冗談ドラゴンクエスト
冒険の書・1


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11/25 20:17 ナレ1「とある王国。町を出ればモンスターが徘徊し、魔王が支配力を広げようとしていた。そんな折、一人の若者が国王の前に呼び出された」
11/25 20:24 国王「よくぞ参った。待っておったぞ」
11/25 20:24 勇者「別に来たくて来たわけじゃねえよ。親に引きづられて来ただけだい」
11/25 20:26 国王「そうそうか。おまえを呼んだのは他でもない。我が国をモンスター達が襲い掛かり、魔王の元へ姫を連れ去ってしまった。おまえには姫を救い出してもらいたい」
11/25 20:27 勇者「一つ聞きたいのだが、その姫と言うのは若い美人か?」
11/25 20:27 国王「城下には、おまえを手助けしてくれる仲間が待っているはずだ。彼らと合流し共に魔王討伐に向かってくれ」
11/25 20:28 勇者「おい、聞いてないのかい。国王さんよ。姫は美人かと聞いてるんだ」
11/25 20:29 国王「支度金として100Gをおまえに授けよう。城下町で装備を整えて、野へ繰り出してモンスターを退治し、腕を磨いて精進し魔王の元へと向かってくれ」
11/25 20:30 勇者「ちょっと待てよ。いまどき100Gで何が買えるってんだよ。姫を救い出すのだろう? 地下の宝物庫に王家の神剣があるらしいじゃないか。それをくれ」
11/25 20:30 国王「それではしっかりと戦って、国の危機をそして姫を救ってくれ」
11/25 20:30 勇者「おい。いい加減にしろよ。こっちの言い分にも耳を傾けろよ」
11/25 20:32 ナレ1「有無を言わさず100Gを手渡され城外に追い出される勇者であった」
11/25 20:32 勇者「まったく……100Gで何が買えるってんだよ」
11/25 20:33 ナレ1「といいつつ武具屋に入る」
11/25 20:34 武具屋「へい、いらっしゃい! 武具屋でやんす」
11/25 20:34 勇者「とにかく見せてくれや」
11/25 20:35 武具屋「これなんかどうどすか? ドラゴンバスター剣1000000Gに、ジュラルミン製盾100000G、そして炭素繊維ファイバー兜500000G。どれも使い心地満点どす」
11/25 20:35 勇者「おい、俺がそんなにGを持っているように見えるか?」
11/25 20:37 武具屋「言ってみただけやねん。いくら持ってんねん」
11/25 20:41 勇者「100G」
11/25 20:42 武具屋「ざけんじゃねえ! そんな貧乏人相手にしてる時間あるか!」
11/25 20:43 ナレ1「と、いきなり放り出される勇者であった」
11/26 19:12 勇者「だから100Gじゃ、何も買えねえと言ったじゃないか。この物価高だぞ!」
11/26 19:15 通行人女「ねえ、ねえ。お兄さん」
11/26 19:16 勇者「だれだ!」
11/26 19:16 ナレ1「声のした方に振り向くときれいなお姉さんが手招きしている」
11/26 19:17 通行人女「ちょっと、寄ってかない?」
11/26 19:17 勇者「そういえば、仲間が城下にいると言っていたな」
11/26 19:17 通行人女「こっちよ」
11/26 19:18 ナレ1「女に案内されるままに、後ろをついていくとそこは安アパート。その一室に一緒に入る勇者」
11/26 19:18 通行人女「安アパートだけどいいでしょ?(と、言いながら服を脱いでいく女)」
11/26 19:21 勇者「据え膳食わぬはなんとかと言うからな……」
11/26 19:22 ナレ1「英雄色を好む。血液はすでに下半身に集中していて、脈絡のない状態なのにも気づかない」
11/26 19:23 勇者「そいじゃ、ご好意に甘えて(と服を脱ぎ、いきなり襲い掛かる)」
11/26 19:23 通行人女「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。あ! あっ、あっ!」
