冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・39
2020.09.21

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・39


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最終決戦の時


ナレ「地下五階に到達した」

勇者「静かだな……BGMが流れないのが不気味だ。なんだあれは?」
コンラト「どうやら祭壇のようです」

ナレ「一行が祭壇に登ると……。前方にかがり火が灯りゾーマの姿が現れた。奥の方から
スススと進み出て、一行の正面に立った」
ゾーマ「勇者よ!わが生けにえの祭壇によくぞきた!われこそは、すべてをほろぼすもの!
すべての生命を、わが生けにえとし、絶望で世界をおおいつくしてやろう!勇者よ!わが
生けにえとなれい!出でよ、わがしもべたち!こやつらをほろぼし、その苦しみをわしに
ささげよ!」
ナレ「キングヒドラが現れた」
勇者「何だ。自分では戦わないのかよ。こいつは、オルテガを倒した奴か?」
コンラト「そのようです」
勇者「なら、復讐戦だ!戦闘開始!!」
ナレ「キングヒドラは、もえさかる炎攻撃と打撃攻撃を仕掛けてくる」
ナタリー「こいつ卑怯だわ。打撃の時は、防御力の低いあたしかリリアばかり狙ってくるよ」
勇者「ふうっ。何とか倒したぜ」
ナレ「続いてバラモスブロスが登場する。激しい炎とイオナズン攻撃を最大3回連続攻撃
してくる」
勇者「冗談じゃないぞ。3回連続なんてあるのかよ!?」
ナレ「事実です。確かに3回攻撃はありました。私が保証します」
勇者「それにしても、バラモスブロスってなんだよ。ドラクエ10では兄のバラモスに対
して弟のバラモスブロスが登場するらしいが……」
コンラト「Baramos Bros. ということでしょうか」
ナタリー「弟が兄の復讐に来たということね」
ナレ「とにかくも、バラモスブロスを倒して先に進む」
勇者「次はどいつだ!」
ナレ「続いて、バラモスゾンビの登場だ」
勇者「バラモスゾンビ?もしかして、バラモス城のあいつがゾンビになって復讐に来たっ
てことかあ?」
ナタリー「弟に続いて、兄が直接ゾンビとなってやってきた?」
ナレ「ちなみに、スマホ英語版では、バラモスブロスは Soul of Baramos、バラモスゾン
ビは Bones of Baramos となっております。前者は魂で後者は死体。つまり、魂と肉体が
別々に襲い掛かってくるという設定か?」
ナレ「バラモスゾンビも何とか倒して、とうとうゾーマの目前へと進んだ」
ゾーマ「勇者よ!なにゆえ、もがき生きるのか?ほろびこそ、わがよろこび。死にゆく者こ
そ美しい。さあ、わがうでの中で息絶えるがよい!」
ナレ「ゾーマが現れた。今度こそ、最終決戦か?」
勇者「よっしゃあ!いてこましたれや!!こいつを喰らえ!」
ナレ「勇者は『ひかりのたま』を高く掲げた。あたりにまばゆいばかりのひかりがひろが
るっ!」
ゾーマ「ほほう……。わがバリアをはずす、すべをしっていたとはな。しかし、むだなこと
……。さあ、わがうでのなかで、もがきくるしむがよい。
ナレ「ゾーマは必ず2回攻撃を行い、打撃、マヒャド、凍える吹雪、いてつく波動を繰り
出してくる」
ナタリー「凍える吹雪が一番厄介ね。吹雪を軽減できる装備が必須ね」
勇者「俺は光の鎧、リリアは光のドレス、ナタリーは水の羽衣装備だ。コンラッドは……
ないので頑張れよ」
コンラト「なんですかその言い方は」
勇者「やいばのよろい装備で、打撃がくるのを期待しようぜ。反撃できるからな」
ナタリー「コンラッドさんはHP高いから、リリアがしっかり回復してくれるから」
リリア 「はい。まかせてください」
ナレ「苦しい戦いだった。長期戦となり呪文を唱えるためのMPも乏しくなってゆく」
勇者「これでどうやあ!レベル45の力を見せつけてやるう!!」
ナレ「そして、悪戦苦闘の末にとうとうゾーマをやっつけた!」
ゾーマ「勇者よ……。よくぞ、わしを倒した。だが、光ある限り、闇もまたある……。わし
には見えるのだ。再び何者かが、闇から現れよう……。だが、そのときはお前は年老いて
生きてはいまい。わははは……っ。ぐふっ!」
ナレ「ゾーマが倒され消滅すると同時に、辺りが炎に包まれ天井が崩れてゆく」
ナタリー「危ない!この城が崩れていくわ!」
勇者「退散するぞ!!」
ナレ「一行が元来た道を戻ろうとした時、地響きが起きて奈落の底へと墜落した」
勇者「ここはどこだ?」
コンラト「見たことのある場所ですね。あちこちに開けた宝箱が転がってます」
リリア 「ここはラダトーム北の洞くつですよ」
勇者「そういえば、この割れ目に飛び込もうとして、突風で押し戻されたことがあったよ
な。念のために、もう一回飛び込んでみよう」
ナレ「と飛び込んでみるも、やはり押し戻されるだけだった」
ナタリー「間違いないわね。ここの穴は片道切符の一方通行になってるのね」
勇者「そうか……リレミト!……だめだ。呪文が利かない」
リリア 「歩いて戻りましょう」
ナレ「出口に向かって引き返そうとしたが、途中で壁が崩れてこれまで通ってきた道が塞
がれた」
勇者「まあ、もうここには来ることはないだろうから関係ねえよ」
ナタリー「早く外へ出ましょう」
コンラト「魔物が出ないのが救いですね」
ナレ「そとへ出てみると、再び地響きが起きる。やがて、空の上のほうでなにかが閉じた
ような音がした……そして、暗闇だった世界に光が戻った」
勇者「なんだ?今の地震は?」
リリア 「分かりませんが……この世界にも朝が来たようですね」
勇者「朝が来たということは、太陽が昇ったということだろ?」
コンラト「そういうことになりますね」
勇者「おかしいだろ?ここは地下世界だよな。なんで太陽が昇る?ラダトームの住民もこ
う言ってたよな」
町女「ここアレフガルドは、閉じられた闇の世界。ただ絶望があるだけですわ」
勇者「と、言ってたじゃないか」
コンラト「ドムドーラの住民はこうも言ってました」
町娘「なんだか、今日もひえるわね。光をうしなってからは、この町もさむくなるいっぽ
うだわ」
コンラト「なんだか分かりませんが、地下世界とはいえ昔は光が射していたようです」
勇者「わからん……わからんぞお!!」
ナレ「地下世界であるはずのアレフガルドに光が戻った。勇者は永遠の不可思議に頭を抱
えるのだった」
ナタリー「もう、そんなことはどうでもいいでしょ。早くアリアハンに戻りましょう」
勇者「そうしたいんだが……」
コンラト「なんでしょうか?」
勇者「実は……、ルーラのリストから地上世界の町村のすべてが消えているんだ」
リリア 「なんですって?」
勇者「ルーラで行けるのは、このアレフガルド世界だけだ」
ナレ「ともかくもラダトーム城へとルーラで戻って来た」
コンラト「見てください!ゾーマの城が消えています!!」
ナタリー「ほんとだ!ゾーマを倒したから?」
リリア 「とりあえず、ラダトームの国王に事態の説明を報告しましょう」
勇者「そうだな……」

