冗談ドラゴンクエスト II 冒険の書・24

メニューへ ナレ「まずはルーラシアからということで戻ってきた」 勇者「ここには地下牢がある。しかも片方はバリアーで守られているから、かなり重要な ものが手に入れられそうだ」 王子「帰郷したのですから、王様にお会いになられたらいかがですか?」 王様「おお、ムーンブルクの王女ではないか!心配しておったのだぞ。お父上や城の者た ちのことはまことに残念であったが、そなただけでも無事でよかった!これからはこのわ しが○○の父親代わりじゃ。困ったことがあったら、いつでもわしに言うのだぞ!」 王女「ありがとうございます。ルーラシア王……」 ナレ「自分の息子はよそに、王女の方を気遣う王さまだった」 勇者「ま、いつものことだ……」 ナレ「さらに地下牢に降りる一行」 衛兵「ここは、ろうや。勇者さまのような方がいらっしゃる所ではありませぬぞ!」 囚人「おいっ!ろうやのカギは持ってるか?」 勇者「持ってねえよ」 囚人「ちっ!さっさと行きやがれ!」 勇者「うそぴょん!持ってるよ」 囚人「うひょ〜ありがてえ!牢を開けてくれたお礼にいいことを教えてやろう。ラダトー ム城の王さまが命の紋章を持ってるらしいぜっ」 勇者「うむ、すでに持ってるぜ」 王女「牢を開けて上げたというのに、この人ここから一向に出ませんね。なぜでしょう?」 勇者「まあ、いつでも出られるということが気休めになるのだろう。それに三食昼寝付き だからな」 王子「もう一方の囚人は注意した方がよさそうですね」 王女「バリアー付きだから、相当の悪人なのでしょう」 勇者「とりあえず、トラマナだ。王子」 王子「まかせて」 ナレ「トラマナを詠じて、バリーを進む。鉄格子を開けて、中の神父姿の囚人に話しかけ る」 神父「ほっほっほっ、私をここから出してくれるのですか?ありがたいことです。あなた たちの亡骸をハーゴン様への手土産にしてあげましょう」 ナレ「神父は本性を現した。悪魔神官だったのだ」 勇者「なるほど、バリアー付きの牢屋に入れられていたのは、そういうことだったのか」 ナレ「戦いになるも、これまでの苦難でかなりレベルを上げていた一行の前に倒される悪 魔神官だった」 勇者「お、なんか落としたぞ!」 ナレ「勇者は、いかずちのつえを手に入れた」 王子「これ、僕と王女が装備できますよ。道具として使うと、バギの効果があります」 勇者「バギか……。王子はその呪文覚えているし、ロトの剣装備しているから、王女が装 備しろよ」 王女「いいの?」 王子「ええ、僕は構いませんよ」 王女「なら遠慮なく(装備した)」 王子「おや、神官のいた場所に何か落ちてます」 ナレ「王子は、すばやさのたねを手に入れた」 勇者「次はサマートリア城か」 囚人「坊主、いいことを教えてやろう。銀のカギを手に入れろ!銀のふちのドアなら、全 部そのカギひとつで開けることができるぜっ」 囚人「どうせ、もうすぐ世界は破滅するんです。盗みくらいいいじゃないですか、ねぇ」 勇者「たいしたことなかったな。次はサンペタか……。焚火の老人の所に行く途中にあっ たな」 ナレ「サンペタに到着し、牢獄の前に来た」 王子「魔物が二匹捕らえられていました」 王女「さて、今度は何を持っているかしら」 勇者「戦って勝てば分かる」 ナレ「鉄格子を開けて、魔物に対峙する」 魔物「キイ!キイ!」 ナレ「ベビル二匹が現れた」 勇者「こしゃくな、いてもたれ!」 王女「なんか……悪役が言ってるみたい」 ナレ「火の息を吐くベビルだったが、難なく倒してしまう」 勇者「俺たち、つおーい!(ガッツボーズ)」 王女「何か落としたわ」 勇者「水の紋章だ!」 王子「やりましたね。これで五つの紋章全部集めましたよ」 勇者「それで、どうすればいいのだ?」 王女「そのことも大事でしょうが……。牢屋はまだありましたよ」 王子「そうでしたね。