11/26 19:24 ナレ1「女の声など聞こえていない。夢中で女にしゃぶりつき、事を成し遂げてしまう勇者であった」
11/26 19:25 勇者「ふう……っ。久しぶりだったから、実に良かったぜ」
11/26 19:25 通行人女「な、なにが良かったよ。いきなり襲い掛かって、しかも中出しまでして、この責任とってもらうからね」
11/26 19:26 勇者「誘ったのはそっちじゃないか」
11/26 19:26 通行人女「あのねえ……。まあ、いいわ。はいっ(と、手を差し出す)」
11/26 19:27 勇者「なんだよ、その手は?」
11/26 19:28 通行人女「お金に決まっているじゃない。あなた、ただで女が抱けると思ってたの?」
11/26 19:28 勇者「知るかよ! 勝手に誘っておいて、金をふんだくろうとは、売春婦にも劣る行為だぞ」
11/26 19:29 通行人女「だから、あたしは売春婦なの!」
11/26 19:29 勇者「なんだよ。それなら最初から言えよ」
11/26 19:30 通行人女「言わなくったって、こういうことは常識じゃない!」
11/26 19:31 勇者「何にしても持ってる金はこれだけだ(と、100Gの金を見せる)」
11/26 19:31 通行人女「本気なの?」
11/26 19:31 勇者「冗談言っているように見えるか?」
11/26 19:32 通行人女「まったく……とんでもない奴を相手にしてしまったわ。とにかく頂くものは頂くわよ」
11/26 19:32 勇者「100Gでいいのか?」
11/26 19:33 通行人女「冗談言わないでよ。だれが100Gでいいって言ったのよ。10000G、耳を揃えて支払ってもらうわ」
11/26 19:49 勇者「10000G! あるわけないだろ」
11/26 19:49 通行人女「なければ身体で払ってもらうわ。こら! パンツを脱ぐな。勘違いしないで!」
11/26 19:50 勇者「こっちの身体じゃないのか?」
11/26 19:50 通行人女「あのねえ……。あんまりこんな話ばかりしてると、18禁になっちゃうじゃない!」
11/26 19:51 勇者「俺はかまわないぞ」
11/26 19:51 通行人女「もういい! あなたと論議してると頭が痛くなるわ。とにかく身体で払うってのは、仕事を引き受けてもらうのよ」
11/26 19:52 勇者「どんな仕事だ?」
11/26 19:52 通行人女「ギルドで仕事を斡旋しているわ。そこで依頼を受けて報酬をあたしが貰うのよ」
11/26 19:53 勇者「なんで俺が働いて、報酬をおまえが貰うんだ?」
11/26 19:53 通行人女「何を言ってんのよ。あなたには、あたしに10000Gの借金があるんだからね」
11/26 19:54 勇者「いつ、そんな借金ができたんだ?」
11/26 19:54 通行人女「たったいまよ! ふさけないでよね。あたしとしたくせに」
11/26 19:54 勇者「同意の上での行為は強姦罪にならないはずだが」
11/26 19:55 通行人女「もう! 18禁になるって何度言ったらわかるの!」
11/26 19:55 勇者「い、痛い。痛い。痛い」
11/26 19:56 ナレ1「これ以上口論しても無駄と判断し、勇者の耳を引っ張って、ギルドへと連行する女だった」
11/26 20:06 ギルド「やあ、お客さん、久しぶりじゃないですか。ええと……、そちらのお客さんは、初顔だね」
11/26 20:07 通行人女「こいつが、仕事をしたいそうだ」
11/26 20:08 勇者「俺は、まだやるとは言っていないぞ。それにこいつとはなんだ。俺にはちゃんとした名前が……」
11/26 20:08 通行人女「そういや、まだ名前を聞いていなかったわね」
11/26 20:09 勇者「勇者だ!」
11/26 20:09 通行人女「ぷっ! 何それ、ふさけてるの?」
11/26 20:10 勇者「ふざける? 勇者という名前の勇者なのだ」
11/26 20:12 ギルド「そんなこと言ってると後が大変なんだがなあ……。わしはギルドという名前になるのか。他大勢というキャストもいるぞ」