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冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・38
2020.09.17

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・38


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ゾーマの城

ナレ「リムルダールの北西の岬へとやってきた」
リリア 「ここで、虹のしずくを使えば虹の橋が架かるということらしいです」
勇者「そうか……では」
ナレ「勇者が虹のしずくと高く掲げると、魔王の島へと続く橋が現れた」
勇者「これが虹の橋か?ただの木の橋のようだが……。レインボーブリッジとか7色の橋
が架かるかと思ったぜ。苦労して3つのアイテムを集め回った苦労はなんだったんだよ」
ナタリー「なんでもいいじゃない。さ、渡るわよ」
ナレ「納得しがたいまま、しぶしぶ橋を渡る勇者」
勇者「げげっ。橋を渡った途端サラマンダーかよ」
コンラト「ここから先は、より強力な魔物が出没するのでしょう」
ナレ「狭い峡谷のようなところを通過し、毒沼を越え砂漠を越えて、ついに魔王城へとた
どり着いたのだった。躊躇することなく、城の中へと突入する」
勇者「ふむ、さすがにラストダンジョンらしくなったな。まるで王宮のような豪華さじゃ
ないか。お、トロルキングとバルログのお出迎えだ」
コンラト「トロルキングはバシルーラ、バルログはザラキを使ってきます」
勇者「聖なる守りを着けていると、ザキ系には耐性があるんだよな?」
コンラト「はい、そうです」
勇者「なら、バシルーラ用心してトロルキングを先に倒そう。仲間が吹き飛ばされて、ル
イーダの酒場に迎えに行くのは面倒だからな」
ナタリー「あたし達はどうでもいいのね」
勇者「そうじゃないだろ。俺はザオラル(半蘇生)の呪文あるから大丈夫だ」
ナレ「魔物を倒した。トロルキングは、らいじんのけんを落とした」
勇者「おお、雷神の剣だ!がしかし、俺は王者の剣を持っている」
コンラト「自分も雷神の剣はすでに持っています」
ナタリー「だったら売って、あたし達の装備を買ってよね」
勇者「考えておく」
ナレ「ずんずん進んでゆく一行」
勇者「この中央広間はなんだ?」
コンラト「石像が両側に3対並んでいますね」
ナタリー「今度こそ、怪しいわね」
勇者「よくある設定だな。ガーゴイルの石像があって、そばを通ると実体化して襲い掛か
るってヤツだ。気をつけろよ」
リリア 「わかりました」
ナレ「一行が、石像の前を通過した時。どこからともなく、ぶきみな声が聞こえてきた」
声 「われらは魔王の部屋をまもるもの!われらを倒さぬかぎり、先に進めぬぞ!」
ナレ「大魔神が2体現れた」
勇者「やはりそうきたか」
ナレ「何とか倒して前にするむ」
勇者「まだ2対あるぞ。気を引き締めろ」
三人「はい!!」
ナレ「だが、残りの2対は襲い掛かることなく、無事に前方の扉の前についた」
ナタリー「だめだわ。鍵があわない」
リリア 「どこかに鍵が隠してあるのでしょうか?」
勇者「ひき返して、鍵を探そう」
ナレ「すると、真ん中の石像が多い掛かる。大魔神が現れた」
勇者「なんだよ。さっきは何もしなかったくせに」
ナレ「2対目の大魔神も倒した」
勇者「おかしいな……もう一度、扉の前に行ってみよう」
ナレ「と、前方の石像が襲い掛かる。大魔神が現れた」
勇者「やはりな。戦闘開始!」
ナレ「3対目の大魔神も倒した。すると」
コンラト「あ!扉が開きましよ!!」
勇者「思った通りだ。鍵は3対の石像を倒すことだったんだ」
ナタリー「開いたはいいけど、バリアー床だらけね。トラマナ掛けるわよ」
リリア 「お願いします」
