冗談ドラゴンクエストV 冒険の書・35

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マイラ ナレ「ラダトームから船に乗って、北から東へと向かうと次の目標の大陸が見えてくる」 コンラト「見てください。小島に何やら怪しげな塔が立っていますよ」 勇者「今はパスだ。まずは次の町に到着するのが先決だ。それからでも遅くない」 ナレ「小島を素通りして大陸に上陸した。東へ少し歩くと町が見えてくる」 青年「マイラの村にようこそ」 勇者「よし、反時計回りに情報集めだ」 村娘「道具屋のご主人は、とてもきようなひとですわ。そのままでは役に立たないもので も、買いとってさいくをして、売り出したりするのですよ」 青年「その昔、おうじゃのけんは魔王により、こなごなにくだかれたとききます。しかし その魔王ですら、おうじゃのけんをくだいてしまうのに、3年の年月を要したとか。いや はやすごい剣もあったもんですね」 勇者「……(考え込んでいる)」 武具「ここは武器と防具の店だ。どんな用だい?」 勇者「見せてくれや」 武具「ゾンビキラー、ウォーハンマー、パワーナックル、やいばのよろい、みずのはごろ も、みかがみのたて、けんじゃのつえ、いかがです?」 コンラト「やいばのよろいは反撃で、はぐれメタル用に最適です。すでに私が装備してますけ ど、勇者さん用にもう一着いかがですか?」 ナタリー「みずのはごろもは、呪文や炎・吹雪攻撃を2/3に軽減するわ。ラスボス戦には必 要です」 リリア 「けんじゃのつえは、道具として使うとベホイミの効果がありますよ」 勇者「分かったよ。よろいと羽衣、けんじゃのつえ、をくれ!」 武具「まいどありがとうございます」 コンラト「武具屋の外に剣士がいますね」 ナレ「武具屋のぐるりと回って剣士の所へ行く」 剣士「うわさでは、精霊ルビスさまは西の島の塔の中に、ふうじこまれているそうだ」 リリア 「精霊ルビスさまって、このアレフガルドを創造されたというお方ですね」 コンラト「どうやら、ルビス様をお助けする必要があるようですね」 勇者「西の島の塔か……。ここに来る途中で見かけたやつだな」 ナタリー「マイラでやるべきことを終えたら行くべきね」 勇者「井戸があるな。覗いてみるか」 ナレ「井戸の中にはロープが垂らされており、探索する一行だったが何も見出すことはで きなかった」 勇者「時間の無駄だったな。さて、宿屋もあるけどパスだ」 案内「ここは、ろてんぶろでございまーす」 ナタリー「露天風呂?HPやMPが回復するのかしら?」 勇者「入ってみればわかるぞ」 リリア 「え?服着たまま?」 ナレ「風呂に入ろうとしたが……」 勇者「だめだ。入れねえぞ……がしかし、昇降口で小さなメダル見っけ(*^^)v」 老人「お若いの。ろてんぶろはどうじゃな?」 ナレ「はい、いいえ、で答えてください」 勇者「知るかよ」 老人「ほう!お前さんも、ちと湯かげんがぬるいと思いなさるか。これも、この世がくら やみにおおわれたため。またあつい湯につかりたいもんじゃのう」 勇者「ああそうかいなっと。確かこの露天風呂の南に……」 ナレ「風呂の南側の切り欠きから進んでいくと」 勇者「あった!ようせいのふえ!(*^^)v」 ナタリー「なによそれ?」 勇者「これはだなあ。ドラクエIでは、メルキドを守るゴーレムを倒すアイテム……なの だがね。その上、道具として使うとラリホー(眠り)攻撃になるんだ」 リリア 「メルキドにはいませんでしたね。ゴーレムを造ろうとしている人はいましたけど」 占師「神はひかり。魔王はくらやみ。神と魔王はとおい昔から、たたかいつづけてきた、 ふたつのちからのみなもと。もし、ひかりの玉があれば魔王のまりょくをっよわめること ができようぞ」 ナタリー「ひかりのたま、ですってよ」 リリア 「竜の女王から貰ったものが、魔王の力を弱めると?」 ナレ「占い所から南にある家に入る」 巫女「やまたのおろちというばけもののいけにえになりそうになった時、私たちはにげだ しました。そして、この世界にまよいこんだのです。私の夫は、ジパングでかたなかじを してましたのよ」 勇者「刀鍛冶?持っているオリハルコンを鍛えてもらえば、最強の剣を造ってもらえると いうことか?」 コンラト「この部屋は?待合所みたいなところでしょうか」 商人「まいった!カンダタとかいう男に、おうじゃのけんだとだまされて、ただのはがね のつるぎを買ってしまったのだ」 ナタリー「相変わらず悪どいことをやっていたのね。ラダトームの牢に入れられているはずだ わ」 男 「うわさでは、おうじゃのけんはオリハルコンというものでできていたそうです」 コンラト「なるほど、これで決まりですね。オリハルコンで王者の剣が作れそうです」 青年「ジパングから来たっていう道具屋のだんななら、この上にいますよ」 リリア 「決まりですね。ここの道具屋さんは、元鍛冶屋で間違いないようです」 勇者「よし!道具屋に会おうじゃないか」 道具「ここは道具屋です。どんなご用でしょう?」 勇者「頼む!このオリハルコンを鍛えて王者の剣にしてくれ!」 道具「かしこまりました。手数料として12500ゴールド頂きます。また1日ほどお時間を 頂きたいと思います」 勇者「おう。頼むぜ(と、オリハルコンと12500Gを手渡す)」 道具「ありがとうございます。またのご利用お待ちしております」 勇者「そいじゃ、宿屋で明日を待つか」 ナレ「ということで、宿屋で一泊して再び道具屋の元へ」 道具「お待ちしておりました。できておりますよ、はい!王者の剣をどうぞ」 勇者「ご苦労だった。ありがたくいただいておく」 ナレ「ええと……これまでの道具屋との会話はフィクションです。実際のやりとりは、オ リハルコンを22500Gで売って、王者の剣を35000Gで買い戻すという手順になります」 勇者「これが勇者最強の王者の剣か!(剣を手に持ち高々と天に捧げる)」 ナタリー「気に入ったようね。そろそろ次行きましょうか」 リリア 「次なる目標として、剣士さまが教えてくださった、西の島の塔に幽閉されていると いう、精霊ルビスさまを解放して差し上げることでしょうか」 コンラト「西の島というと、ここに来る途中で見かけた小島ですね」 勇者「それだろうよ。行くぜ!」
     
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