11/26 20:13 通行人女「あたしは、通行人女? いやよ、そんな名前は」
11/26 20:13 勇者「いい名前じゃないか」
11/26 20:14 ギルド「……まあ、いい。で、仕事を請ける気はあるのかないのか、はっきりしてくれ」
11/26 20:14 勇者「楽な内容で、高給な仕事はないか? 突っ立てるだけで1000000Gとかな」
11/26 20:15 ギルド「そうだな……隣村まで荷物を運ぶ仕事はどうだ?」
11/26 20:21 勇者「1000000Gか?」
11/26 20:22 ギルド「50Gだ」
11/26 20:23 勇者「ふざけるなよ! 誰がそんなチンケな仕事を引き受けるか!!」
11/26 20:28 通行人女「ふざけてるのは、あなたじゃない。身も知らぬ初対面に重要な仕事を最初からまかせられると思う? まずは手始めに簡単な仕事からというのが常識よ。仕事をこなしていくうちに信用がついてきて、大きな仕事を任せられるようになるというものよ」
11/26 20:29 勇者「面倒だな」
11/26 20:29 通行人女「馬鹿言ってんじゃないの!」
11/26 20:30 勇者「しかし、50Gなんてはした金受け取っても何も買えんじゃないか。ここの武器屋においてあるのは6桁や7桁という馬鹿高い代物ばかりなんだぜ」
11/26 20:31 通行人女「それはここが城下町だからよ。魔王を退治するために必要な最強の武具が置いてあるのよ」
11/26 20:31 ギルド「荷物を運ぶ隣村に行けば50Gで買える安い武具を売っているよ。何せ冒険の最初の村だからね」
11/26 20:32 勇者「冒険の最初?」
11/26 20:32 通行人女「そういうことよ。冒険はそこからはじまるのよ」
11/26 20:33 勇者「じゃあ、この城下町はなんなんだ?」
11/26 20:34 通行人女「決まっているじゃない。国王に謁見し、冒険の使命を受けるために存在するのよ。あなた、国王から姫の救出を依頼されたでしょう?」
11/26 20:35 勇者「そう言われればそんなこと言われたような気も……そうだ。ところで姫は美人なのか?」
11/26 20:40 通行人女「姫を救出するために、魔王の居城の場所とかの情報を集め、立ちはだかるモンスターをなぎ倒して、経験を積んで一人前の冒険者になる必要があるわ。その時のために必要な強力な武具がここにあるというわけよ」
11/26 20:40 勇者「おい!」
11/26 20:40 通行人女「その仕事請け負います」
11/26 20:41 勇者「こら! 無視するなよ」
11/26 20:42 ギルド「よし決まりだな。依頼主は城下町の南門のそばの道具屋だ。荷物を受け取って届け先を聞いて、隣村へ向かってくれ」
11/26 20:45 勇者「だから、人の言うことを聞けよ!」
11/26 20:47 通行人女「ほれほれ、依頼を受けに道具屋に行くわよ」
11/26 20:49 ナレ1「と、勇者の背中を押してギルドを出る」
11/27 15:22 勇者「結局……完全に無視されたな」
11/27 15:25 通行人女「さっきから何ぶつぶつ言ってるのよ。あ、ほら。道具屋が見えてきたわ」
11/29 05:52 ナレ1「軒先に薬草と思われる植物の図柄の入った看板が下がっているのが見える。扉を開けて中へ入る二人」
11/29 05:52 道具屋「いらっしゃいませ!」
11/29 05:53 通行人女「客ではありません。ギルドの依頼を受けた者です。荷物の配達だとか聞きましたが」
11/29 05:58 道具屋「あらあ、早速引き受けてくれる方がいたのね。ついさっき依頼を出したばかりなのに」
11/29 06:00 勇者「ご安心ください、お嬢さん。美人の依頼は断らないことにしています」
11/29 06:02 ナレ1「と言いつつ、ちゃっかりと道具屋の娘の手を取っている勇者であった。それもそのはず、この道具屋の娘は絶世の美女と言ってもいいくらいの美人だったのである。しかもとびきり若かった」
11/29 06:05 通行人女「まったく……遊び人の性格、もろ出しじゃないの! これで本当に勇者なの?」