コンラト「玉座には誰もいないし、何もありませんね」
勇者「扉を厳重に守っていた魔物がいたんだ。必ず何かあるさ」
リリア 「リムルダールの囚人が、玉座の後ろに隠し階段があると言ってました」
ナレ「大広間を探し回る事、玉座の後ろに」
勇者「おお、スマホ必殺の【!】マークが出たぞ。ここに何かあるはずだ」
ナレ「スマホ必殺なんて言わないでください」
ナタリー「階段があったわよ」
ナレ「階段を降りるとすぐまた階段。そこを降りると回転床だらけの地下二階だった」
勇者「回転床か……はい!ナタリー君ナビゲーターしてちょんまげ」
ナタリー「なによ、もうしようがないわね」
ナレ「頭脳明晰なきれものであるナタリーの指図のもと、見事回転床をクリアーして先に
進むことができた」
リリア 「ナタリーさん。さすがです(*^^)v」
勇者「なんだよ。一歩左に寄ったら、ひたすら↑↑↑……上ボタンを押すだけかよ」
ナタリー「ボタンなんて言ったら、ナレーションが怒るんじゃない?」

ナレ「地下三階に到達した」

勇者「もろはのつるぎ、ゲットだぜい!」
ナタリー「だめよ、それ。呪われているんだから」
勇者「そうなのか?まあ、いいや。コレクションとして頂いておく」
ナタリー「『ふくろ』というアイテム収納袋があるから、持ちきれなくて捨てることもないか
ら便利にはなったわね」
勇者「ドラゴンゾンビとペアで出てくる、アークマージのザオリクは厄介だな。しかも、
イオナズンまで繰り出してくる。2体も出てきたら長期戦になる」
ナタリー「そうね。アークマージのMP切れを待つしかないわね」

ナレ「地下四階に到達した」

ナレ「なんと!ひとりの男が、怪物と戦っている!」
勇者「あ!あれは!?」
ナレ「オルテガとキングヒドラがにらみあっている!」
勇者「おお!戦闘開始だ!!」
ナレ「オルテガとキングヒドラとの手に汗握る戦闘シーンがはじまる。そして……」
リリア 「あの人、負けてしまいました」
ナレ「駆け寄る一行」
オルテカ「だ、だれか、そこにいるのか……?わたしにはもう、なにもみえぬ…なにも聞こえ
ぬ……。も、もし、だれかいるのなら、どうか伝えてほしい。わたしは、アリアハンのオ
ルテガ。今すべてを思い出した」
リリア 「オルテガですって!」
オルテカ「も、もし、そなたが、アリアハンにいくことがあったなら……。そこの国に住む勇
者をたずね、オルテガがこう言っていたと伝えてくれ。『平和な世にできなかったこの父
をゆるしてくれ』…とな、ぐふっ!」
ナレ「オルテガと名乗った男は成仏して消えた」
勇者「なあ、人は死んでも遺体が残るはずだよな。なんで消えた?」
リリア 「わたし達が見ていたのは、オルテガさんの魂ではないでしょうか?」
ナタリー「そうね。虹の橋を架けたのはあたし達だけど。オルテガさんは、成す術もなく岬に
立ちすくして、やがて悲願達成することなく亡くなった。しかし、魂だけがここまでやっ
てきたのよ」
勇者「そんなことありえるのか?」
ナタリー「ついさっき目の前で起きたことでしょ」
勇者「あそこに石像があるな……調べてみるか?」
ナタリー「やめてよ。また襲い掛かってくるかもじゃない」
ナレ「ということで、石像とは反対の通路へと進む」
勇者「おお、宝箱が6つもあるぞ」
ナレ「宝箱には、小さなメダル、いのちのいし、せかいじゅのは、けんじゃのいし、いの
りのゆびわ、ひかりのドレス、が入っていたあ」
コンラト「せかいじゅのは、呪文使えなくても、死んだ仲間を復活できます」
リリア 「けんじゃのいしは、全員のHPを60から80回復できます。呪文の使えないダンジョ
ンで重宝します」
ナタリー「ひかりのドレスは、守備力90もあって呪文とブレス攻撃を2/3に軽減するのよ
ね。ザオリク使えるリリアが装備するといいわ」
勇者「俺の光の鎧よりも守備力高いのかよ」
コンラト「交換はできませんよ。鎧の方は勇者だけしか装備できないんですから」