デルコンダル城の牢獄の囚人から何か聞けるか行ってみましょう」 ナレ「デルコンダル城に戻って牢屋を開けると……」 囚人「お前はいつぞやの……そうか、ついに牢のカギまで手に入れたか!金のカギのこと を教えてやった甲斐があったというものだ。では、ありがたく出させてもらうぞ。お前た ちも元気でな!」 王子「……。逃げて行ってしまいましたね」 勇者「誰も見てないよな?俺たちもトンズラするぞ」 王子「なんか……」 勇者「いうな!黙っていればバレないさ。とにかく次はザハンだ。神殿の奥の通路をまだ 見ていない」 ナレ「ドンずらこいて、ザハンに飛んだ」 王子「ちょ、ちょっと、ナレーションさん、その言い方は」 ナレ「勇者に合わせただけです。ザハンに到着しましたよ」 勇者「神殿の前に来たぞ。王子、トラマナだ」 王子「分かりました」 ナレ「バリアーの床を慎重に進んで、通路の先左側に入って鉄格子を開けると」 王女「機織り機がありました!(目を☆彡キラキラと輝かせて)」 王子「これで、水の羽衣が作れますね」 勇者「ついでに右側は……いのりのゆびわ、だな」 王女「テパに戻りましょう」 王子「分かりました。ルーラ!」 ナレ「テパに着くと同時に駆け出して、ドン・キホーテ、じゃなくてドン・モハメの所へ とッシュする王女だった」 ドン「お若いの。道具をそろえて来たな。どうしても、このわしに仕事をさせたいらしい。 よし!水の羽衣を織ってしんぜよう。しかし、時間がかかるぞ。日を改めて取りに来るが よい」 王女「できあがるまで、ラゴスから取り返した水門のカギを返しておきましょうよ」 勇者「と、その前に水門を見てみないか?」 王子「早く返してあげた方がいいのでは?困っているんじゃないですかね」 勇者「いいから、いいから」 ナレ「問答無用に水門のところに行く勇者だった」 勇者「よし、開けるぞ」 王子「わたしは見てませんからね」 王女「あたしもです」 勇者「門扉を開けてと……。なんだ何もないぞ。おっと、カギ穴があるな。このカギで開 くのかな?」 ナレ「カギを差し込んで回してみると、外で大きな音が……」 王子「ありゃあ!水門が開いて、水が流れ出しましたよ」 勇者「で、出よう。ここはもう用がない(*ノω<*) アチャー」 ナレ「取り敢えず、水門のカギを返しに行く」 男性「水門のカギを取り返して下さったのですね!あ、ありがとうございました」 勇者「ま、まあな……。じゃあな」 ナレ「そそくさと退散する勇者だった」 勇者「日を改めるのか?」 王女「宿屋で一泊すれば、自動的に日が改まります」 王子「泊まるって……。なんかまた旅疲れで寝込むとか?」 勇者「なあに大丈夫さ。、せかいじゅのはも持っているしな」 王子「それならいいです。泊まりましょう」 ナレ「何事もなく夜が明けて」 王女「さあ、行くわよ!」 ドン「おお、いいところに来た!今ちょうど出来上がったところじゃ!ほーれ、これが水 の羽衣じゃ。そちらの娘さんに着せるとよかろう」 王女「ありがとうございました」 勇者「爺さんのいうとおり、王女が着なよ」 王女「うん。(((o(^。^")o)))ワクワク」 ナレ「水の羽衣は、ギラ系の呪文や火炎ブレスなどの特殊攻撃のダメージを半分にする効 果があります」 勇者「なるほど、それでか。王女が執着した訳が、分かったな」 王子「これで、一通り牢屋巡りが完了しましたね」 ナレ「そこへ、やってきたのは……」 男性「ちょっと、あなた。すいもんのかぎを勝手に開けたでしょ。こまるなあ……。 えっ!?大神官ハーゴンをたおすために旅を?あわわわ……。」 勇者「そ、そうなんだよ。だから悪かったな」 ナレ「ということにして、テパの村を足早に立ち去るのだった」
     

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