11/29 06:08 勇者「だから言ってるだろ。俺は根っからの遊び人なんだってよお。勇者なんてなりたくてなったんじゃねえやい!」
11/29 06:09 道具屋「あ、あのお……。この方は、遊び人なんですか? それとも勇者さまなのですか?」
11/29 06:30 ナレ1「いきなり手を取られて困惑しながら、通行人女に向かって尋ねる道具屋の娘であった」
11/29 06:35 通行人女「城から出てくるのを見ていたしね……。どうやら勇者というのは本当らしいんだが、どうみてもすけべったらしの遊び人そのままね。脈絡もなく襲い掛かってくるしさあ」
11/29 06:37 道具屋「まあ! 襲われちゃったんですか?」
11/29 06:41 通行人女「いろいろとあってね……。んでもって、こいつには10000Gの貸しがあって、その返済のためにギルドで働いてもらってるんだよ」
11/29 06:51 勇者「てやんでえ! そんな金、借りた覚えなんかないわい」
11/29 06:52 道具屋「とか言ってますけど?」
11/29 06:56 通行人女「こいつの言うことには耳を傾ける必要はないわよ」
11/29 06:57 勇者「なんだとお!」
11/29 06:58 道具屋「あのお……。どうでもいいんですけど、いい加減手を離していただけませんか?」
11/29 07:02 ナレ1「そうなのだ。会話の間中もずっと、馴れ馴れしく手を握り締め、さすったり、なでなでしながら、その柔肌の感触を楽しんでいたのである」
11/29 12:50 通行人女「いい加減にしないか!(と勇者の頭をポカリと叩く)」
11/29 17:47 勇者「痛えなあ!(と頭をさすっている)」
11/29 17:49 通行人女「ところで……そろそろご用件を承りたいのですが?」
11/29 17:49 道具屋「え? あ、ああ。そうね、その通りね」
11/29 17:50 ナレ1「いきなり見知らぬ男に手を握られてしまったのだ。動転してしまっても仕方がないだろう」
11/29 18:00 道具屋「依頼というのは、ここから東へ約28000マイラの所にあるモトス村にいる姉にこれを届けてほしいのです」
11/29 18:11 ナレ1「と取り出したのは表面に綺麗な細工の施された、一見宝石箱のような小箱であった」
11/29 18:15 勇者「28000マイラだあ!? 最低でも10日はかかるじゃないか。依頼料は50Gなんだろ?」
11/29 18:18 通行人女「うーん。確かに安すぎるわね」
11/29 18:37 道具屋「いえ、これには訳があるんです。本当の依頼料は7800Gです。これはとても大切なものですから、報酬目当てで何でも引き受けるような請負人には任せられないと思って……。それで50Gという誰も引き受けないような報酬でも請け負ってくれる方なら誠意で大切に運んでくれるのではないかと考えました」
11/29 18:46 通行人女「なるほどね。確かに報酬が高いと、当然荷物も高額だと推測できるし、下手すら荷物を持ち逃げされることもあるわよね」
11/29 18:52 勇者「7800Gか……10000Gにはちょっと足りないが、まあ最初の仕事としては妥当な線だろう」
11/29 18:53 通行人女「おやおや。どうやらやる気になっているようね。いい事だわ、ちゃんと無事に届けられれば借金を大幅に減らせるわよ」
11/29 18:53 勇者「うるせえ!」
11/29 18:54 道具屋「あの、依頼には条件があるんです」
11/29 18:54 通行人女「条件?」
11/29 18:56 道具屋「非常にデリケートなものですので、キメラの翼やルーラなどの跳躍魔法などは使わないでください。もちろん飛行船などに乗船して運ぶのも厳禁です」
11/29 18:57 勇者「つまり、28000マイラという距離を地べたを這いずって行けということか?」
11/29 18:57 道具屋「そういうことになります」
11/29 19:02 通行人女「それは難儀ね」
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