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冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・37
2020.09.14

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聖なるほこら

ナレ「マイラから出発すること、妖精の地図南東の逆三角形の島へとたどり着いた」
ナタリー「東方中央部の大陸を通り越したのは何故?」
勇者「地図を見ればわかるけど、そこは例の魔王城に通ずる大陸だろ?当然、訪れるのも
最後というわけだよ」
コンラト「なるほど」
リリア 「馬蹄形に連なる山脈の中央に祠が見えます」
神官「ここは、聖なるほこら。よくぞ来た!いまこそ、雨と太陽があわさるとき」
ナレ「広間が暗くなり、神官の頭上に現れたのは……」
神官「そなたに、この『にじのしずく』をあたえよう!」
勇者「他に何かくれないのか?」
神官「もはや、ここには用がないはず。ゆくがよい。ちなみに、わしのうしろにある宝箱
は、もうからっぽだから気にすることはないぞ」
コンラト「見透かされていましたね」
勇者「うるせえ!」
コンラト「太陽の石と雨雲の杖はなくなりましたけど、聖なる守りは残りましたね」
リリア 「太陽と雨だけで虹が貰えると言ってましたからね。守りは紹介状みたいなものかも
知れませんね。これを身に着けていると、ステータスの運が+30で、ザキとメガンテな
どの即死系などの呪文を回避する確率が上がるみたいです」
勇者「そうなのか?ザオリク(蘇生)使えるリリアにと思ったけど、俺しか装備できない
みたいだな」
ナタリー「それじゃ、最後の大陸に渡りましょうか」
勇者「しかし、この世界の海は東西南北に壁のようなものがあって、その先には行けない
んだよな。地球平面説とか海の果ては巨大な滝があるとかいう世界だな」
ナタリー「それは少し違うわね。ここはたぶん地下世界よ。巨大な岩盤の中に刳り抜かれた空
洞の世界に作られたもの。当然空間は限られているの」
ナレ「などと論争している間にも、船はリムルダールの大陸に到着した」


リムルダール

町娘「リムルダールの町にようこそ」
勇者「今回は時計回りに情報集めしよう」
コンラト「では宿屋のほうからですね」
勇者「泊まってる奴はいないが……箪笥の中に、くじけぬこころがあったぞ」
ナタリー「裏手に勝手口があるわね」
ナレ「裏に回って扉を開けて入ると」
勇者「ここは納戸か?宝箱が一つあるだけだな」
リリア 「いのちのゆびわ、が入っていました。装備してると歩くたびにHPが回復します」
ナタリー「ラダトームの城に向かう街道側の民家の女性が話していたアレみたいね。というわ
けで、あたしが貰っとくわ」
コンラト「宿屋の外に誰かいますよ」
旅人「あー心配だ。宿屋に置きっぱなしの荷物をだれかに取られないだろうか?あの中に
はオルテガさまからあずかった大切な物が入っているのに……」
リリア 「あ、それって……」
勇者「しいー!黙ってれば分からん」
リリア 「でも泥棒ですよ」
勇者「泥棒も何も、元々オルテガのものなんだろう?なら、俺が貰っておいても構わんだ
ろう」
リリア 「いいのかしら"(-""-)"」
勇者「そんなに大切なものなら、宿屋のそばでウロウロしてないで取りに行けばいいじゃ
ないか?もしかして、宿賃踏み倒して逃げているのか?」
ナレ「南西の建物に入る」
町娘「この世界の上には、光あふれる世界がある?信じられませんわ」
勇者「ところがどっこい。あるんだよな」
予言「ここは予言所。しずくが闇をてらすとき、この島の西のはずれに虹の橋がかかりま
しょうぞ」
勇者「ああ、そうだよな……二階は、教会か」
信者「おお神さま!どうか、この国をおすくいください!」
ナタリー「あれ?隣の棟に牢屋があるみたいね」
コンラト「この建物の裏手に隠し階段があるようですねた」
衛兵「その囚人は、人をだましてばかりいた男だ」
囚人「大魔王の城の玉座のうしろには、秘密の入り口があるらしいぜ。まっ、どうせおれ
の話など、だれも信じちゃくれないがな」
勇者「俺は信じるぜ。ドラクエIの竜王の城もそうだからな」

