班名 腎・泌尿器系疾患調査研究班(進行性腎障害)
情報見直し日 平成20年4月24日

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