美津子 II(美人教師の戯れ)

 目の前には、美津子の裸体に目を奪われて呆然と立ちすくむ田島がいた。  下半身裸のその股間のモノは張り裂けんばかりに怒り狂っている。 「まあ、素敵」  田島の性格はともかく、そのモノは今までのどの男よりも立派であった。  美津子は、欲しくなった。 「これはどうしても田島をその気にさせるしかないわね」  美津子は次のステップに入るべく、ソファーの上に膝をつくようにして座る と田島を手招きした。 「さあ、先生続きをやりましょう」  と言って、下着を脱ぎはじめた。  腕を後ろに回して、ブラのホックをはずす。  美津子のしなやかな指がブラの肩紐にかけられ、そのなで肩から肌をすべる ようにしてゆっくりと静かにずりおろされていく。  乳首がブラの生地の端に引っかかって、ぷるんとはじけるようにあらわれる 美津子の豊満な胸。何人の男に揉みしだかれたのだろうか、その形良く整った 山肌と谷間の稜線の美しさは、男をして放心状態に導く神の造形であった。  一挙一動が計算されつくされた官能的な動きをもって、田島の視線は完全に 釘付けであった。  美津子は田島に見せつけるようにたっぷり時間をかけてブラを脱ぎ終ると、 右手を差し出すようにしてそのブラをひらひらと宙にかざしてみせた。そっと 手をゆるめると一瞬指にまとわりついたかと思うと、ブラはテーブルの上に舞 い降りるように静かに落ちた。  田島の視線がそれを追ってガラステーブルへと移動する。  そこにはまだ温もりが残っているだろう美津子のブラが、冷たいガラステー ブルの上でブラウスとスカートと共に仲良くならんで輝いているようにみえた。 「先生……」  美津子はさらにガーターベルト、ストッキングを脱いでゆく。  そして最後の一枚に手がかかった。美津子のしなやかな手が、肌を這うよう にゆっくりとした動きで、パンティーの縁にかかったところでふと止まる。す こし腰を上げるようにしてすこしずつすこしずつパンティーをずらしていく美 津子。熱い視線を田島の方に投げかけながら、時々ためいきにもにた表情を見 せる……。
     
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