青年「ひかりのたまがなければ、とても魔王を倒せないでしょう」
子供「おねえちゃんたちも魔王を倒しにいくの?でも、おそかったね。きっとオルテガの
おじちゃんが魔王を倒してくれるよ」
コンラト「池の中の小島にご老人がいます」
老人「あわれなり、勇者オルテガ。魔の島に渡るすべを知らず、海のもくずと消えたそう
じゃ」
勇者「北西の建物だが……入り口が見当たらないな」
リリア 「なんか北西隅に、運河に掛けられた橋がありますよね。その橋のたもとから建物に
入れそうですね」
コンラト「どうやら、どこからか町の外側をぐるりと遠回りして北西に向かうようです」
勇者「その、どこからか?はどこだ?」
ナレ「ということで町中を探し回ることにする」
リリア 「北側の二つの扉がある建物は?」
老人「うわさでは、ルビスさまが封じこまれた塔に、光のヨロイがあるそうだ」
勇者「ああ、あったぞ。俺が装備しているのがそうだ。箪笥の中にきんのクチバシ。壺の
中にちからのたねと、小さなメダル見っけ(*^^)v」
町娘「せいなるまもりは、精霊ルビスさまの愛のあかしですわ」
勇者「そうなの?箪笥の中に、さとりのしょがあった」
ナタリー「ほれ、鏡があるわよ。いつものやってよ」
勇者「あほくさ……」
ナレ「勇者はカガミをのぞきこんだ。
    『つかれた顔がうつっている』
    『私ってやっぱりきれいよね。勇者はちょっぴり安心した』
    『かみのけがすこしみだれている。勇者はかみをかきあげた』
    『さわやかな顔がそこにあった』
    『そして、ちょっぴりきどったポーズをしてみた』
    『そして、にこやかに笑ってみせた』
   などという反応があります」
勇者「ば、馬鹿野郎!!」
ナタリー「あはは、赤くなってる(^^♪」
勇者「うるせえ!」
コンラト「最後は武具屋です」
剣士「わたしは見た。年老いた男が、この島の西のはずれに立っていたのを。あの男はい
まどこに……」
リリア 「男って、もしやオルテガさんでしょうか?」
ナタリー「この島の西のはずれ……?例の魔王城が見渡せる場所かしらね」
コンラト「ご老人が言っていた、オルテガさんが魔の島に渡ろうとしていた話ですね」
勇者「それにしても、外周はどこからだ?」
ナレ「町の運河沿いを歩き回って探す。やがて町に入る橋のところへとやって来た」
ナタリー「ほら、東の橋から外側に回れそうよ」
勇者「あは。気が付かなかったな。行ってみよう」
コンラト「あれ?町の外にポツンと立っている女性がいます」
女性「町はずれにいるっていったのに、あの人ったらおそいわね。ぷんぷん」
ナタリー「逢引のようね」
ナレ「北西の建物に到達する」
勇者「壺の中にかしこさのたね、箪笥の中に小さなメダル見っけ(*^^)v」
ナタリー「あんたねえ、目の前の老人の話を聞く方が大切なじゃない?」
老人「まほうのかぎというものを、一度見てみたいものよのお」
勇者「心配するな。いずれかの勇者が渡してくれるぞ」ナレ「建物を出て、さらに外周を
巡ると、青年がポツンと立っていた」
青年「けんじゃのいしは、全員のキズをなおせて、しかも何度でも使えるそうです。とこ
ろで、彼女おそいなあ」
リリア 「ドラクエ名物の男女のすれ違いですね」
コンラト「これですべての情報集め終了ですね」
ナタリー「にじのしずくを貰ったはいいけど、どこで使うのかしら」
リリア 「オルテガさんが魔の島に渡ろうとして、リムルダールの西に立っていたといいます
から」
勇者「魔王の城が見える岬か?」
ナレ「ということで、リムルダール北西の岬へとやって来た」
リリア 「オルテガさんは、ここを渡っていけたのでしょうか?」
勇者「さあな。ガイアの剣なしにギアガの大穴抜けて、この世界へとやってきたみたいだ
からな」

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冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・36
2020.09.12

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ルビスの塔

ナレ「マイラを出発して、途中で見かけた小島へと船で向かう」
コンラト「この塔のどこかに、精霊ルビス様が封印されているのですね」
勇者「塔っていうのは面倒なんだよな。見えない通路とか、落とし穴にワザと落ちないと
先へ進めないとかな」
リリア 「洞窟とかも同じですけどね」
勇者「さて、塔の中に入ったが、今まで見たこともない赤紫色の扉だな。開くのか?」
ナタリー「開いたわよ(あっさりと)」
勇者「と、中に入ったは良いが、いきなりバリアー床かよ」
ナタリー「はいはい。トラマナね」
勇者「もち、分かってきたな」
リリア 「まっすぐ行った所に宝箱があります」
ナタリー「いかにもって感じでワザとらしいわね。ミミックかもね」
勇者「おうよ。ミミックと1016Gだったな」
ナタリー「あんたねえ。手癖悪いわよ。これがもっと酷い罠だったらどうすんのよ」
コンラト「右の通路はハズレでしたね。何もありません」
リリア 「左へ行くと……塔の外壁に誰かいます」
男 「かいてんするゆかは、歩き方をかんがえてから進めば歩けるはずだ。ただがむしゃ
らに進むだけでは、まことの勇者とはいえまい」
勇者「回転する床?なんだ、初耳だな」
ナタリー「どうやらトラップの一つみたいね」
コンラト「しかし、いきなり行き詰りましたね。上への階段が見当たりません」
勇者「隠し通路があるのだろ。ほら、さっきの男のいた場所、南西の行き止まりが怪しい
じゃないか」
コンラト「あ、通路がありました。階段もです」
勇者「だから言ったじゃないか。塔内は隠し通路だらけってな。怪しい場所は手当たり次
第調べるのさ」


二階の中央広場

ナレ「二階に上がりました。早速回転床の登場です」
リリア 「まるでソロバンの玉みたいですね。菱形の右と左に白か黒かに色分けされてます」
ナレ「早速回転床に挑戦する」
ナタリー「なるほど……床に乗って白い側に進むと前に、黒い側に進むと後ろというわけね。
また右が白い時に前に進もうとすると白側つまり右に進む……なるほどね」
勇者「全然わからんぞ"(-""-)"」
リリア 「回転床はナタリーさんに任せましょう」
コンラト「そうですね。頭脳明晰キレモノなんですから」
ナタリー「馬鹿にされているように感じるのは気のせいかしら?」
勇者「いやいや、素敵なお方です」
ナレ「などとナタリーをおだてながら、中央広場にやってきた。回転床とダメージ床のあ
る両側に宝箱が並んでいる」
勇者「簡単じゃないか。トラマナの呪文を使ってダメージ床の方を歩けば、頭を使わずに
宝箱にありつけるな」
ナタリー「トラマナを使うあたしはMPを消費するけどね('ω')」
勇者「おおお!『炎のブーメラン』『らいじんのけん』が入ってたぜ。これで攻撃力アッ
プだぜい(*^^)v、俺は王者の剣を持っているから、雷神の剣はコンラッドにやる」
コンラト「ありがとうございます(装備した)これは、道具として使うと、ベギラゴンの効果
があります」
ナレ「さらに上の階段を見つけた。と思ったら、魔物が現れた!」
勇者「お、はぐれメタルとメイジキメラだ!」
ナタリー「ううん。どくがの粉を持ってくるべきだったわね」
コンラト「メイジキメラはメダパニとマホカンタ使ってきますよ」
勇者「厄介だな。はぐれメタルは経験値ガッポリ貰えるけど、必ず他の強力な魔物を引き
連れているからな」
リリア 「メイジキメラとかを先に倒さないと、と思っているとその間に逃げちゃいますもの
ね」
勇者「階段も気になるが……回転床があって東の壁が開いている。何かありそうだ。行っ
てみるか」
ナレ「回転床をナタリーのナビで、東壁を抜けて下に落ちると老人がいた」
老人「ようせいのふえをもっているならば、この塔の5階にいきなされ」
勇者「5階だな!よし!!」

ナレ「三階に昇りました。真っすぐ南に進むと、階段と西への通路があった」
コンラト「西へ行きますか?階段を昇りますか?」
勇者「さっさと上に昇ろうぜ」

ナレ「ということで、四階に来ました。北と西に繋がる通路があります」
コンラト「西の通路は行き止まりでしたね」
ナタリー「じゃあ、北通路ね」
勇者「なんか怪しい通路に出たな、回転床のある狭い通路の先に宝箱がある。まるで、破
戒録カイジの鉄骨渡りみたいだ。これは良い物が入ってそうだ。ナタリー、ナビしろ!」
ナタリー「なによ、えらそうに( `ー´)ノ最初の三つは↑↑↑、次の三つは↓↓↓よ」
勇者「さすが。宝箱だ。『ひかりのよろい』ゲットだぜい!どうやら俺しか装備できない
ようだから貰っとくぜ」
コンラト「戻りますか?」
勇者「リリア、マップは?」
リリア 「この四階は、さっきの階段があるだけです」
勇者「じゃあ、降りるだけだな。なら、ここから飛び降りた方が早いな」
ナタリー「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」
ナレ「と、その場から飛び降りて三階へ」
ナタリー「もう、危ないじゃない!」
コンラト「髑髏どくろが三つ落ちています。さっきのように飛び降りた誰かが打ちどころ悪くて亡く
なったとか?」
リリア 「ありえますね」
ナタリー「もっと慎重に行動してよね」
勇者「へいへい。あ、小さなメダル見っけ(*^^)v」
ナタリー「聞いてないわね」
ナレ「三階を探索、北西の隅に宝箱」
勇者「小さなメダル見っけ(*^^)v」
リリア 「東の方……なんか怪しくありませんか?」
コンラト「回転床があって、北壁が途切れていますね」
リリア 「二階でもありましたね。老人がいて、5階に行けと。そういえば、まだ5階に到達
していません」
勇者「こりゃ、そこから落ちてみる必要がありそうだ」
ナレ「そこは塔の北側外壁庭園であった」
コンラト「壁に窪みがありますよ。通れそうです」
勇者「ふむ。北側通路に出たようだ」
ナレ「二階に上がると回転床が二つずつあった」
勇者「ここも壁が途切れているが、落ちたら?」
リリア 「先ほどの場所に落ちます」
勇者「なら、落ちないように。ナタリー、ナビしろ!」
ナタリー「へいへい。↓↓、そしてまた↓↓よ」
ナレ「後は通路と階段を素直に進むと5階に着く」
リリア 「この塔の構造が、何となく見えてきました」
ナタリー「なに?」
リリア 「つまりですね。碁盤の目を想像してください。碁盤の星と呼ばれる地点に広い空間
があって、それぞれを繋ぐように通路があります」
コンラト「なるほど」
ナレ「やがて、碁盤の天元に相当する中央祭壇の前にたどり着いた」
勇者「お?石像があるな」
ナレ「勇者は目のまえのせきぞうをながめた。ふしぎな気品のただよう美しい女神像だ」
コンラト「精霊ルビス様ではないでしょうか?」
勇者「どう見ても、ただの石像だぜ」
リリア 「ようせいのふえ、を使ってみたらどうでしょうか?」
勇者「ふえ?これか……マイラの温泉そばで拾ったヤツ」
リリア 「城壁の外にいたご老人が」
老人「ようせいのふえをもっているならば、この塔の5かいにいきなされ」
リリア 「と、おっしゃってましたから」
ナタリー「つまり、この石像に対して使えと言っていたのね」
ナレ「勇者は、ようせいのふえを取り出し吹いてみた。美しい音色が奏でられ、やがて女
神像が輝き出し、その真の姿を現し始めた」
ルビス「ああ、まるで夢のよう!よくぞ、ふういんをといてくれました。私は精霊ルビス。
このアレフガルドの大地をつくったものです。お礼に、勇者にこの『せいなるまもり』を
さしあげましょう」
勇者「……話が長くなるから区切るぜ。字数制限があるんでな」
ルビス「そして、大魔王をたおしてくれたなら、きっといつか、そのおんがえしをいたしま
すわ。私は、精霊ルビス。この国に平和がくることをいのっています」
ナレ「そう言い終わると、ルビスは姿を消した」
リリア 「メルキドの神官がおっしゃっていた、『たいようのいし』『あまぐものつえ』そし
て今『せいなるまもり』の3つが揃いました」
コンラト「その3つを持って、聖なる祠へ行けという指示がありました」
勇者「聖なる祠?それってどこだよ?精霊の祠とはまた別なのか?」
リリア 「聖なる祠の情報は、これまでにありませんでした」
ナタリー「ようせいの地図を見ながら、未踏破ちを探し回れってことでしょ」
勇者「しようがねえなあ……(と地図を見る)マイラのある大陸から南に別の大陸がある
から、船で行ってみよう」

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冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・35
2020.09.11

冗談ドラゴンクエストⅢ 冒険の書・35


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マイラ

ナレ「ラダトームから船に乗って、北から東へと向かうと次の目標の大陸が見えてくる」
コンラト「見てください。小島に何やら怪しげな塔が立っていますよ」
勇者「今はパスだ。まずは次の町に到着するのが先決だ。それからでも遅くない」
ナレ「小島を素通りして大陸に上陸した。東へ少し歩くと町が見えてくる」
青年「マイラの村にようこそ」
勇者「よし、反時計回りに情報集めだ」
村娘「道具屋のご主人は、とてもきようなひとですわ。そのままでは役に立たないもので
も、買いとってさいくをして、売り出したりするのですよ」

青年「その昔、おうじゃのけんは魔王により、こなごなにくだかれたとききます。しかし
その魔王ですら、おうじゃのけんをくだいてしまうのに、3年の年月を要したとか。いや
はやすごい剣もあったもんですね」
勇者「……(考え込んでいる)」
武具「ここは武器と防具の店だ。どんな用だい?」
勇者「見せてくれや」
武具「ゾンビキラー、ウォーハンマー、パワーナックル、やいばのよろい、みずのはごろ
も、みかがみのたて、けんじゃのつえ、いかがです?」
コンラト「やいばのよろいは反撃で、はぐれメタル用に最適です。すでに私が装備してますけ
ど、勇者さん用にもう一着いかがですか?」
ナタリー「みずのはごろもは、呪文や炎・吹雪攻撃を2/3に軽減するわ。ラスボス戦には必
要です」
リリア 「けんじゃのつえは、道具として使うとベホイミの効果がありますよ」
勇者「分かったよ。よろいと羽衣、けんじゃのつえ、をくれ!」
武具「まいどありがとうございます」
コンラト「武具屋の外に剣士がいますね」
ナレ「武具屋のぐるりと回って剣士の所へ行く」
剣士「うわさでは、精霊ルビスさまは西の島の塔の中に、ふうじこまれているそうだ」
リリア 「精霊ルビスさまって、このアレフガルドを創造されたというお方ですね」
コンラト「どうやら、ルビス様をお助けする必要があるようですね」
勇者「西の島の塔か……。ここに来る途中で見かけたやつだな」
ナタリー「マイラでやるべきことを終えたら行くべきね」
勇者「井戸があるな。覗いてみるか」
ナレ「井戸の中にはロープが垂らされており、探索する一行だったが何も見出すことはで
きなかった」
勇者「時間の無駄だったな。さて、宿屋もあるけどパスだ」
案内「ここは、ろてんぶろでございまーす」
ナタリー「露天風呂?HPやMPが回復するのかしら?」
勇者「入ってみればわかるぞ」
リリア 「え?服着たまま?」
ナレ「風呂に入ろうとしたが……」
勇者「だめだ。入れねえぞ……がしかし、昇降口で小さなメダル見っけ(*^^)v」
老人「お若いの。ろてんぶろはどうじゃな?」
ナレ「はい、いいえ、で答えてください」
勇者「知るかよ」
老人「ほう!お前さんも、ちと湯かげんがぬるいと思いなさるか。これも、この世がくら
やみにおおわれたため。またあつい湯につかりたいもんじゃのう」
勇者「ああそうかいなっと。確かこの露天風呂の南に……」
ナレ「風呂の南側の切り欠きから進んでいくと」
勇者「あった!ようせいのふえ!(*^^)v」
ナタリー「なによそれ?」
勇者「これはだなあ。ドラクエIでは、メルキドを守るゴーレムを倒すアイテム……なの
だがね。その上、道具として使うとラリホー(眠り)攻撃になるんだ」
リリア 「メルキドにはいませんでしたね。ゴーレムを造ろうとしている人はいましたけど」
占師「神はひかり。魔王はくらやみ。神と魔王はとおい昔から、たたかいつづけてきた、
ふたつのちからのみなもと。もし、ひかりの玉があれば魔王のまりょくをっよわめること
ができようぞ」
ナタリー「ひかりのたま、ですってよ」
リリア 「竜の女王から貰ったものが、魔王の力を弱めると?」
ナレ「占い所から南にある家に入る」
巫女「やまたのおろちというばけもののいけにえになりそうになった時、私たちはにげだ
しました。そして、この世界にまよいこんだのです。私の夫は、ジパングでかたなかじを
してましたのよ」
勇者「刀鍛冶?持っているオリハルコンを鍛えてもらえば、最強の剣を造ってもらえると
いうことか?」
コンラト「この部屋は?待合所みたいなところでしょうか」
商人「まいった!カンダタとかいう男に、おうじゃのけんだとだまされて、ただのはがね
のつるぎを買ってしまったのだ」
ナタリー「相変わらず悪どいことをやっていたのね。ラダトームの牢に入れられているはずだ
わ」
男 「うわさでは、おうじゃのけんはオリハルコンというものでできていたそうです」
コンラト「なるほど、これで決まりですね。オリハルコンで王者の剣が作れそうです」
青年「ジパングから来たっていう道具屋のだんななら、この上にいますよ」
リリア 「決まりですね。ここの道具屋さんは、元鍛冶屋で間違いないようです」
勇者「よし!道具屋に会おうじゃないか」
道具「ここは道具屋です。どんなご用でしょう?」
勇者「頼む!このオリハルコンを鍛えて王者の剣にしてくれ!」
道具「かしこまりました。手数料として12500ゴールド頂きます。また1日ほどお時間を
頂きたいと思います」
勇者「おう。頼むぜ(と、オリハルコンと12500Gを手渡す)」
道具「ありがとうございます。またのご利用お待ちしております」
勇者「そいじゃ、宿屋で明日を待つか」
ナレ「ということで、宿屋で一泊して再び道具屋の元へ」
道具「お待ちしておりました。できておりますよ、はい!王者の剣をどうぞ」
勇者「ご苦労だった。ありがたくいただいておく」
ナレ「ええと……これまでの道具屋との会話はフィクションです。実際のやりとりは、オ
リハルコンを22500Gで売って、王者の剣を35000Gで買い戻すという手順になります」
勇者「これが勇者最強の王者の剣か!(剣を手に持ち高々と天に捧げる)」
ナタリー「気に入ったようね。そろそろ次行きましょうか」
リリア 「次なる目標として、剣士さまが教えてくださった、西の島の塔に幽閉されていると
いう、精霊ルビスさまを解放して差し上げることでしょうか」
コンラト「西の島というと、ここに来る途中で見かけた小島ですね」
勇者「それだろうよ。行くぜ!」

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